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未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り





だぁれも知らなくていい。
わたしだけが知っている。

それは何??

それはね。
二人の・・・・・・・・・。



「公主さま、どちらにいらっしゃいますの???」
「公主さま~~~」

ふふっ、みんながわたしを探してる。
でもここにいれば見つけられっこないわ。
だって、ここは父さまと母さまの寝室の戸棚の中だもの。


「黎翔さま、いい加減お早く支度なさいませんと」
「夕鈴・・・そう言わずに」
「ダメです!!」
「そんなにつれなくしないでくれ。」

わたしが隙間から見ているのは、両親の毎朝の風景。
政務に行き渋る父さまの姿とそれを急がせる母さまの姿。


この後、始まるわ、きっと。
いつものあれが。


これを見たいがために、わたしはこんなところに隠れているのだから。


「じゃあ、いつものをしてくれないと、行けないよ~~」

急に口調が変わる父さま。
母さまにだけ見せるとうさまの・・・。

「何をですか??」
「そんなぁ~~夕鈴、分かっているくせに」
「毎朝、毎朝・・・・・全くもう!!」

母さまは頬を染め、少し俯き加減になる。

「はぁ~~」

でも溜息を吐きつつも、顔を上げて父さまに近づく母さま。

『チュッ』

まずは父さまの頬に。
次に軽く唇に。

「これがないとね~~一日が始まらないんだ」

父さまは満足気。
母さまは真っ赤に首まで染めている。

「じゃ、いつものお返し」

言い終わった父さまは、母さまの唇に熱い口づけを。
段々母さまは身体が崩れ落ちていく。

それを父さまは嬉しそうに支えている。


あらら・・・母さま、おめめ瞑っちゃった。

「夕鈴??夕鈴???」

父さまの慌てる声。

わたしはこれ以上は見てはいけない気がして、戸棚の裏側の木枠を外して出ていった。
誰にも知られないように。


えっ??どうしてこんな逃げ道があるのか???
だって、老師がこれもおべんきょうだと、作ってくれたの。

うふふ・・今日も父さまも母さまも仲良しだわ。

さてと、わたしはお腹も空いたことだし朝餉を頂くとしましょうか。




終。




2014.02.07 初出
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瓔悠

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