翡翠の煌めき、瑠璃の夢

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【傍迷惑な歓迎・1】

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【意味などとしての水入らず】の続編です。







「ねぇ、夕鈴、旅行に行かない??」
「旅行ですか???何処にです?」
「う~~~ん、行先は云えないけど・・・まぁ、旅行とは云っても、僕は仕事の一環なんだけどね~。
まぁ、夕鈴は愉しめるとは思うんだ。」
「はい、陛下の行かれる所であれば、何処にでもお供いたしますが。」
「そう??」
「はいっっ!!」
「じゃあ、決まりね。」

黎翔は、ウキウキ顔で杯の中の茶を一気に飲み干す。

これは、午後の休憩のひとコマ。
今日は天候もよく久々の晴れということもあって、四阿でお茶を頂くことに。
侍女たちも早々に下げ、二人きりののんびり時間を満喫していたのである。

「それにしても、旅行ですか。スッゴク楽しみです。」
「夕鈴が楽しそうだと、僕も嬉しいよ。」
「いつ出発なんですか??1週間先??10日先??」
「・・・・それが、明日だったり。」
「明日っっ?!」
「うん、相手先が・・・・早い方がいいみたいで。」
「わかりました!!こんなことはしていられませんね。早速準備しないと!!」
「いや・・・夕鈴・・・・・・・準備は、侍女たちの仕事なんだけど・・・・・・ねぇ。」

そんな黎翔の言葉は、夕鈴の耳には届いてはいない。
そそくさと茶器の片付けに入っている。

思い立ったら吉日!行動するが勝ち!!みたいな夕鈴だから、
すぐさまの行動になるとは思っていたけれど、ここまで素早いとは黎翔は思いも寄らなかった。

「さぁ、陛下!!片付けも終わりましたし、準備!!準備!!!」

張り切っている夕鈴を尻目に、黎翔はさっきのウキウキ気分は何処へやら、少々気が重くなってきていた。
いや、夕鈴と一緒に旅に行くのは、愉しみな事で・・・・。
道中、馬車の中では二人きりだから、きっと楽しいことだらけなはず。
何なら、愛馬に夕鈴を乗せて遠乗り気分を味わってもいい。
これこそ、愉しみでたまらない。
ただ、行先・・・・・・が問題なのである。

行先は、とある大国。
あそこに行くとなると、彼に逢わないといけなくなる。
自分は仕方ない・・・・相手国は貿易交渉相手で、しかも今回はお互いの自国に於いての関税撤廃に関する話し合いに行くのだから。

・・・・・・・ただ、夕鈴を連れて行くとなると、どうなるかなんて想像もつかないのだ。

黎翔は夕鈴には気付かれず、一人小さく溜息を吐き出した。
そんな黎翔とは正反対の夕鈴は、足取りも軽やかに自室へ続く回廊を跳ねながらの道行きである。

「まぁ、なるようにしかならないか。」

黎翔は腹を括ったのだった。



続。
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Comment

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きたーーー!
あのお方の国なんですわね?
ドキドキな事案が待ってるんでしょうか?
それとも・・・・うふふ~なこと?←何だそれ(笑)
楽しみに待ってる~♪
2014年11月10日(Mon) 19:47
ママ様
編集
こんばんわ~コメント有難うございます!!
早速読んでいただけたのね~うっれしい~~~
これなのよ・・・すぐに引っ込めたの。
もうダメダメ~~~って感じでさぁ。
でもいいの、ここでは私らしく、ありのままで。
(うう??何処かで聴いたフレーズだわ)
うふふ~~そうなの~~あの方のお国に行きますの~
まだ正妃にしてないから、どうなるのかな~~
私もスッゴク楽しみだわ~~
待っててね~~~
2014年11月10日(Mon) 19:53












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