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【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り






「フフッ・・・・・」

執務室の長椅子で寛ぐ、悠は口元を綻ばせて笑みを浮かべる。
その笑みは、喜びの・・・・というよりは、いささか意地の悪いものだった。

「何です?その笑いは」

眉間に皺を寄せつつ執務に精励している朔は、怪訝そうに訊く。

「だってさ・・・・・あっちは、今どうなっているのかを想像すると、何だか楽しくて。
喧嘩でもしていたりして・・・・ね」
「そういえば、あの衣装・・・・特別に作らせたモノでしたね」
「うん、いいでしょっっ。
あの丈の短さといい、あのフワフワ感といい」
「いや、あれはやり過ぎなのでは?!」
「えぇぇぇ~そうかな?」
「はい、あれを珀国王が夕鈴姫に着せるとお思いですか?」
「着せざる負えないでしょ。
だって、白陽国にとっても大切な交渉相手国の国王からの贈り物だよ。
早く見たいなぁ~~~」
「全く、悠は底意地が悪いのだから。
それに付き合わされている珀国王が、気の毒になってくるよ」
「僕が悪いんじゃないっっ!!
あれほど、念を押していたんだよ。
夕鈴さんは大切な僕の妹姫だから!って言っていたのに。
今だに、正式な妃にしてないみたいだしぃ~」

頬を膨らませ口を尖らす悠に、呆れ顔を呈する朔。

「悠の気持ちも分かるけど、珀国王はただ人ではないのから思い通りに進まないことだってあるだろ。それは、同じ王である悠も理解出来るはずだと思うけどね」

余りに子供じみた事を言う悠に、朔は側近としてではなく幼馴染としての言へといつしか変わっていた。

「分かっているけど!でも納得いかないんだよ。
だからさ・・・・・・・ここは僕が一肌脱いであげようとさ」
「はぁ~~~それは珀国王にとっては、余計なことだと」
「いいの!!ここは白陽国じゃないんだから。
少しくらい、僕の好きにさせてよ」
「はい、はい」

朔はため息をついて、交渉相手国国王の黎翔を思い浮かべ、
心の中で警告する。

・・・・・ああなった悠はもう誰も止められないので、どうぞお気をつけくださいませ。

「さてと、酒宴を始めようか!!
夕鈴さんの艶姿もしっかりと堪能したいし」
「御意!!」

二人の醸し出す雰囲気は一国の王とその有能な側近へと代わり、
堂々たる足取りを酒宴会場へと向けた。


*************


その頃。
侍女に手伝われて、着替えた夕鈴。

悠から贈られた衣装は白陽国のモノとは全く違う様式で、
着てはみたものの黎翔の前にすら出れない程だった。

それは一重に恥ずかしすぎて・・・・。

普段よりも露わになった、白い脚。
そして裾がフワフワして動く度に、翻って風が入ってくる。

「・・・・・・・・・・これを着たまま、酒宴に出るの?
いや、無理でしょ」

大きなため息を吐き出す夕鈴。
そんな主を慰めるように、侍女たちは口々に褒め称えていた。

「お妃様、誠に素敵ですわ~異国の衣装もお似合いでございます。
お美しさが、より一層引き立っております」
「きっと、陛下もお妃様のお姿を見れば、ご満足いただけるかと」
「本当にお妃様のその珠のように白いお肌に、その空色はぴったりでございますわ」

いくら美辞麗句を並べられても、夕鈴には響くことはなかった。
御簾を上げて、次の間で待つ黎翔の元へと出て行かなければならないと分かっていても、
脚が動かない。

そうこうしていると、しびれを切らしたらしい黎翔がスルリと御簾を上げて、
入って来た。

「夕鈴、そろそろ参ると・・・・」

黎翔は、目の前で羞恥に耐えて立つ夕鈴の姿に近づけないどころか、
言葉も消え失せていた。

そう、その艶やかな夕鈴に見惚れていたのである。

頬紅を差した様に羞恥で色づく頬が初々しく、黎翔の庇護欲をそそる。
唇はほんのりと朱色を称えたまま、少し震えながら夕鈴は黎翔に声を掛けた。

「あの・・・・・・・・その・・・・・陛下・・・・私、ヘン・・・じゃありませんか?」
「ヘン?何処がだ?」
「全部・・・・・」
「このまま、君を閉じ込めておきたいくらいだ。
誰にも見せたくない程、綺麗だ」
「・・・・・あ、ありがとうございます」

フワリと微笑んだ夕鈴の表情に、黎翔は自分の恋情が湧き上がるのを感じていた。


誰にも渡せない。
誰にも見せたくない。
離したくない。


それこそが、悠の目論見で。
黎翔の独占欲を引き出す・・・・・・・・・・『傍迷惑な歓迎』の一端だった。




続く。




***********

久々にこちらをまた書き始めました。
先日のご褒美リクでこちらの話の続きを~~~とありましたので。

まぁ、ボチボチ書いていきましょうかね。
どうぞ、ごゆるりとお付き合い下さいませ。

続き???
まぁ、なるだけ早く・・・書きます。


瓔悠。



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瓔悠さん、こんにちは\(^o^)/

続きありがとうございます!
ふわふわ裾の可愛い夕鈴の姿が見えます(#^.^#)

このまま陛下には翻弄されていただきたい(=´∀`)人(´∀`=) 合掌

本当にありがとうございましたm(_ _)m

こんばんは~コメント有り難うございます
返信お待たせしました!!


わぁ~~い、タイフーンさんが喜んでくれたっっ!!
う、うれじぃ。

夕鈴・・・きっと可愛いと思います。
私、見たいの~~~
そのフワフワ衣装がぁ~~


私も陛下には悠様に翻弄されて欲しいと・・・(マジでこの作者は鬼です)
だって悠様は王様だから、きっと手加減なんてしないでしょうし。

書いてて楽しいんですよ~~
さぁ、さぁ、続きはどうなる???←作者はお前だろっっ。

そんな感じで宜しくお願いいたします~~

悠様さいこーーー!!
私悠様ファンになるぅ!!!
いけいけどんどーーーん!←古

陛下を翻弄してやって!迷惑かけてやって!
あの煮え切らない陛下の為に。←おい、鬼だな。
ふふ・・。夕鈴の艶姿を見て抑えられない激情を湛えながら宴席に向かうといいわ。ああ、楽しい。陛下を思い浮かべるだけで楽し過ぎる。心が荒んでいるのかしら(笑)

続き、待ってていいかな~?!
いいともー!!!←
悠様と陛下、どっちもどっちな感じがしますけどね。悠様はいじめっ子になってるし・・・。でも面白すぎる・・・。ニヤニヤが止まりませんでした。
ああぁ~~~!
なんてこったい!やっと気づいた(笑)←
悠様~朔様~~…もっとヤレww

宴席では独占欲丸出し全開なんでしょう?(笑)←

楽しみだわ~~~~♪
このコメントは管理人のみ閲覧できます

こんばんは~コメント有り難うございます
返信大変お待たせしました!!


まぁ、悠様ファンがここにいた~~~
私も好き。
だから好き勝手にさせてます、悠さまには!!


陛下はもっと人に振り回されてみるがいい!!
いつも李順氏を振り回しているのだから・・・。
思い知るがいい!!!←私も結構鬼です!フフフ・・・・。



続きも書くからね~~
お待ち下さいまし!!



こんばんは~コメント有り難うございます
返信大変お待たせしました!!


悠様にしても一国の王ですからね~
やっぱり曲者かと・・・。
さぁ、陛下と悠様はどっちが勝つんでしょうか??
お楽しみに~~


ニヤニヤがとまらないですってっっ!!!
それは願ったり。
私もニヤニヤしてしまいました~~


また続きをUPしますので、楽しんでいただけましたら
嬉しいです~~~~






こんにちは~コメント有り難うございます
返信お待たせしました!!

久々にこちらの話を更新しましたからね~
気がつかなかった方も多いかと。

悠様も、朔も張り切ってます。
さぁ、陛下との宴での攻防、どうなりますか・・・
どうぞ、次もお楽しみくださいませ。

なるべく早く更新いたしますので~~

お久しぶりです。
わーい。続きだ〜〜。
このシリーズ、前のシリーズから大好きで。
ずっと待ってました。♪( ´▽`)
さあ、陛下。これからどうするのかしら。
くくく。
続きものんびり待ってます。

こんばんは~~コメント有り難うございます
返信が遅くなりまして、申し訳ありません

まぁ、待ち望んでくださっていたのですね。
有り難うございますっっ!!

私も好きなんですけどね~~
詰まってしまって放置してました。
ボチボチになるとは思いますが、気長にお待ちくださいませ。

応援有り難うございました。


こんばんは~コメント有り難うございます
返信が遅くなりまして、申し訳ありません


ようやく続き、書きました。
前のシリーズから好きっておっしゃって下さり
有り難うございます~~

私も悠様が大好きで・・・。
この話が終われば、悠様シリーズ完結編も考えてます。

どうぞ、まだまだお付き合い頂けますと嬉しいです。
宜しくお願いいたします。


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瓔悠

Author:瓔悠

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