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サークル誌最終号の通販ご案内

この夏、
私が所属してます、狼×嫁(うさこい)倶楽部のサークル誌の
最終号(3号)が8月15日に発刊致します。

哀しいかな、本誌も最終回をもうすぐ迎える事になり
サークル活動も幕を閉じる事になりました。

それで
最後は書きたいモノを書きたいだけ!!と銘打って
サークルメンバー各々が素敵作品を書き上げてます。

私自身も28ページ!!の力作を書き上げました。

『色濃く映る、藍の空』
黎翔、夕鈴が下町の祭りに参加したら・・・。
というシチュで、王宮・下町と場面を変えながら
話は進んでいきます。
夫婦設定モノで、甘々を目指してみました。
・・・・まぁ、私が書くので、そこまで甘々では無いかも。


サンプル 『色濃く映る、藍の空』

一口に下町って言っても、実はかなり広くて―――。
王都からしてそもそも広くて、その中の下町と呼ばれる地域は、実は何か所もあるのである。その一地域に夕鈴の実家がある章安区はあった。
 その章安区で今一番熱い話題と言えば、近く開催される『夏祭り』であろう。この夏祭りは毎年王都内で大々的に催される夏の風物詩で、その年毎に企画運営を受け持つ地域が変わり、そのせいか大成功で終わる年とそこそこで終わる年の開きがあるのである。   
この成功如何で、その地域の活性化が変わってくるから、それこそ地域住民皆が躍起になって推し進めていく。だからこの祭りの企画運営を任された年は、その地域全体が自然と活気づくのである。
そして、今年は章安区が祭りの企画運営担当の年であった。

「兄貴!ようやく今年、ウチが担当になりますから、一旗揚げようじゃありませんか!」
「そうですぜ、皆をアッと言わせましょうぜ」
「そうだな!お前ら、気合いを入れていくぞっ!」
 
下町でも有名な几商店の一人息子である几鍔も、今年の祭りを待ちわびていた一人である。几鍔と仲間達は、大人達に交じって運営会実行委員会に名を連ねていた。その張り切る様は、大人の熱意よりももっと熱いモノだった。
と言うのも……地域毎に担当が順に回ってくるが、この広い王都の下町内で回されるこの祭りの担当年は、十年に一度しかない。前回はまだ子供だったから企画には参加出来無くて歯がゆい思いをしたのだが、ようやく回ってきた今年はは参加を漸く許され、仲間と共に大いに張り切っているのである。

「しかし、やるからには何処の地域も今まで企画した事が無い様な物にしたいんだが、お前ならどうする?」
「僕の案ですか?……う~ん、僕なら参加者皆が一丸となって楽しめるものがいいなぁ~と思うんですけど。例えば、大太鼓とかお囃子とかに合わせての踊りとか?」
「青慎、結構イイ事言うじゃないか」
「そうですか?でも結構、有りがちな気もするんですけどね」
「でも最近の祭りの傾向は出店の多さとか珍しさを競う感じで、儲けに重きを置いているからなぁ。だから逆に参加者向けの案外そういうモノがウケるんじゃねぇか?それに大太鼓なんて打てる奴は、早々いねぇから面白れぇじゃないか。一丁、親父達に言ってみる事にするか」
「こんな時に姉さんが居たら、誰よりも張り切るんだろうなぁ~」
「そうだな、アイツはこういう祭りにはもってこいの人材だからな。金をあんまり掛けずに盛り上げるコツが分かっているからな」
「そうですね~姉さんは、兎に角節約に関してはプロ級ですからね。その事に関してなら、何にでも通じてると言うか……」
「そうだな。確かに節約する事に関しては、アイツには誰も適わねぇからな」
「はい!僕の自慢の姉さんです」

 青慎は、口元を綻ばせニッコリと微笑む。その笑顔は、姉である夕鈴のモノとそっくりであった。
ここは章安区の外れ、夕鈴の実家…不意に現れた几鍔と青慎の何気無い会話である。二人はここに居ない夕鈴と夏祭りの話題で、ああでもないこうでもないと盛り上がっていた。

「それにしても、アイツはこの所帰って来てるのか?」
「いえ、最近は忙しいのか中々休暇がもらえないらしくて……お給金だけは、王宮からの遣いの方が持って来てくれるんですけどね」
「そうなのか」
「はい……偶には、僕的には姉さんの作ったご飯を食べたいんと思うんですけど」

 青慎は寂しそうに、呟いた。それに対して、几鍔は何と声を掛けて良いやらトンと分からなくて、特に返答はしなかった。通りの喧騒だけが遠くから聞こえてくるだけで、何とも居心地の悪さが漂っている。それを破ったのは、年長者である几鍔だった。

「おいっ、青慎。お前もこの祭りの実行委員に名を連ねてはどうか?」
「僕が、ですか?」
「おう!お前の学を貸して欲しいんだ」
「………僕で、良ければ」
「よっしゃ!これで万全だぜ。じゃあ…また寄るから、それまでに何か良い案があれば考えとけよ」
 
そう言うと、几鍔は手を振りつつ帰って行った。
残された青慎はと言うと、小さく嘆息を吐きつつ
果たして自分で良いものなのかと首を傾げるのだった。

「こんな時、姉さんだったら几鍔さんの良い相談相手になれるんだろうけど…これを機に帰って来れないのかなぁ」
「弟君、元気ぃ?」
 
ふさぎ込み始めていた青慎の気分を一気に盛り上げたのは、元気過ぎる狼陛下の優秀な隠密だった。

                                                サンプル・終

私的には、凄く気に入った作品に仕上がりました。
どうぞお手に取っていただけましたら幸いです。




狼と兎の恋綴り 第3号



8名の作家による、『狼陛下の花嫁』の二次小説ファンブック。
狼×嫁倶楽部による、会誌第3号・最終号です。
恋の物語がちりばめられています。

------
狼×嫁(うさこい)倶楽部
サークル誌「狼と兎の恋綴り」 第3号

[発行日] 2018年8月15日発行
[概要] A5判 132頁 オンデマンド印刷(表紙フルカラー、本文黒)
[内容] 全年齢向け

表紙イラスト:麻杉慎
SS11本を収録
書き手:うりうり、おりざ、さくらぱん、たつぼん、ぴいこ、みね、瓔悠、
リチア
(あいうえお順)

■発送はスマートレターで発送いたします。 ※お荷物番号の追跡なし
送料&梱包手数料:全国一律200円(1Kg、厚み2cmまで)
■決済方法はゆうちょ銀行を予定しています。
 ご予約確認後、あらためてお振込み先等をメールにてお知らせいたしますので今しばらくお待ちください。

収録(予定)作品 一覧 
作者:あいうえお順
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
1 遠く強く、高く、速く (うりうり)
2 白昼夢のヴァリアシオン(おりざ)
3 小犬ファミリーよ、永遠に (おりざ)
4 夏の夜に、恋の花咲く (さくらぱん)
5 花音 かのん (さくらぱん)
6 想いを形に (たつぼん)
7 いつまでも あなたと (ぴいこ)
8 愛の呼び名 ~廻る刻の中で その後~ (みね)
9 現世の君と既往の想人 (みね)
10 色濃く映る、藍の空 (瓔悠)
11 もしも、のはなし。 (リチア)

表紙:麻杉 慎
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

価格 800円(送料別)

現在、予約受付準備中です。
6月23日(土) 午前0時 
に予約を開始致します。
今しばらくお待ちください。


ご興味のある方、ご予約の方は、下記のバナーをクリックしてくださいませ。
(創刊号・2号も若干の在庫があります。まだお手元に無い方はそちらもご購入出来ます)

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幻想民族様


こんにちは。
コメント、有り難うございます。

こちらのコメントの件に関しては
直接メールにて返信させて頂きますね。

どうぞ宜しくお願いいたします


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まゆ様


おはようございます。
初めまして!!
コメント、有り難うございます


いつもご訪問、有り難うございます。
寂しいとおっしゃっていただき、とっても嬉しいです。
まぁ、本誌も最終回も迎えますし・・・。
これが潮時なのかな~と。

なので!
皆さま、最終号に気合を入れまくりましたよ!!
私もですが・・・。
原稿に追われてかなり苦しかったですけど。
でも凄く楽しかったです。

・・・そして今回最終号に合わせて
また個人誌を作る事にしました。
いやぁ~~またあの苦行を味わうのに、懲りない私です。

こちらのブログと並行でしていきたいと思いますので
どうぞ宜しくお願いいたします



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