≪ 2017 08   - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  2017 10 ≫
*admin*entry*file*plugin

【決して見てはならない・2】 

【設定】

未来夫婦・新婚くらい







浩大は明らかに何かを知っている。
そう夕鈴は確信した。
しかし、当の本人が逃げてしまった以上・・・・・・これ以上の情報は入ってはこない。

では、次は誰に聞くべきなのか?

夕鈴は、う~~んと唸って考え込んだ。

陛下に??
・・・・いや、陛下はご存じではないようだったし。
では、李順さん??
・・・・知っている可能性は高いけれど、
そんなことを気にするよりもお妃勉強の方を優先させなさいっっ!とお小言を言われそうだわ。
だったら、老師??
・・・・何となく知っていそうな気がする。それに一番訊き出しやすそうね。

では、行動開始!!

夕鈴は急いで自室を出ると、後宮立ち入り禁止区域へ向かう。
目的は一つ!老師を捕まえるために。

居た!
今日は自室の本棚の整理をしているようで・・・。
相変わらず、何の仕事をしているか分からない人だ。

「あの~、老師にお聞きしたい事があって」
「何じゃ?陛下とのラブラブになれる閨の方法についてか?」
「はい?一体何を言っているんですか?」
「なんじゃ・・・・そうじゃないんかの」
「もちろんですよ!!!」

全く、この方は人の顔を見れば『お世継ぎ!お世継ぎ!!』とたきつけるくるんだから。

「老師は、後宮に長くいますよね」
「そりゃあ、先代の先代のそのまた先代くらいからおるんじゃからなぁ~」
「でしたら、後宮の事や王宮のことで知らないことなんてないですよね」
「わしを誰だと思っちょるんじゃ!!!後宮管理人じゃぞい、知らぬ事なんぞないわい」
「ですよね~さすがは老師ですわね」

よしっ、上手くいったと夕鈴は口元に笑みを浮かべる。
これで謎は解けるんだと晴れ晴れとした表情に変わる。

「では、お聞きしますね。
老師、王宮と後宮の回廊の境目にある小部屋についてなのですが、
あれは何なのでしょうか?私、どうしても気になって」
「ほへ?小部屋?はて、それはなんじゃ?」
「えっ?老師はご存じないのですか?」
「・・・・・知らんぞい」
「????」

夕鈴は見逃しはしなかった。
老師が一瞬、あらぬ方向に視線を泳がせたことに。

「老師・・・・・・・・本当はご存じですよね」
「いゃ、そ、その、だから、わしゃ、し、し、し、知らん」
「知らないことはありませんよね。ならどうしてどもっているんです??」
「そ、そんなことはないわいっっっ!!!」

これ以上夕鈴に詰問されるのは適わん!と、老師はチョロリと夕鈴の脇をすり抜けようとした。
それを見逃す夕鈴ではない。
ここで老師を逃してしまうと、この事はきっとわからないままだ。
老師の肩に手を乗せて、ギュッと掴む。

「ろ~う~し~~何処に行かれるんです??」

更に、夕鈴はジト目で老師を威圧する。

「いっ、痛いっ!全く何という怪力娘じゃ!!」
「す、す、すみません!!!」

夕鈴は、慌てて手を離して深々と頭を下げた。

「・・・・・・・どうしても、気になったから」
「何故そんなに気になるんかの?」
「・・・陛下の為です」
「陛下の為??」
「だって、陛下はあの小部屋の事はご存じでなかったみたいで・・・・。
王宮に自分の知らないものがあるだなんて、気味悪いじゃないですかっっ!
だって陛下にとって王宮はお家なんですから」
「はぁ・・・・全く、おぬしって娘っこは・・・・」
「では、教えて下さるんですねっっ!」

夕鈴の表情がパァッと明るくなる。
満面の笑みを浮かべて、老師を見詰める。

「ホント、その笑顔には適わんのう。
仕方ない・・・・話すとするかの」

そう言うと老師は戸口まで徐に歩いていき、夕鈴を手招きして呼ぶ。
それに呼応して夕鈴も歩き始めた。

やっと、分かる。
謎が解ける。

夕鈴は、ワクワク感で足取りも軽くスキップでもしそうな勢いだった。




何があるのか?
そして誰がいるのか??

更にそれを知った夕鈴はどうするのか??

謎は未だ解けず。



続。




*****************










関連記事
スポンサーサイト


この記事へのコメント

やった、続きだぁ!
待つから!
お茶と座布団とお菓子とPCと猫がいればいつまでも待てるから!

凄く楽しいお話、ワクワクします。
わーい!続きですね~♪
うんうん。私もお茶にお菓子を用意してPC前で待ってますからね~。
毎日大概の時間は一人ティータイムしてますから←ほんとに暇人だわ・・。(泣)

今日も娘は残業で遅くなり、上司に連れられてお食事会なんですって。まだ帰宅しない。
息子は中間テストの勉強してるし~・・・。暇ですわ。
ですから私は一人寂しくPC開いてココに来たの。したら新作あるじゃーん!はっぴー!喜んでしまった。


つーづーきー(笑)あ!私スマホ閲覧者なんで、充電さえ持てばいつでも何処でも(笑)
まだ正座は出来ないから(笑)イスに座ってよい子に待てしてますww
すみません。↑のコメント…私…ww

最近、ボケたのか…よく入力欄を間違えます。しかも気付かず…(泣)

でも、今回自分で気付いた!えらい!←チガウw
わーい、続きだ。
待ってました。
どうなるのでしょうか。
なんていうか、このタイトルに笑ってしまうのって私だけでしょうか。
この記事へコメントする














(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

瓔悠

Author:瓔悠

現在の閲覧者数:
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30