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2017.12.06 (Wed)

良かった・・・・

こんばんは。


また再開してから
実は、不安だったんです。

今更、書いても受けいれてもらえないのでは・・・と。
だってかなり放置していたんですよ。


なので、
拍手とかいただけて
とっても嬉しいです。
本当に有り難うございます。

拍手は、書くための原動力です。
またボチボチ書いていきますね。

まだリアルの件が
解決してなくて
落ち着かないのですが。
それでも、ここに居場所があるから。



明日また一つ歳を取りますが。
それを新たな出発だと思って、就寝いたします。



瓔悠

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23:35  |  独り言  |  CM(13)  |  EDIT  |  Top↑

2017.12.02 (Sat)

【約束は、叶える為にある・5】

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「こんな朝も早くから、なんだよ。
何か用なのか?」

いつもとは違う出勤時間に驚いている様子の几鍔。
その怪訝そうな表情に向かって、夕鈴は真剣な瞳をぶつけた。

「あのっ!あんた・・・いや違う、几鍔に訊きたいことがあって」
「オレにか?」
「そう、お願いがあるの・・・・・その、私の事を色々と教えて欲しくて。
私の知らない私を、私を無くした私に。
几鍔しか頼れなくて!だから・・・お願いしますっっ!!」

夕鈴は捲し立てると、そのまま直立不動で深く頭を下げた。
その生真面目な姿勢に、几鍔が更に驚きの表情を浮かべる。

「改まって何だよ・・・・気持ち悪ぃな。
そんな事くらいお安い御用ってもんだよ」
「ゴメン・・・・・ありがと」

緊張した面持ちだった夕鈴がフゥと息を吐き出して、柔らかく微笑んだ。
それを見て、几鍔は照れた様に自分の頭をガシガシと掻いた。

「そうだな・・・お前が覚えていない事って言えば、何だったっけな。
ああ、そうだな。まずお前は、家から出て住み込みで王宮で働いてたんだ」
「はぁ?私が??
そんな、私とトンと縁がない所でどうして働いているのよ」
「確か、お前の親父さんが見つけてきたとか言っていたな」
「父さんが??」
「まぁな」

几鍔の言葉に、あからさまに嫌そうに顔を歪める夕鈴。

「はぁ~~~。それってまた博打処なんかで、
博打の借金の肩に王宮勤めの方から無理難題を押し付けられたとかじゃないの?」
「さぁな・・・その辺りの経緯をオレは知らないんだよ」
「それなら・・・・私は王宮でどんな仕事をしてるの?」
「それは下女だと言ってたな・・・王宮の隅っこを掃除しているとか。
それ以上の事はオレも知らないし・・・・多分、親父さんも知らねぇんじゃないか?
そう言えば、お前・・・・借金しているとか言ってたな」
「はい?借金、ですって~~~~~。
私ってば、何をしたぅって言うの??」
「知らねぇよ」

夕鈴は、目を白黒させて口はアワアワと戦慄いている。
その様子が余りにも滑稽で、
笑いを堪えようとしていた几鍔も耐え切れず吹き出ししまっていた。
しかしその笑いも直ぐに引っ込んでしまう。
それは、そう・・・几鍔の目の前の夕鈴の薄茶の目が座っていたからだ。

「借金の事は、今は取りあえず置いておくことにするわ。
それよりも、他には?もう無いの?几鍔が知っていることはっっ!」

夕鈴はせっつく様に、几鍔へと質問を投げかける。
肩を窄めながら、その先をポツポツと几鍔は言葉を紡ぐ。

「そこでお前は、王宮の役人の李翔と言う輩と出会った様で・・・。
お前が休暇で宿下がりをして来る度について来ていたんだ」
「役人の李翔さん???・・・・・・・ゴメン、覚えが無い」
「だろうな。覚えていたら、お前が家に帰って来てる筈は無いしな」
「うん?どういう事よ」
「お前が覚えていないんだから、オレはそれ以上の事は言わねぇよ。
(言う訳ないだろうが!恋敵に塩を送る様な真似は)」

黙りこくった几鍔に、なおも食いつこうかと夕鈴は思ったが、
キリッと引き締まった表情の几鍔にはもう訊く事が出来なかった。

「まぁ、いいわ。
それで他に知っている事は?」
「お前が少し体調を壊したとかなんかで、実家に帰ってきたんだよ」
「そこは知っている・・・・・覚えているわ。
でも、誰が連れて帰って来てくれたのかは・・・・・分からない」
「オレが知っている事は、これくらいだ」
「そう・・・・・・・・ありがと」

夕鈴は、俯いて唇を噛んだ。
あの人の事は、よく分からなかった。
でも、夕鈴は気付いていた。

あの時、自分を訪ねて来てくれた人は、『李翔さん』だという事を。
そして、自分がしなくちゃいけない事を。

だって!借金返済が終わっているのか、分からないし。
それに・・・・・・・・・・・・・・・・。
あの人のあの哀しい瞳が忘れられないから。
きっと何かあったんだ。
私とあの人との間に。

それを知らないと、前には進めない。
だから。
私は。

『王宮に行く』

「几鍔、ありがとう。
私は私を取り戻すわ」

そう溌溂と言葉を投げて、夕鈴は踵を返した。
几商店を後にして、向かうは遠くにそびえ立つ王宮。

駆け出した夕鈴の後には、狼陛下の有能な隠密が人知れず追いかけていた。


続く。





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16:01  |  夫婦設定  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.12.02 (Sat)

やばっ、

おはようございます。
お久しぶりです・・・・・・・。


気が付けば、広告が出てました。
あの記事から1ヶ月以上経って・・・・・いる。


うむ。
ああ。
まずい。


何でこんなことになったのか?!
・・・・・・・・・・・・・・。

息子の来年の卒部の際のサンプルDVD製作とかが忙しく。
それが終われば、仕事でトラブルが続出。
今現在、鬱気味で・・・・。
そのせいで、体調不良が続き、
最後には脳のCTを撮りに行く始末。

何もしたくない。
落ち込んで、話が書けない。
それでも母業は止められない。


そんな感じで、穴に籠った感じで毎日過ごしてました。
ああ、勿体無い日々。


まぁ、それでもようやく、終わりがみえてきました。
なので、穴から抜け出せそうです。


サークル誌の方の原稿締め切りも迫ってますし。
ネタ出しすらしてないですが、間に合うのか?
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
相変わらず、ギリギリにならないと動けない人です。
(いつも何かに邪魔される・・・・)


そんな感じで
少しリハビリを!!


今日は旦那様は職場の結婚式に行くので
纏まった自由時間が取れそう。
何か後でUPしますね。


更新無くても、訪問くださっていたゲスト様、
誠に有り難うございました。



瓔悠。

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07:03  |  独り言  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2017.10.31 (Tue)

ただいまです

こんにちは!!!


ただいま、です。
今月は中学の文化祭バザーと子ども会ハロウィン行事で
バタ狂う位、忙しくしてまして・・・こちらが疎かになってました。
どちらの行事も責任者になっていたせいで、首が回らない位ドタバタ。
身体がしんどい~~~寝たい~~~きつい~~~。
と何度叫んだことか。
どちらの行事も無事に、取りあえず終りました。

ホントは、準備等の段取り予定から先週の月曜日くらいには落ち着いて、
やっとこちらに戻れるはずでした。

ところが、緊急事態発生致しまして・・・。
実家の父が救急搬送されて入院してしまったんです。
今もなんですが。
今まで全くの健康な人で、70過ぎても精力的に活動している人だったので、
母を始め周りの家族・親戚が右往左往して。
落ち着くまで、1週間近く要しました。

まぁ、まだ完全には落ち着いてはいませんし。
今からが色々と大変ですが、私も気持ち的に落ち着き
色々考えていたことから逃れたくて、コチラで活動してストレスを解消していこうと思ってます。

更新頻度が上がるわけではありませんが、
私の心の均衡を保つために、コチラに書き散らしていきますね。


宜しければ、お付き合いくださいませ。
どうぞ宜しくお願いいたします。



瓔悠。


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11:28  |  独り言  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2017.10.13 (Fri)

【約束は、叶える為にある・4】

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あの人って、私にとってどういう人だったんだろう・・・・・。
あの憂いを帯びた深紅の双眸が忘れられない。
私・・・もっとあの人の話を聞いていれば良かったのかしら。
そうすれば、あんな切なげな瞳をさせずに済んだの?


気が付けば、あれから瞬く間に1週間が経っていた。
―――ああ、眠れない。
今夜も眠れそうにない。

いっぱい考えても。
今更、後悔しても。
もう、きっとあの人はここへは来ない。
多分。

「ああ、こんな事なら・・・・もっときちんと聞いてあげれば良かった。
でも、今の私にとっては知らない人だし。あの時はああ言うしか・・・・」

暗い室内に響く、自分自身の声。
窓から入り込む月光は、薄暗く頼りない。
今宵の月は、その形が無くなる一歩手前。
それは、自分の心を写し取った様で。
とても切なくなってくる。

「はぁ~~~~~~」

長いため息。
それは、誰かに聴かせるものでも無く。
ただ、ため息でも吐いてないとやってられないって感じで。


「こんなの、私じゃないっっ!!うじうじしてるなんてのは、性に合わないわね。
こうして立ち止まって考え込んでいるのは、汀 夕鈴じゃないわ!」

夕鈴は寝台から立ち上がると、片手を天井に向けて突き上げる。
その握り締めた拳に決心を乗せて・・・・。

私は、自分自身の記憶を積極的に取り戻す努力をする!
そうすれば、少しは打開策も考えつくだろうし。
それに、あの人が私にとってどういう関係の人なのかも分かるはず。

「もう遅いし・・・兎に角、寝よう」

夕鈴は、寝台に横たわると静かに目を閉じた。
しかし直ぐには眠れず、何度も寝返りを打つのだった。



********



朝が来た。
夕鈴は、ガバッと寝台から跳ね起きた。

少々寝不足気味は否めないけど、
今日も几鍔のところのお店のバイトが待っている。

両手を天井に向けて、高く上げながらゆっくりと身体を解す。

「私が行動を起こさないと、私は私に戻れない!
だから、頑張らないと」

正直・・・今まで辿ってきた自分のこれまでの事を青慎にしても父さんにしても、
更には几鍔にしても訊こうと思えば訊けた。
でもそれを自分の意志で、徹底的に避けてきた。
心の奥底に眠る、得体の知れない恐怖が首をもたげてくるのを避けたかったからだ。

でも、もうそんな事は言っていられない。
ずっとこのままという訳にはいかないから。
そろそろ潮時な気さえする。

「誰に一番に訊けば、良いんだろう?
父さん?・・・いや、父さんはあまり分かっていない様な気がする。
じゃあ、青慎?・・・あまり青慎には気を使わせたくないわね。
官吏登用試験も近い事だし。
なら、やっぱり几鍔位しかいないか・・・。
まぁ、アイツは私に『いつでも力になるから』って言っていたし、
こんな時に頼るのも悪くはないか」

夕鈴はそそくさと準備をすると、いつもより早目に家を出た。
善は急げ!とも言う事だし、朝の内に几鍔に捕まえるのが得策だと思ったから。

通りは朝早くから露天商が準備を始めていて、活気が満ち溢れていた。
それを横目に見つつ、夕鈴は几商店へと足を運ぶ。
その活気に触れて勇気をもらった気持ちになった夕鈴は、足取りも心なしか軽くなっていた。

「おはようございます!!」
「あら、夕鈴ちゃん!今日は早いわね」
「あの・・・・女将さん!几鍔はいますか?」
「ああ、あの子だったら奥にいるけれど」

店先を掃いていた女将さんに出会い几鍔の所在を訪ねると、
昔からのよしみで直ぐに家の方へと招き入れてくれた。
夕鈴も勝手知ったるという具合に、ズンズンと中へ入って行った。

ドキドキする胸の鼓動を抱えて、夕鈴は自分自身に戻る為の第一歩を踏み出した。
それは、心の奥に眠る『約束』と『恐怖』を同時に抱える事になるのだった。




続く。













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