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臨時妃 ・ 原作寄り

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前々ブログ『遥か悠遠の朱空へ』からの再録です。
そしてこちらにUPするにあたり、手直しをしております。










このところ夏の暑さも和らいで過ごしやすくなってきて、
どうやら政務も打ち込めるらしく早めに政務を切り上げた陛下が毎夜後宮にお渡りになってくる。

その事が侍女達にとっては嬉しい事らしく、湯上りの身だしなみも心なしか丁寧に整えられていた。
それはそう、確かに有り難い事なのだが・・・・ひとつ困っている事も。
折角侍女の方たちの心遣いを無駄には出来ないし、
無下にも出来ないから敢えて言わないのだけど。

でも声を大にして言いたい事がある。
だから今宵はハッキリと言おうと心に決めた。
それこそ、一大決心をして!!

そう思いながら鏡台の前の椅子に腰かけて、夕鈴は髪を梳いてもらう。

「お妃様、今宵の香油はいかがいたしましょうか?
お決まりのモノはありますでしょうか?」
「いえ、特に御座いませんので、お任せ致しますわ」

まずは、ニッコリ微笑んでみせた。

さぁ・・・今よ!!
今しかないわ。
言うのよ!!

「あの・・・・・」

小声だった事もあり侍女さんには聞えなかったらしく、
寝衣について提案される。

「お妃様、今宵は此方の寝衣にいたしました。
少し肌寒くなって参りましたがスリットが入ってますので歩きやすく、
お妃様の細いおみ足が綺麗に見えますのよ」
「・・・・・あ、はい。
有り難うございます」


はぁ~~~~~。
今日も言えなかった。
今日こそは!と、思っていたのに。

私が言いたい事はただ一つだけ!
『あまりスケスケで、色っぽい寝衣は勘弁して~~~~~』

どうして言えないのか・・・。
簡単なことじゃないの。
でも。
絶対。
必ず明日こそ、キチンと言うんだから!!

そうきつく心に誓い、今日の寝衣に腕を通す。

 『陛下とは、ホントの夫婦ではないのよ~~~。
 だから、こんな寝衣は恥ずかし過ぎる~~~~~~~~』

今宵も夕鈴の心の声は誰にも届かない。

夕鈴の知らない所で黎翔にお褒めのお言葉を賜っており、
侍女たちは自分たちの仕事っぷりに満足しているのだから。




終。



2012.09.22 SNS初載




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時間の許す限り読めるところまで読んできました~。
懐かしいものあり、忘れていたけど思い出したものありで楽しめました~。

激はまりしていた頃が懐かしくもあります(笑)
今は・・落ち着いてますので・・・。
また時間が出来たら読みに来るね~。

おはようございます~コメント有り難うございます
返信お待たせしました!!

読み返し、ありがと。
現在UPした短編は、ホントに初期の初期に書いたモノだから
もう恥ずかしすぎて。

書き直すにしても
作品の展開は変えずだから、
マジで拙い。

きゃぁぁぁぁぁ。
もう苦行でございますわ。

温かい目で読んでね~~~

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瓔悠

Author:瓔悠

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