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【注意事項】

ドシリアス、及び死ネタ有ります。
私が書く中では、ホントに規格外のモノになりますので
少しでも受け入れられないとお思いのゲスト様は
ご無理をなさらぬよう、お願い申し上げます。
但し、私が書くものですからね・・・・・・・とこれだけは申し上げておきます。

こちらの話は、ある方との会話の中で生み出されたお話です。
スッゴク盛り上がって・・・・・その方はすでにお話を書かれたのですが
私のお話も読みたい!とご希望がありましたので、
ここにお届けします。


ゲストの皆様、
覚悟は良いですか?
ホントに読んで後悔しませんね?!

オールOKのゲスト様のみ
この先へお進みくださいませ。


瓔悠。








これ以上の哀しみはないと思った。
これ以上の痛みは感じないと思った。

それくらいの衝撃だった。
君を失うことは。
君の笑顔を永遠に見れなくなることは。

「夕鈴!!!!」
「お妃ちゃん!」
「お願いだから、目を開けてくれっっ!!」
「陛下・・・・・もう、そのくらいに」

李順は黎翔の腕から夕鈴を引き離そうとするが、それは叶わなかった。
くったりと息をすることも無く心臓の鼓動もその動きを止めた夕鈴を、
黎翔は誰にも渡すまいときつく抱き締める。
身動き一つせず。
どれくらい経ったのか?・・・・それすら分からない程に。
その空間だけ、刻を止める。


***********


それは、ある昼下がりの事だった。
それまではホントに普通の、いつも通りだった。
昼餉後の休憩を、風の吹き抜ける四阿で夫婦仲睦ましく過ごしていたのだった。

「陛下、そろそろ戻りませんと。
李順さんが連れ戻しに来ますよ」
「そんなのは、放っておけばいい。
折角、夕鈴と過ごしているのに・・・・・・誰にも邪魔はさせない」

黎翔は、夕鈴から急かされようと柔らかい寵妃の膝枕から起き上がろうとはしない。
気持ち良くて、政務なぞどうでもよくなる。
それに、こうして夕鈴と共に過ごす時間なんて一日の内にどれくらい取れるのか正直分からないから、その時間は大切にしたいのである。
しかし、当の妃はそんなに甘くはない。
自分の膝から丁寧に黎翔の頭をずらして立ち上がり、腕を組むと仁王立ちで黎翔を見詰める。

「陛下!そんな我儘が通ると思っているのですか?」
「勿論!!だって僕は王なのだから」
「そりゃ、そうですけど・・・・・でも、王であるなら、ご自分の責務は果たさなければなりません。
ほらっ、陛下でないと解決しない問題もあるのですから」
「ふぅ、夕鈴には敵わないな。
今宵は早く戻るから、君も笑顔で迎えておくれ」
「・・・・・・・・はい、お待ちしております故、お早くお戻りくださいね」

薄桃色に染める寵妃の愛らしさに、黎翔の口元は自然に緩む。

そんな幸せの構図のような、まどろみの刻だった。
それが突然崩れ去るとは。
黎翔は想像だにしなかった。

「陛下っっ!!!早く、お妃ちゃんとここから離れてっっ!!!」

浩大の緊迫する声に、黎翔は腰にささった剣の柄を握る。

「賊か?」
「そう!!!!」

瞬時に、狼のオーラが立ち昇る。
辺りが緊迫感で包まれる。

「夕鈴!私の傍から離れないように」
「はい!」

その刹那、どこからともなく短剣の雨が降り注ぐ。
それを黎翔と浩大は、自身の剣で次々となぎ落としていく。

「おいっ!賊は何者か?」
「どうも、地方の豪族の手下らしい」
「ほぅ、私の退位を望むのか?」
「退位だけじゃ、済まないみたいだけどね」

剣を振るいながら、浩大は黎翔に端的に事態を伝える。
それまではまだ余裕があった。

しかし、その短剣の雨は降り止むことなく、
更に激化していった。
どうやら、辺りに散らばっていた賊が集結し人数が増えたらしい。

「これって、マジでヤバいよ。陛下はお妃ちゃんを安全な所に避難させた方がいいよ」
「だな!」

お互いが目配せして、浩大と呼吸を合わせる。
その場から逃げ去るにもかなり骨が折れるようで、
更に夕鈴も一緒ということで黎翔が抜け出るその瞬間を計っていた。

でも、抜け出す隙が中々出来ずに足止めを食らっていたのが、
不幸の始まりだった。

「夕鈴・・・・・大丈夫か?」
「はい、陛下の傍にいるから安心です」

夕鈴は目の前で自分を庇う夫へ、笑みを見せる。
これくらいは大丈夫!と自分に言い聞かせながら。


そして、その刻が訪れる。



続。








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瓔悠

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