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【設定】

夫婦設定 ・ 原作寄り





「陛下、今日って何日か知ってますか?」
「今日?」
「そうです」
「29日だったような」
「はい!!!今日は、4年に一度しか無い日なんです」
「そうだね」

夕鈴は、ニッコリと黎翔へと柔らかく微笑んだ。
こういう表情をするときは、決まって夕鈴は可愛い提案をしてくる。
それを知っている黎翔は口元を綻ばせた。
そして、そんな夕鈴が愛しくてたまらないとクイッと腰を浚った。

「キャッ!!もう、陛下っっ!!」

大きな腕の中で兎はもがいて逃れようとするが、
ニヤリと微笑む狼はそれを良しとしない。

「ねぇ、愛しいわが妃は・・・・何を企んでいるのかな?」
「えっ?・・・・企むって、何も企んでなんかいませんよっ」
「じゃあ、何?」
「え~~と、ですね。
折角ですから、自分宛てに書を書いてみませんか?
そしてそれは4年後の今日、開封する事にして・・・・」
「自分宛て・・・ね。
私は特に自分に興味は無いからな・・・書くことなんて無いが。
夕鈴になら、書いても良いが」
「そうですか・・・・では、私も陛下に宛てて書きますね。
なので、陛下、離してください」
「え~~離せないよ。
このままで書けばいいよ」
「だ・め・で・す!!」

夕鈴はキッと黎翔を一睨みすると、囲われた腕からスルリと抜け出した。
そしてサッサと料紙を用意すると、黎翔に背を向けてサラサラと書き始めた。

「夕鈴・・・何を書いてるの?」
「・・・・・・」
「夕鈴、4年後だなんて待ちきれないから、今見せ合わない?」
「・・・・・・」
「ねぇ、夕鈴」

真剣に書をしたためる夕鈴に、黎翔の声なんて届かない。
そんな夕鈴に業を煮やし、黎翔は実力行使に出る。

後ろからフワリと抱き締めると長い薄茶の髪を一房取り、チュッと口付ける。
そして髪を掻き分けて露わになった白い首筋に、フゥッと息を吹きかけた。
夕鈴はビクッと反応させて身体をよじってはみるものの、黎翔の求めに容易には応じなかった。

これ以上は無理だと思った黎翔は抱き締めたまま、静かに待っていた。

「出来ました!!!」
「じゃあ、見せ合うことにしようか」
「陛下、これは4年後ですよ」
「4年?それまで、待てないよ」
「でも陛下・・・・・・これがあるということは、私は4年後もここにいるということですよ」
「なるほどね!!」
「・・・・・・・あの、私・・・・・陛下からの書を4年後に読みたいから・・・・だから、それまではお傍に置いていてくださいね」

夕鈴は恥じらいながら、上目遣いで黎翔を見詰める。
黎翔はクスリと微笑んで、そっと夕鈴の瞼に唇を乗せた。

「全く・・・どうして僕の奥さんは、可愛いことを言ってくれるんだか」

そのまま抱き上げて、黎翔は寝所へと向かう。
これより先は、夫婦の時間。
蜜なる刻。


夕鈴の手からポトリと落ちた書。
そこに書かれてあったのは。
黎翔へのねぎらいの言葉と、今感じている幸せへの感謝の言葉の羅列だった。


「陛下、愛しています。
今も、これからも・・・・・・・・・そして4年後もずっと」



如月の月の最後の日。
4年に一度訪れる特別な日。

でもそれは仲睦ましき夫婦には、特に特別な日とはならず・・・・いつも通りの夜が更ける。




終。




**************



折角の閏年の29日。
何か書きたくて、お友達を誘っちゃいました。


私も何とか、書きました。
けれど、不完全燃焼的なモノに仕上がってしまいました・・・・・。
スミマセン。



だって、まだ洗濯物干さないといけないし
夕飯のお片付けも残っているんだもん!!!!

さぁ~~て、頑張りますか!!!





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瓔悠さん、こんばんわ〜\(^o^)/

お話アップ〜(*^^*)
瓔悠さんの書く夕鈴やっぱり可愛いなぁ♡四年後の約束の仕方、夕鈴じゃなきゃ出来ない!

四年後かぁ‥大学受験真っ只中ですね‥( ̄O ̄;)
ぐはぁっっ
今から思っても既にキツイッ( ̄◇ ̄;)ッス。

なになに?
今から洗濯物干しと後片付けってΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
なんと!お疲れ様です!
こちら今終了‥大好きお布団直行です‥
スヤスヤ‥おやすみなさいm(_ _)m
待ちきれないとか、陛下可愛すぎます。
今すぐ読みたいよねそうだよね!←待て
四年どころかその100倍よりずっと側にいていいよ夕鈴!

閏日、教えていただき感謝です。
こんばんは。

う・る・う・ど・し、のお話だぁ!
四年後にお手紙を書くなんて素敵なこと考えられるのってよゆりんぐらいじゃない?//
かわいすぎですよ^^
娘がこの日が誕生日で待ち遠しいよ。
私も娘とやってみようかな♪
四年後には24歳の娘はまだ、おうちに居てくれるかな・・・。
素敵なお話をどうもありがとう。閏年繋がりで凄く凄く幸せな気持にさせていただきました^^


こんにちは!コメントありがとうございました!!
返信大変お待たせしました。


折角の閏日!何か残したくてお話UPしました。
でもあんなクオリティで良かったのか?!

可愛いーーって言ってくださって
とっても嬉しいです。
わぁーい。

4年後、私も何をしているかな?!
子どもたちも中学高校で、毎日忙しくしてるんだろうなぁー。
でも、こうしてブログをしているから、4年後も続けていたいけど・・・。




こんばんは~コメント有り難うございます
返信大変お待たせしました!!


へーか、可愛い??
嬉しい~~~。
うりゅうりゅ。

確かに今読みたい!!すぐ読みたい!!!
そんな心情になるのは分かる~~
私も『待て』出来ない、ダメな大人だし~~

うふふ~~きっと夕鈴が嫌になっても、陛下が離すはずがないっっ!!!
だからこそ、良いのよね~~。

閏日、お教えして良かった~~
だってあささん宅でウマウマのお話が読めたから~~
ラッキー!!!




こんばんは~コメント有り難うございます
返信お待たせしました!!


閏年のお話だよ~~
やっぱり4年に1度の日だから、特別なお話書きたかったの。
だって日にちが残るじゃんっっ!!!
まぁ、クオリティは別として。

娘さん、閏日の誕生日なのね~
それは4年は待ち遠しいよね。
でも4年後の誕生日にお手紙をもらうのは嬉しいと思うよ。
サプライズ的にはバッチシ。

マァマが癒されたのだったら、書いた私としても嬉しいなぁ~~


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瓔悠

Author:瓔悠

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