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 【闇夜に想う事】
【設定】

夫婦設定 ・ 原作寄り 


【注意事項】

こちらの話は、一つ前の記事【誰得な話】で書きました
読む方を選ぶ話では、ありませんっっ!!

あるお友達に捧げるお話です。
・・・・・・あるキャラをカッコよく書きたかったんです。







今夜は闇夜。
こんな夜は、特に忙しい。
鼠は、こんな夜こそコソコソと動き回る。

全く、一体誰の指図だよ。
もういい加減諦めろよ。
誰が何て言っても、何を仕掛けても無駄なんだよ。
あの二人を引き離したりお妃ちゃんを排除しようなんて・・・。
計画するだけムダっっ!!
だからさ。
サッサと帰りなよ、依頼主のとこにさ。

「ほっんと!仕事、増やすなよ!
あの人の道具って言ってもさ、オレだっていちお人間なんだぜ。
限界はあるんだからさ」

ヒュン!

クナイを投げつけると、城壁の上にいた刺客が短くうめき声をあげながら落下していく。
それを、オレは冷えた瞳で見据える。

「これって、絶対に超過勤務だよな~。
なんかこの労働に対する見返りが欲しいけど、
あのケチな李順さんはくれないのが目に見えてるしぃ。
だったら、お妃ちゃんの手作り饅頭なんかで、手を打つんだけどね~~。
でもあの人に睨まれるのは勘弁だけど」

独り言ちながら、クナイを投げる手だけは疎かにしない。

「さぁ~~て、アンタで最後だよ!
さぁ、どうする?大人なしく命を差し出す?
それとも、自分の命可愛さに依頼主を売るか?」

オレは口元を歪ませ、相手の出方を見る。
目の前の男に視線を向ける。
その視線の先の人物は、何も言わずオレを睨みつけていたが・・・その瞳に一瞬だけ迷いの色が見えた。

ああ、これは・・・そういう事か。
ならそんな相手には、この常套句が案外効くんだよ。

「ああ、そういえばさ。
アンタの家族って、依頼主に捕まっていたんだよね~。
こっちに寝返れば、オレの優秀な部下たちが助けてやれるんだけどなぁ~。
さて、ここで判断間違えるなよっっ!!
どうする??」

相手が膝から頽れる。

よしっ、これで落ちたな。
さぁ~て、これで今夜は終り。
やっと解放される。

「明日、お妃ちゃんに饅頭欲しいって強請ろう~~と」

オレはニンマリを笑って、口笛を吹いた。
それが仕事終了の合図。
寝台の上で、極上の花を愛でてるあの人にも聞こえただろう。


「フン、また今夜も鼠退治か・・・・・」
「うんっ、・・・・陛下・・・どうかしたんですか?」
「いや、何でもないよ。
ほら、夕鈴・・・・・続き」
「いっ、もうっっ、陛下ったら・・・・・その手を除けてくだ・・・・ああ、もう、止めてください」
「僕はまだ満足出来ないだから・・・ほら、僕の為に開いてよ」

闇夜はいい。
月明かりが無い事で、君が少しだけ大胆になってくれるから。
それに、煩いネズミ共の退治が出来るから・・・・な。
私の手駒は優秀過ぎるほど優秀だから、仕損じることはないだろうし。

黎翔は、己の花には絶対に見せない薄暗い笑みを浮かべた。



オレはあの人の道具だから、あの人の為に。
イヤ、今は違うか・・・・・。
あの人とあの人の花の為に。
この身を捧げてやるよ。
それがオレに存在価値なのだろうから。


でもさ。
少しだけ。
胸の奥がチリッと焦げるのは、どうしてなんだろうか。
この痛みは、誰に向けてのモノなのか?

それは多分追及しない方がいいんだろうな。
だって、この想いに意味を持たせるわけにはいかないんだから。


「さてと!、夜明けまでまだ少し時間はあるよな。
ひと眠りするとするか~~~」

月の無い、暗い空を見上げて呟いた。



終。



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分類題名 : 二次創作:小説  *  分類主題 : 小説・文学  *  分類 : 夫婦設定
自動通知機能 : -  *  伝言 : 6  *  記事編集  *  2017年03月08日(Wed) 09時24分
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2017年03月08日(Wed) 13時36分       編集
あさ様

こんばんは~コメント有り難うございます!!

久々に書いた話。
楽しんでいただけましたら、幸いです。

花守は、花守のそれ以上でもそれ以下でもない!という感じが出したくて。
カッコイイ浩大が書きたかったんです。

それが・・・いやぁ~すっかり、書き方忘れてまして。(笑)
リハビリしないといけません・・・お恥ずかしながら。


2017年03月08日(Wed) 17時23分       編集
読んでて私の心もチクッ、ズキッとしちゃったよ~。
確かに、追求してはいけません。
見ないふり、気付かないふりをするのがいいのです。
久々に陛下の暗い部分も垣間見えましたね。

>僕はまだ満足できてないから・・・。

って、まだって・・・。
一体、どれくらいで満足できるんですか!?←そこに食いつく?!
まさかと思いますが・・・夜明けまで、執拗に・・・ってことですか?(笑)
2017年03月22日(Wed) 18時48分       編集
ママ様

おはようございます~コメント有り難うございます
返信お待たせしました!!


うにゃぁ~~
ズキッとさせたんだぁ~
私って罪作りだね~~~

はい!!
追求してはいけません!!!
何事も見ないふり、気づかないふりがいいんです。
それが仲睦ましくいられる一つの方法かもしれません!!!


ははは~~~
陛下はいくらでもお嫁さんを求められるんです。
それが出来る特権があるんです。

ホント、その辺りが書きたいんですけどね~~
いかんせん文才がない。

あっ、そうそう。
Rをこっちに移してこようと思っているんだよね~~
あっちにしてるのもめんどくさいし。
こっちだと多分Rも書く機会もあるだろうし・・・。


2017年03月26日(Sun) 08時15分       編集
浩大、かっこよかったです(*≧∀≦*)浩大がもしかしたら守ってる夕鈴に片思いしてたら…って話は萌えますね‼ 是非また書いて頂きたいです~(≧∇≦)夕鈴が刺客に怪我を負わされたり拐われて飄々とした雰囲気がなくなっているとことか見てみたい~です。すみません、でもこの話大好きです。ありがとうございます。
2017年04月08日(Sat) 18時25分       編集
繭様

こんばんは~コメント有り難うございました
返信が遅くなりまして、申し訳ありません

きゃぁあああああ。
有り難うございます!!!
そう言ってくださると、書き手冥利に尽きます!!!


たまに思うんですよ~~
あれだけ、一生懸命に守ってくれるのって、単に陛下の道具だからなんかじゃ無いのでは?!
と。

でも、やっぱり陛下の傍には夕鈴がいて欲しいから、
自分の気持ちは上手に隠す!みたいに純愛を捧げてる・・・みたいな。

繭さまのおっしゃるシチュも素敵・・・・・。
書いてみたいけど。
私、文才無いから・・・浩大がカッコよく書けるかな???



2017年04月18日(Tue) 23時04分       編集






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