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2017年03月の記事一覧

どっち? 

おはようございます。

今朝は喉の痛みで、まだ起きる時間ではなかったのに起きてしまいました。
何だか勿体無い気がして・・・。
朝からドンヨリです。

昨日から花粉症の症状で、
体調不良・・・・・。

鼻水・くしゃみ。
頭痛。

これは花粉症だよね・・・とか思っていましたが、
今朝は喉の痛みまでも。

これは風邪?
いや、でも天気予報では乾燥もあるって言ってたし。
寝てる間に、口呼吸してたから喉が痛いのかも。

なら
どっちの薬を飲むべきか?
地味に迷ってます。

風邪クスリ?
鼻炎クスリ?

う~~む。
悩む。


本日は、PM2・5も多いし
花粉は非常に多いらしい。

症状が悪化するのは避けたいよな・・・・・・・。


皆様は、花粉症対策は何をなさってますか??



さて。
今日は仕事も休みだし、
取りあえず朝御飯食べよう。




瓔悠。






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【優美な兎は何見て跳ねる??・9】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideと及び補足となります。







「ねぇ夕鈴、あれで良かったの?
息子君・・・遥慎君、だったっけ。心配して迎えに来てくれたのに」
「・・・・・う・・・・・ん」
「今の間は何よ。ホントは、かなり後悔してるんでしょ」
「確かに、後悔していない事は無いのよ。
でも、遥慎と一緒に帰ったら、多分なんの解決にはならないから」
「ふぅん~~まぁ、夕鈴がそう思うんだったら、まだここに居てもいいけど。
そう言えば・・・まだ私、詳しい家出の原因を聞かせてもらってなかったわね」
「え~~話さないといけない?」
「もちろんっっ!!」
「はぁ~~~~~~~。
いくつになっても明玉は明玉だわ」

夕鈴はこの快活で面倒見の良い親友には、
いつまでたっても恐らく自分は敵わない!と思った。

どう、話せばいいのか?
正直分からなくて、夕鈴はコクリと首を傾げる。
頭の中で言っていい事と言ってはいけない事を選別するのに、
少し時間が掛かるらしく二人の間に沈黙が走る。

それでも、明玉は夕鈴を急かすことは無かった。
静かに立ち上がると、お茶の準備を始めてしまった。
それは、明玉なりの心遣い。
夕鈴はそれが分かっていて、安堵の息を吐き出した。

『コトッ』

卓上に茶杯が置かれる音で、夕鈴は我に返った。
どうやら明玉がお茶の準備が出来たようで、自分の前には茶杯があった。
鼻を擽る芳醇な香りが漂う。
心を落ち着かせてくれるような香り。

「あっ、明玉・・・・ありがとう」
「いいえ、どういたしまして。
さてと、そろそろどうかしら?」
「ああ、うん・・・・聞いてくれる?」
「勿論ちゃんと聞くから、明玉さんに話してみなさい」
「ふふっ、明玉は変わらないわね。分かった!話すわね・・・・」

その前に!と夕鈴は目の前の茶をコクリと一口飲んだ。
それで落ち着いたのか、徐に話し始めた。

「それがさ・・・・・・・・実は、隠し事をされていたの。
私がその事に気がついて少し問いただしてみたのだけど、
ものの見事に誤魔化されて・・・・。
もう夫婦になって、幾年月も経つというのにね。
それがどうしても悲しくて寂しくて・・・・いたたまれなくて。
気がつくと、『大っ嫌い!』と叫んで、家を飛び出していたのよ」

隠し事が何であるのかは明玉には伝えず、
簡単に事の成り行きを伝えてみた。
明玉はそれを『うんうん、なるほど』と相槌を打ちながら、キチンと聞いてくれている。

「確かに、家出したのは悪かったかも知れないけど・・・・・・。
でもね、私は夫婦なら私だってキチンと知らないといけない事もあると思うのよ。
例えそれが私にとって辛いとかもしれなくても」
「なるほどね・・・・・・・・夕鈴は、旦那さんの過保護な思いやりが重いってわけだ」
「まぁ、そういう事になると思う」
「夫婦だから・・・・・か。
それは確かにそうかもしれないけど。
ウチも旦那が私に黙っていることはあるわよ」
「えっ?例えばどんな事?」
「そうね・・・・・・ウチは旦那の一族で飯店を経営しているって言ったわよね」
「うん」

明玉は話しつつ、空になった夕鈴の茶杯にお代わりを注ぐ。
それを見た夕鈴は、チョコンと会釈して受け取る。

「私には、飯店の経営状態は何も話してはくれないわよ」
「えっ?旦那さんが継いでいるのよね」
「そうよ、もう旦那の両親は隠居で、手伝い程度よ。
だから、私と旦那で切り盛りしている感じかな~。
でも帳簿とかは旦那が管理していて、実は私は一切知らないの」
「それって、信用されてないって思わない?」
「そうでもないわ・・・・。
旦那の言葉がさ、『やっぱり、一家の大黒柱であるオレに経営は全て任せて欲しい』って事で。
どうも、それは旦那なりの男の矜持ってモノみたいだから」
「へぇ~~~男の矜持ね。
そう言われると、奥さんである明玉は何も言えないわね」
「そう、だから私は全部任せているの」

夕鈴はふと自分の事を思い返してみた。
どうして陛下は自分に黙っていたのかくらいは、容易に分かる。
自分を傷付けない為。
でもそれだけでは無いのかもしれない。
明玉が言うように・・・・・・・・。

「私も、もっと旦那様の気持ちに寄り添わないといけなかったのかもしれないわね」

夕鈴は、ポツリと呟いた。
でもだからと言って、このまま自分から王宮に大人しく帰るかと言えば、
それは良しとしなかった。
それが、夕鈴の夕鈴たる所以だった。
そう、頑固で意地っ張りな自分がいて、素直になれないのだ。

捻じれた赤い糸は、そう簡単には解けない。
夕鈴の瞳がそれを物語っていた。



続く。















もうすぐ 

こんにちは。


このところ、結構寒い日が続いていまして、
隣の公園の桜はまだ咲いてくれません。
毎日、桜の木を見ては『まだかな~まだだね~早く見たいよ~』と唸っているんですが。
早く桃色の可愛らしい花を見たい~~~

昨日は、朝から雷がなって霰が降っていましたし・・・・。
もう4月になろうとしているんですけれどね。
中々暖かくならないようです。

春雷。
空が一瞬光って、ゴロゴロ。
何となく怖いけれど。
でも、春近し・・・って思うんですよね。



春は新しい事を始めるにはもってこい!!な季節で。
私も少し新しい事を始めようと、動きだしました。

この狼陛下の二次を書くようになって出会えた方々と
アイデアを出しながら本を作ろうと~という試み。
今まで、アンソロに参加させていただいたことも有りますが、
その時はコラボと言う形で『おんぶに抱っこ』でした。
でも今回参加させて頂くサークルでは、もっと積極的になってみようと・・・。
私は人懐っこいですが、結構ビビりの恥ずかしがりな面もあって
今まで、自分が表立って人の為に何かをするなんてことはありませんでした。

けれど、あるご縁で頒布のお手伝いをさせて頂き、
私でも出来る事はあるんだ!と思えまして・・・・。

色んな方とご一緒して、私自身も楽しんでいければいいなぁ~と思ってます。



そして、
今現在、ブログもそこそこの更新頻度なので
それも続けていければいいなぁ~と思います。

只今、春休み真っ只中。
子ども達が騒がしいのでどこまで更新出来るのかは『???』なのですが・・・。


今日は天気が良くて、花粉が飛びまくっているみたいで
鼻水が出てて頭が痛い~~~~
なので、考えが纏まらない~~~~
もうすぐしたら、黄砂もくるよね。
それにPM2・5もくる。

花粉・黄砂・PM2・5
トリプル大気汚染、勘弁してっっ!!!



瓔悠。








【傍迷惑な歓迎・23】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り





これは、マズイ。
かなり、マズイ。
非常に、マズイ。

黎翔が思ったのも、無理もない。
恐らく、誰もが思うはずだろうから・・・。

「夕鈴、大丈夫か?」
「えっ?あたしぃ、らいじょうぶ、ですよ~~~~~」

明らかに大丈夫では無い。
所謂呂律が回っていない話しぶりで。

黎翔はフラフラと歩く夕鈴を心配しつつ、後ろからついていくしか出来ない。

「早めに退出して正解だったな・・・・・」

黎翔は、苦笑いを醸しつつポツリと独りごちた。
酒宴場で夕鈴が酔いつぶれて、醜態を晒す訳にはいかないこともあり、
悠に夕鈴を伴って退出することを願い出た。
すると悠はニッコリと微笑んで、直ぐに承諾した。
何か、あるのか?と黎翔は訝しんだが、そんな事に構っている余裕は無かった。
兎に角、夕鈴をこの酒宴場から離れさせる方が優先事項であり。

そんな黎翔の想いなんてそっちのけで、夕鈴は回廊の端から空を見上げている。

「ねぇ、へいか~~~~今日は、とっても、おつきさまがぁ~キレイですよねぇ~」

舌足らずな言葉が破壊的で、黎翔の理性がぷっつりと切れそうになる。

大体、どうしてここまで酔っているんだ。
酒量はそこまで多くは無かったはずで・・・。
それに自分も飲んでみたが、そこまでの度数は強くはなかったはずだ。

ならば・・・今のこの状況は何なのだ。
明らかに、悠殿が何か策を弄したとしか思えない。

「夕鈴、本当に大丈夫なのか?」
「はぁ~~い、だいじょうぶでぇ~~す」

黎翔の心配はよそに、ニコニコ笑いながら答える夕鈴。
頬をホンノリと上気させその口元が完全に緩んでいる満開の笑顔は、
ドキリと胸を躍らせる。

可愛い・・・・・・・。
食べてしまいたくなる。

黎翔の雄としての本能は、理性を上回りそうになる。

いや、ダメだ。
これは夕鈴であっても、夕鈴ではない。
自分の欲望のままに触れてはいけない。

寸でのところで、踏みとどまる理性。

正直、自分を簡単に籠絡出来る破壊的兵器と言っても過言ではない。

「悠殿は、一体どうしたいんだ・・・・・・」

黎翔は頭を抱えたくなった。




その頃、酒宴場でニヤリと嗤う人物がいた。
それはこの国の王である悠鐸だ。

「フフフ、黎翔殿・・・・・夜は長いですよ。
さぁ、何処まで耐えられるのか?本当に見物ですね」

酒杯を高く掲げた後、一気に飲み干した。
その酒杯の中身は、先程まで夕鈴が飲んでいた赤紫の特別な酒だった。

「これだけで飲めば、特に何も無いんですよね~~。
そこまでの度数は無いし・・・・。
まぁ、普段から酒を飲み慣れている僕や黎翔殿にとっては、だけどね。
だから、あのカラクリは黎翔殿には気付くことは無いよね~。
夕鈴さんには悪いけど、少し酔いやすい様にさせてもらったから。
さぁ~~て、どうなるのか?ホントに楽しみだな」
「本当に、悠のイタズラに付き合わされる黎翔殿と夕鈴姫は気の毒だよな」
「朔っっ!」
「悠・・・・・・黎翔陛下の怒りは甘んじて受けるんだよな」
「え~~~。黎翔殿、怒るかな?」
「さぁ、それはどうだろうか」
「大丈夫、大丈夫!!何とかなるよ」
「はぁ~~~~」

悠は、自分の側近兼幼馴染にホンワリと微笑んで見せた。
これは悠の武器だ。
この笑みを見せられたら、もう何も言えなくなるのだ。

「全くっっ!!悠は困った王様だよ」
「違うよ、僕は妹思いな兄なだけだよ」

朔は、手に持った酒杯に口をつけてコクコクと酒を嚥下する。
その酒の味は、何故か苦い気がしたのだった。


続く。




終業式 

おはようございます。


本日は、終業式。
先程、学校へ行った子供たちの 『いってきま~~す』の声が
玄関から響いてました。

気が付けば、もう今日が最終日。
一年なんて早いもんです。

明日から春休み。
毎日、騒がしいんだろうな・・・・・。

と、少し感慨深くなるのですが。


それは置いといて。

一昨日、髪を切りました。
30センチくらい切ったので、何だか背中が寂しいです。
ここまで切るつもりは無かったのですが、
私の伝え方がマズくて出来上がるとかなり短くなってました。
そして娘も一緒に切ったんですけれど、
同じくらいの長さになっていて・・・・・かなり激似になってしまいました。

何だか恥ずかしい・・・・。
髪の毛を切り過ぎると、若返ったというより幼く見えるので
いつもロングにしてるんですよね~~。
ホント、こっ恥ずかしい。

春だから。
うん、春だもんね。
心機一転しよう。

そう自分に言い聞かせて、仕事に行くことにします。


そう言えば、
最近、娘と無料のタイピング練習サイトで練習してます。
学校でPCの授業があったらしくて、タイピングに興味があるみたいなんです。
それで、私もお付き合い。
旦那はブラインドタッチできますが、私は全く出来ないんです。
PCの扱い方も、独学で。
何となく触って覚えたので、ワードは出来てもエクセルは全く分かりません。
最近はエクセルくらいは出来る様になりたいとは思っているんですけど。
そして出来れば、ブラインドタッチも出来る様になりたいですよね~~
打つのが早くなれば、もっとたくさん更新出来る様にもなるだろうし。
ただ、ちゃんと習ったりしていないので、タイピングはかなり自己流の癖がついているので
治りにくいんだろうなぁ~~~~


さて、仕事に行こう。
今日も忙しいだろうな~~~

今日は帰ってきたら、
何か更新しよう。
何にしようかな・・・・・・・・・・・。


瓔悠。








【交差しない道標・7】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

下記の『彩怜シリーズ概要について』の部分をクリックして、
そちらに明記された記事をお読みの上で
お話へお進みください。
もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
そっとリターンしてくださいませ。
どうぞ 宜しくお願いいたします

彩怜シリーズ概要について



【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。




僕は走っていた。
手には手持ち灯だけ。
身体一つで、母さんを探していた。

いつもの畑。
水汲みの川。
そして、村の中。
更には村から外れた露天商通りまで。

でも何処にも母さんはいなかった。
露天商通りには、もう開いている店は一つもなかった。
誰も通る事の無い道で、僕は茫然とした。

このまま母さんがいなくなってしまったらどうしよう・・・・。
僕は一人ぼっちで生きていけるんだろうか。

嫌な想像ばかりが、頭を過る。
それを振り切るために、僕は頭をブンブンと振った。

もしかしたら自分と入れ違いで家に帰っているかも知れない。
そして『お帰り!彩怜、何処に行っていたの?もうご飯にしましょう』って出迎えてくれるはずだ。

そう僕は思い直して、急ぎ足で家路へと向かう。

家が見えてきた時、僕は大きく肩を落として落胆した。
だって見えてきた家の灯りは寒々と消えていて、
母さんがいない事を物語っていたのだから。

「母さん、・・・・・・・・・・・」

僕は、そう呟くことしか出来なかった。
もう辺りは真っ暗。
これ以上探す場所なんて、もう思い当たらない。
それに子供である自分が探せる場所なんて、たかが知れている。
なら、家の中で待っている方が得策だ。

そう思って、トボトボ家の中へと入っていった。
取りあえず、灯だけは付けた。
でももうそれ以上は何もしたくなくて、居間の長椅子に身体を横たえた。
お腹が空いているはずなのに、何か食べたいって気も起きない。
何も考えたくなくて、そのまま目を瞑った。
次第に襲い来る睡魔に、僕は抗う事無く本能に従った。


『チュン、チュン、チュン』

窓から漏れくる光で、僕は朝がきたことを悟った。

目を開けたくない・・・。
だって、家に母さんが帰ってきている確証なんて無かったから。
それはこの身体に感じられる、敷布ではない椅子の固さが僕に教えるんだ。
そのまま長椅子で寝てしまった事を・・・・。
でも朝なら、もう起きないといけない。
だって、また母さんを探すんだから。

「ふぁあ~~~~」

身体を起こして、大きく伸びをした。
その時、玄関の扉を叩く音が聞こえてきた。

誰?
こんな朝早くから・・・。
僕しかいないけど、出てても大丈夫なのかな?
う~~ん、でも誰かが母さんの事を知らせに来てくれたのかもしれない。

そう思った僕は、恐る恐る玄関の錠を開けた。

「はい、誰ですか?」

そこに立っていたのは、小柄だけど大人の男性だった。
この村の人じゃない。
僕は見た事が無い大人に、サッと身構えた。
それに対してその男の人は気分を害することも無く、僕をしげしげと見詰めていた。

「ふぅ~~ん、よく似てるな」

その男性は僕へと聞かせる言葉では無い様に、ポツリと独り言を呟いていた。

「あの・・・・・・・・・・どなたですか?」
「ああ、オレ?」
「はい」
「オレは、タダの遣いだよ。
母ちゃん、いるか?
って、いないか・・・・・」

うん?
どうして、母さんがいない事をこの人は知っているの?
僕は目の前の男性に、少し警戒心が起こる。
僕が疑いの視線を向けているのだろう・・・その男性は、頭を掻きながら苦笑いをする。

「オレが母ちゃんを何処かに連れて行ったんじゃないからな。
どうして、オレが母ちゃんがいない事を知っているのかは、
実は一晩中、この家の前にいたから」
「一晩中?」
「だって、こんな小さな子供一人で、一晩を過ごすなんて物騒だろ」
「・・・・・まぁ、確かに」
「だからだよ。それで、オレが手伝ってやろうか?
母ちゃん探し」
「ホントにっっ???」

僕は渡りに船とばかりに、正体不明の男性の提案に乗ろうとした。
でも寸でで『お願いします』と言う言葉を封じた。

「あっ、オレの事を怪しんでいるんだよな」
「・・・・・・・」
「オレは、母ちゃんの昔の知り合いだよ。
まぁ、証拠は?なんて言われると特に何も持っていないんだけどな」

僕は、その男性をジッと観察した。
嘘を言っているのなら、何か変化があるはずだ。
でもその男性の瞳は何か信念みたいなものと僕を心配する温かな眼差しが感じられて、
大丈夫だと判断した。

「あの・・・・・・・お願いします」
「よし、任せときな!!」

そう言うと、その男性はニカッと笑った。



続く。















【優美な兎は何見て跳ねる??・8】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideと及び補足となります。






ここは王都。
章安区からは少し離れた大通り。
目的の場所にほど近い、夕鈴がいるはずの所。

一晩開けて、遥翔は夕鈴を探すべく王宮から抜け出した。
探すと言っても、浩大が場所を知っているから専ら説得役と言う所だ。

「ここら辺なの?」
「そうだよ~~」

軽口の浩大は、この状況を明らかに楽しんでいる風に見える。
それを見て、遥翔はため息を吐きたくなった。

僕はと言うと、兎に角早く王宮に平和をもたらしたいんだ。
もう父上は限界値が見えている。
そろそろ理性の均衡が崩れそうな気がする。
ホントにギリギリで、今や決壊一歩手前である。

遥翔は自分の父親の性質をよく知っていた。
だからこそ、自分が動いたのだ。
さぁ、キリキリと役目を果たさないと。

「兎に角、母上には早急にお戻り頂かないと・・・・ね」
「上手くいくと思うのかい?」
「そういかないと困るんだよ」
「確かに、公子クン的にはそうだろうね。
でもさ、相手はあの正妃ちゃんだよ・・・・あの人は頑固だからね」
「分かっているよ。
母上相手だから、そうそう自分の思い通りになんていかないのは百も承知だよ」
「そこまで分かっているんだったら、オレはもう何も言わないよ。
ほら、あそこだよ」
「ありがと、浩大!!」

浩大が指し示した先には、ここいらの邸宅の中では結構大きい邸宅が見えた。
遥翔は、恐々と近寄って中を伺った。
静かで中からは特に声などは聞こえてこない。

「母上はここにいるんだよね・・・・・」
「そうだよ」
「じゃあ、行って来る」

一言呟いて、自分を奮起する。

『トン!トン!トン!!』

玄関先にある戸を叩いてみた。
さぁ、これで賽は投げられた。



********


こんな朝早くに玄関の戸を叩く音がする。
どうやら、来客らしい。

慌てて飛び起きた二人には、窓から差し込む眩い光りでもう朝が来ている事に気がついた。
明玉が来客へ返答をする。

「は~~~い、今いきます!!」
「お客さん??」
「そうみたいね・・・それにしても、朝っぱらから誰よ??」

居間でそのまま話しながら寝込んでしまった二人は、突然の来訪者に驚きを隠せない。
明玉は、夕鈴が家族に自分の居場所を伝えていることなんて知らないから、
来訪者の見当がつかない。


「あら?どなた?」
「申し訳ございません、朝早くから・・・・・。
ここに母がいると聞いたものですから」
「母??ああ、夕鈴ね。
もしかして、息子クンかしら?」
「あっ、はい!息子の遥慎と言います」
「ちょっと、待っててね~~」

そう言うと、母上の友人だと言う明玉さんは、中へと颯爽と入って行った。

「夕鈴・・・・・お客さんよ」
「私に?」
「そう」
「誰?」
「それは行ってから、確かめて」
「ええ、分かった」

明玉に促されて、夕鈴は重い足取りで玄関先へと赴いた。

・・・・もしかして、陛下が来ていたり?
こんな朝早くに?
でも陛下だったら、どんな顔をして会えばいいのよ。

夕鈴は複雑な想いを抱えていたが、
玄関の扉を開くとそこに立っていたのは____黎翔、ではなかった。

「遥翔・・・・イヤ、遥慎。どうして貴方がここにいるの?」
「母様が家出したらしいと聞きまして。迎えに来ましたよ、帰りましょう」

夕鈴は、何も言えずに黙り込んでいた。
それを見た明玉が助け船を出すかの様に、親子の会話に割り込んだ。

「夕鈴・・・・家に知らせていたの?」
「ええ、実は子どもたちが気になって・・・・」
「あっ、すみません!母が大変お世話になったようで・・・・」
「フフッ、私の事は覚えてないわよね・・・昔、あなたが幼い時に会っているのだけれど」
「あの・・・おぼろげながらなら、覚えてます・・・でもごめんなさい、ハッキリとは記憶にないです。
でも、母のご友人だったですよね」

明玉は、嬉しそうにニコニコ顔で遥翔に接していた。
それを遥翔も悪い気もしない様で、キチンと受け答えしている。
夕鈴は浩大に詰め寄ってる遥翔の様子が目に浮かび、眉根を潜める。

「遥慎・・・・・ゴメンナサイ。父様に伝えて・・・・まだ帰りません!!と」

こう言えば、夕鈴の意志の強さが遥翔にも伝わると思って黎翔をダシに使う。
その薄茶の瞳は、ガンとして譲らないと訴えている。

それを見た遥翔は、深い溜め息を吐き出す。

「分かりました、父様にも伝えておきます。
それでは母をお願いします、明玉さん」

ただ、そう言うと遥翔は深々と礼をして大人しく帰って行った。

母を動かすのは、やはり父の力が必要だと。
そして、その父を動かす為には自分が動かないといけないと。
浩大ならば、自由に動いてくれそうだし・・・あの厄介な二人を何とかしてくれそうだな。

遥翔の脳裏には、ここに連れて来てくれた隠密の顔が浮かんでいた。



続く。






連休最終日。 

おはようございます!!


本日は、連休最終日。
ウチは旦那様が仕事ということもあり、
特に何もない日です。

まぁ、実家にお泊まりの子ども達を引き取りに行かないといけませんが。
丁度春のお彼岸なので、仏壇参りでもして来よう・・・。

最近、ようやくまともにブログ運営をしていますが、
いやぁ~ブランクが長いとダメですね。
書きたい事が上手く表現できません。
言葉を忘れ切ってます。
あの表現の言葉って何だったけ・・・と検索することがしょっちゅう。

やはり、読書って重要です。
最近は活字と言えば、他の方のブログやpixivばかり読んでいるのでは
ダメだってことです。
はいっっ!!

そして、こんなに書き散らかしているので
皆様が本当に読みたいモノって何なんだろう・・・・とチラリと脳裏をかすめて行くんです。

こんなへんてこな更新でスミマセン。


さて、昨日。
10年来使っていたPCのモニターがとうとう壊れてしまいまして。
横線が入ったり、急に画面が暗くなったり・・・と最近は怪しかったんですよ。
でも騙し騙し使っていたんですが、とうとう・・・。
私の生活の中でPCが無いなんてありえないので、
慌ててPC専門店に買いに行きました。。
そうです、まさにPC依存症です・・・・。

最近のPCモニターって結構大きいんですね~
ウチにあったのが17インチ。
それで店頭には21・5インチや23インチ。
大きく感じました。
それで、21・5インチを購入。
そうすると、既存のPCラックでは収まりきらない!!
どうする?どうしよう・・・・。
帰りにニト〇に寄って、PCデスクまで購入。
帰宅後、いそいそとお片付けして、ラックを組み立てて早速設置。
夕ご飯の準備もそっちのけで、旦那がお腹空いたって言っても無視!!
出来上がるまでは、ご飯もお風呂もお預け状態でした。

やっと出来上がったPCラック。
今までよりも広くて使いやすくなりました。
いままで、ちんまりと隅に追いやられていたのがウソのよう。
快適PCライフになりました。

DSC_1385[1]
こんな感じで、マジで快適なんです。

そして、ユーチューブなど、動画が大きな画面で見られるようになったので
快適な動画視聴ライフになりそうです。

ハハハ、またブログが疎かになりそうで
怖い・・・・・・・・・・。



さてと。
子供たちを迎えに行きますか・・・・・。
ついでに食材なんかの買い物にも行かないと。
まだ、春休みまでは何日かあるし。

そう、もう春休みなんですよね~
早いものだわ。



瓔悠。

【優美な兎は何見て跳ねる??・7】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideと及び補足となります。






側近李順は、頭を抱えていた。
まぁ、それはいつものことではあるが・・・。
この国の王である、黎翔が絶賛不機嫌モード全開中なのである。

筆を一体何本折れば気が済むのか?!
可哀相な罪無き筆の残骸を見て、ため息が出てくるのである。
筆だってタダじゃあない。
それなりの値段がするってもんだ。

しかし、そんな事を黎翔に進言出来れば良いが、
今そんな事でもしようものなら自分の首が危うくなる事だってあり得る。
誰が、そんな危険極まりない事をするというのだ。

不機嫌な黎翔を御しえるのは、この世でたった一人だけ。
それは自分などでは無く、陛下の唯一の花だけだ。
その花がここにいないとなると、もう自分になす術はない・・・・・。

「はぁ~~~正妃様、早くお戻りくださいませ。
官吏達への被害がそんなに広がらない前に・・・・」

誰もいない執務室で天井を仰ぎつつ、李順は独り言を吐き出した。

「李順・・・・・優秀なあなたでも手に負えない事もあるんだね」
「公子っっ!!」
「母上は一体何処に行ったんだろうね。
浩大は知っているようだけど・・・・」
「その様ですね」
「で・・・父上は特に聞かなかったらしいよ。
だから、いつ探しに飛び出して行くか分からないから、
気を付けていた方がいいと思うけど」
「それは、困りますっっ!!
今、陛下に王宮から出て行かれると重要案件が滞ってしまいますから]
「そうだね~~じゃあ、僕が何とかしてみようか?」

遥翔の提案に、李順は安堵の息を吐き出す。
それを見て、遥翔は段々李順が気の毒になってきた。

全く、ウチの父上と母上がスミマセンっっ!!
関係の無い李順まで諍い事に巻き込んでしまって・・・。
この上は、僕が何とかしてみますから。

遥翔は、胸の内で李順へ謝り倒すのだった。

「ただ、母上の居場所が分からないと説得に行きようがないんだよ。
李順は、心当たりはない?」
「そうですね・・・まずは岩圭殿と青慎の所には行かないでしょうし。
水月が出仕している所をみると、紅珠の所で無い事も確か。
正妃様はここ後宮に上がられてからは、そう度々は帰省なさってはいませんから、
交友関係もそんなに複雑では無いと思うのですが・・・だから、昔からの友人が一番可能性としてはありますね」
「昔からの交友関係・・・・・か。
あっ、そう言えば!昔僕を連れて下町に行った事があって、
その時に昔の友達という人に会ったよ。
誰だったかな・・・・・・・確か、明・・・何とかって言っていたような」

う~~んと唸りながら、遥翔が考え込む。
それを李順はただただ見守っていた。

「公子クン、スゴイね~~とってもいいセンいってる!!」

執務室の窓の外から、呑気な声が聞こえてきた。
この声は、遥翔も李順も知っている人物のモノだ。

「「浩大!!」」

二人の声が重なる。
これで少しは進展しそうだ。

「まぁ、そこまで出てきたのなら答えを教えるよ。
正妃ちゃんがいる所はね~~昔の幼馴染である明玉殿の所だよ。
場所は、章安地区からは少し離れてもっと大通りにある所なんだけど、
案内しようか?」
「僕が行くから、浩大も同行して教えてよ」
「りょ~~かい!!!」

軽~い口調で、浩大は遥翔からの頼みを請け負う。
これで何とかなるかも知れないと遥翔は微かに笑みを浮かべた。



続く。








【答えを求めるのであれば】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り 


【注意事項】

今更ながら、『臨時妃設定』な話を書きます。
ちょっと、今私の中で『浩大祭り』が開催中でして・・・・。

あの飄々としているのに、しっかり自分の役目は果たす責任感の強さが好きで。
妄想がダダ漏れしています。

アチコチ途中のモノがありますが、
どうぞご容赦くださいませ。







「お妃ちゃん、そんなに急いで何処に行くんだよっっ!!」
「あっ、浩大。
何処って、あっち!!」

そうやって、指差した先には先ごろ咲き始めた大きな桜の木が植わってあった。

「お花見かよ・・・・あんまり急いでいるもんだから、何かあったのかと思ったよ」
「ごめんなさい。
だって、今を逃すと見れなくなるから」
「はい?まだ咲き始めたばかりだろ、そんなに急がなくても明日も明後日も見られるじゃん」
「確かに、私一人でならね・・・でも今から陛下と花見なのよ。
陛下がここのとこ忙しくしているのを見て、李順さんがちょっとだけ休憩をくれたんだってっっ!!
だから、急がないといけないの~。
それに・・・・・・来年も陛下と見られるなんて保障は何処にも無いから」

夕鈴は、最後の方は声を潜めて小さく呟く。
浩大には聞こえない様に・・・と。

聞こえないはずは無いのに・・・・な。
オレは優秀なんだぜ。
まぁ、いいさ。
聞こえてない振りくらい、いくらでもしてやるよ。

「それじゃあ、急がないとな。
でもさ、肝心のへーかは何処にいるんだよ」
「まだ政務中よ。先に行って、お茶の準備をしておくの。
だから急いでいるの、私」

そう言うと、今この時すらも惜しいとばかりに兎は跳ねていく。
その後ろ姿を見ていると、何だか口元が綻んだ。

ホントに見ていて飽きなくて、楽しくて。
自分の役目が、あの元気な兎の護衛で良かったと思える。

「お妃ちゃん!オレも何か手伝おうか?」
「えっ?浩大が??
そうね~~何してもらおうかしら」

大きな桜の木の根元で準備を始めた兎に追いついて声を掛けると、
う~~んと小首を傾げながら口元には人差し指を置いて考え始める。

「お茶の準備は私が出来るからいいとして・・・。
そうね~~あっ、そうだわ!
桜の枝を一本だけ欲しいのだけれど・・・・」
「一本だけでいいのかい?」
「ええ、だってお茶に桜を浮かべたいだけだから」
「ふうん」

お安い御用とばかりに、浩大は身軽に桜の木へと登っていく。

「お妃ちゃん、どの枝がいい?」
「えっ?どれでもいいわ。
でも沢山花がついてあるのは避けてね」
「りょーかい」

まぁまぁ花の付いている小枝をポキッと手折ると、手に持ってそのまま地面へと飛び降りた。

「はい、これ!」

小枝を差し出すと、夕鈴はニッコリ微笑んで受け取った。
手の中の小枝を、夕鈴はしげしげと見詰めている。
それを浩大は怪訝そうな視線を夕鈴に向けた。

「それで良かったんだよな」
「えっ、あっ、うん。
・・・・・・キレイよね、桜って」
「まぁね~~でもさ、オレはキレイなくせに儚すぎて、何だかヤだな」
「そうね・・・・・確かにそうかもしれないけど。
それでも、咲いてる間は沢山の人を楽しませてくれるし、心和ませてもくれるわよ。
でも散り際を見ると、涙が出そうになるけどね」
「どうして、泣きそうになるんだよ」

フゥって息を吐き出して、夕鈴は晴れ渡った空を見上げる。

「だって・・・・・何だか寂しいじゃないの。
咲いてる間が短くて、その間に雨や風に曝されると、
その命を周囲にまき散らしながら儚く散り急いでしまうから。
それに満開の時だけ、皆に嬉々として愛でられてるっていうのも・・・・」
「でも散り様が潔くて好きだって、その時だけを愛でる奴もいるけどな」
「そうなのね」


お妃ちゃんは何かを桜と重ねている。

それは、ここにいる『自分』の事なんだろう。
何となく分かる気もするけどな。
自分は偽物なんだから・・・・とか、いつか出て行かなくちゃいけないとか。
色々考えているんだろうけど。
オレから言わせてもらえば、どーせ陛下が離さないだろうよ。
とういうよりも、離せないと思うぜ。

だから、そろそろ覚悟決めろよ。
あの難儀なお人の傍にいる覚悟を。
それが、アンタの『恋』の答えだと思うからさ。
まぁ、そんな事、オレが言える立場じゃないけどさ。





「ゆ~~りん」


遠くから、黎翔の声が聞こえてきた。
どうやら、夕鈴を探しているらしい。

「ほら、へーかが捜しているみたいだぜ」
「そうね」

フフッって笑って、口元に両手をあてて大きな声で叫ぶ。

「陛下~~~~ここですよ~~~」

鈴を鳴らすような声が、空気に溶け込み広がっていく。
それに気がついた狼は、ここに全力疾走で来ているみたいだ。
嬉しそうな気配がダダ漏れである。

「へーかが来たみたいだな。
オレはあっちに行ってるから・・・・お邪魔虫にはなりたくないし。
おっかない狼に、お仕置きされたくないから~~」

軽口を叩いて、その場を立ち去った。
風に乗って、二人の楽し気な笑い声が聞こえてきた。



答えを求めるのであれば、それはお互いが歩み寄らないとダメなんだぜ。
それを怖がっていちゃ、先には進めないんだけどな。
傷つくこともあるかもしれない。
困難なことにぶち当たるかもしれない。
でもさ、オレは二人なら乗り越えられるって思うんだ。

だからさ。
お妃ちゃん・・・・桜の花の様にあればいいんだよ。
だって花言葉には『精神の美・優美な女性』ってあるんだから。
あっ、そういえば、この桜は山桜だったな。
なら『あなたに微笑む』って言うのもあったな・・・・。

まぁ、兎に角、花は笑っているのが一番なんだぜ。
オレは花守だから・・・・。
守っていてやるから。


終。






【交差しない道標・6】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

下記の『彩怜シリーズ概要について』の部分をクリックして、
そちらに明記された記事をお読みの上で
お話へお進みください。
もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
そっとリターンしてくださいませ。
どうぞ 宜しくお願いいたします

彩怜シリーズ概要について



【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。







それは、夕鈴がかなり危機的状況下にあった頃・・・。

この村から少し離れた所にある大きな街の一角の酒場で、
そんなに上等酒ではない酒を酌み交わしつつ頭を突き合せ、
男性二人が何やら話し込んでいた。

「その話は、信憑性があるのか?」
「まぁ・・・自分の中では、かなり信用していいとは思うんだが」
「でも、今までもそんな話はゴロゴロしてたじゃないかよ」

二人の内の小柄な方の男性が、眉間に皺を寄せて小さくチッと舌打ちをする。
それを見てもう一人のかなりガタイのいい男性が、宥める様に愛想笑いを浮かべる。

「それを言われると、俺はもう何も言えないが。
なら『取るに足らない情報』として放置するか?」
「そんな事をして、もし本当にそうだった時がオレは恐ろしいんだよね~。
だから一応、確かめておくよ」
「それがいいだろうよ。でも、もう何年になる?」
「かれこれ、9年は過ぎちまった」
「もうそんなになるんだな」
「全く、どうしてこうもいつも上手く雲隠れされちまうのか。
自分は優秀だと自負していたんだけどな」
「お前さんは優秀だよ。だたあっちも必死って事だけなんだよ」
「はぁ~~~もうそろそろ、捕まえないとオレの首が危ういんだよな」
「そうだな」

小柄な男性が、フゥと小さく息を吐き出す。
そして二人はその後黙り込み、ただ酒を酌み交わすだけだった。


**********


そして、またその頃。
いつまで経っても帰って来ない母を待ちわびて、
暗がりの居間の長椅子で小さく身体を縮こませている少年がいた。

もう陽がすっかりと落ちてしまって少年はどうすることも出来ず、
ただただ母の帰りをジッと待つしか無く・・・・。
次第に心細さから、ポロリとその深紅の瞳から涙の粒を零れ落としていた。

「母さん・・・・・僕を置いて何処に行ったの?
僕が何か悪い事をしたのかな・・・・・・グスン、グスン」

声に出せば余計に切なくなっていき、
最後には嗚咽を上げて泣き出した。

けれど、ここに住んでいるのは自分と母の二人。
誰も助けてなんてくれないから、どうすることも出来無い。

どうして、僕には父さんがいないんだろう。
こんな時・・・父さんがいれば、きっと怖くないに違いない。
それに母さんを探すために、一緒に行ってくれるはず。
だけど、僕にはいない。
だから、一人で耐えるしかない。

「僕しかいないんだったら、僕が探しに行くしかない!!」

そう涙声ながら力強く言葉を発すると、
僕は卓上で煌々と光る手持ち灯を持って外へと飛び出した。




続。




短くて、スミマセン~~~
ただ、今後の話の展開で必要だったんですぅ。

気になる展開のままでスミマセンが
またUPをしばしお待ちくださいませ。




今日は・・・・ 

こんにちは。


連日のごちゃ混ぜの更新に
お付き合い下さり、誠に有り難うございます。

長い冬眠からようやく醒めたので
今まで更新が無いにも関わらずご訪問くださっていたゲスト様に何か恩返しを!!と
思って怒涛の更新をしていたわけですれど。
却って混乱を招いてしまったかもしれない・・・とも思わなくもないのですが。

この二日間は
ちょっとした体調不良で更新していませんでしたが
またこまめな更新を目指して頑張っていこうと思っとります。


さて、今日は小学校の卒業式。
ウチの娘はまだ小4なので
今日はお休みなのですけれど。
卒業式後と思わると親子さんを見かけると何だか胸の奥がジンとなってきます。

春なんだなぁ~~と思って
隣の公園の桜を見てみると、少し蕾が膨らんでました。
この前まで雪や霰が降るような天候で『寒い、寒い』を連呼してましたが、
そんな中でも確実に春はもう目の前なのですね・・・・。

隣の桜は咲き始めたら
毎日、桜の写真をUPしていこうかなぁ~と思ってます。
ホント、桜って咲いている時期が短くて儚い感じがしますが
私はその潔さが結構好きです。

パッと咲いて沢山の人を癒し、そして散り行く様も美しい。
そんな桜の様に私もありたい・・・と。


さぁ~~て。
話のつづきでも書きますか・・・・。


瓔悠。




【傍迷惑な歓迎・22】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り




朔が手に持った例のモノを、悠に手渡した。
悠は満面の笑みを浮かべて、手の中の水色の卓布に包まれた酒瓶を見詰める。

「ご苦労であった」
「いえ、それでは私は下がります故」
「ああ」

短く儀礼じみたやり取りをすると、朔は静かに退座した。

「それは一体何なのだ、悠殿」
「ああ、これですか?夕鈴さんに贈り物です」
「私にですか?」
「そうなんですよ~~これ実は、今我が国の女性の間で流行っている果実酒なんです。
何でも女性用に作られているので、とても飲みやすいらしくて。
折角の酒宴なので、朔に用意させたんです。
(買いに行ったのは、僕なんだけどねぇ~)」

悠は、人好きのする柔和な笑顔を夕鈴へ向ける。
人畜無害な笑みの裏には、策を弄していると誰が気付くのであろうか。

「えっ、私にですか?何だか勿体無い様な気が・・・」
「はい、夕鈴さんの為に用意したんですけれど・・・・・・駄目、ですか??」

悠は、薄茶色の瞳をウルウルとさせて懇願する。
それを見れば、夕鈴は容易に断れるはずも無く・・・。
それこそ夕鈴が断れない様に、悠は先手を打ったのだ。

「いえ、駄目だなんて・・・有難く頂戴いたしますね」
「有り難うございますっっ!!」

夕鈴の返事に、悠はニッコリと微笑む。
先程から百面相でコロコロ変わる悠の表情を、黎翔は胡散臭げに観察していた。

「では、この酒にはこの杯をお使いください」
「これですか?とっても綺麗ですね」

夕鈴に渡されたのは、透明の小さめの酒杯。
この酒宴場の灯りに反射して、キラキラと光っている。

「これは、我が国の新しい特産品で・・・職人たちの手作りなんです。
今回の白陽国との貿易の一品とさせて頂いたものなんです」
「そうだったのですね・・・。
私はこういった物に造詣はありませんけれど、
いつまでも見ていたくなるほど素敵な杯ですね」
「気に入って下さって、嬉しいです。
この酒杯に入る果実酒も気に入って頂けると良いのですが・・・・」

二人は和やかに会話を楽しんでいる。
黎翔は特段割り込みはしないが、あまりいい気はしていなかった。

悠殿は何を考えているのか?
ただの厚意だけでは無いような気がするのだが・・・。
しかし、この公の酒宴の場では、無下に悠殿の厚意を退ける訳にはいかない。
ならば、少し様子見をするしかあるまいな。

黎翔は酒杯を煽りつつ、ボンヤリと考えていた。

「悠様、私はあまりお酒は強くありませんから、少しだけにして下さいね」

杯を手に持った夕鈴が、悠に一応願い出る。

「はい、存じています。だから少しだけ・・・ね」

酒瓶の蓋を開けて瓶を傾ける悠は『大丈夫、大丈夫!』と、
夕鈴を安心させる様に少しづつ注いでいく。
小さめの杯に半分にも満たない位で止めて、瓶を真っすぐに立てる。
透き通る杯に注がれた酒色は、赤紫。
酒色がくっきりと杯に映し出されて、とても幻想的である。

「綺麗・・・・・・・・・・」

夕鈴は、はぁ~と感嘆のため息を吐き出した。

「ねっ、半分も入って無いでしょう~~。
だから、大丈夫ですよ。飲んでみて下さい。
感想を聞きたいですから」
「有り難うございます、それでは」

夕鈴は口元に杯を持っていき、コクリと一口飲んでみた。
甘いけれど少しだけある酸味がアクセントになっていて、
確かに人気があると言うのも頷ける。

「お、おいしい~~」
「そうですか?良かったです」
「はいっっ、甘くて酸っぱくて・・・・絶妙な塩梅です」
「なら、もう少し飲んでみませんか?」
「では、もう少しだけ」

ニコニコ笑って、夕鈴は杯を悠に差し出す。

「夕鈴、余り飲み過ぎるのは・・・・」

黎翔はヤバい事になる前に夕鈴を止めようと声を掛けるのだが、
二人の世界に入っているので聞き耳を持ってはいなかった。

そうして、黎翔が危惧した通り。
一刻もしないうちに、頬をほんのりと桃色に染めた夕鈴が自分の隣にいた。



続。








【交差しない道標・5】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

下記の『彩怜シリーズ概要について』の部分をクリックして、
そちらに明記された記事をお読みの上で
お話へお進みください。
もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
そっとリターンしてくださいませ。
どうぞ 宜しくお願いいたします

彩怜シリーズ概要について



【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。







「本当に貴女は強情な人だ。
だからこそ・・・・・・・・・・・・・・・従わせたい欲望が湧いてくるんだけどな」

夕鈴には、『だからこそ』から先の言葉は聞き取る事が出来なかった。
だって目の前の男性は、殊更に声を潜めて呟いたのだから。
背中にゾワリと嫌な感覚が走る。

目の前の男性の眼球が濁った色をしつつも、不気味に光るのが見えた。
そう、これは黒光りとでもいうべきシロモノだろうか。

ここで負けてはいけない。
こんな男の言いなりになってはいけない。

夕鈴はそれだけを思い、必死に煮えくり返る気持ちを押し止めた。

「兎に角、私は何度も申し上げましたけれど、
誰とも結婚はしません。
だから、もうそろそろ家に帰りたいんです・・・彩怜も帰って来ますし」
「そんな事、言わないで・・・もう少しだけ!ねぇ、お願いですから」

急に、男性は殊勝な言葉で嘆願してきた。
少しそれが不気味で、夕鈴はゴクリを息を飲んだ。

「いえ、本当にもうそろそろお暇したいんですけれど」
「僕が、まだ居て欲しいって言っているんですよ」
「・・・・・・・・・・はい」

男性のニヤリと厭らしく嗤う表情に押されて、夕鈴はつい『是』と答えてしまっていた。

もうどうすれば、いいのだろう。
この人、他人の言葉に全く耳を貸さないタイプみたいだわ。

夕鈴は解決の糸口が見えず、頭を抱えたくなる。

「オレはね、手に入れたいと思ったものは今まで何でも手に入れてきたんだ。
そりゃ、そうだろう!オレは所謂有力者なのだから」

有力者?そりゃ、確かにここではそうでしょうけれど。
こんな小さな村の村長の息子って言う肩書が何処でも通用すると思っている時点で、
自分が小者だってことを自分で公言しているようなものなのに・・・・。

夕鈴はため息を吐き出したくなった。
だって、こんな小者相手に黙っていなければならない事を思って。

自分は知っている。
真の覇者を。
この国の頂きにただ一人佇んでいる孤独な人を。
私が愛した、ただ一人の御方。

夕鈴が脳裏に愛しい黎翔の姿を思い描いていると、
その視界が遮られた。

それは少し自分から距離を取っていたはずの人物が、
自分に覆いかぶさってきていたから。

「何をするんです?止めてください!!!
大きな声を出しますよ」
「出せばいいじゃないか。
オレは別に無体な事をしようとしている訳じゃないんだからな」
「では、離れてください」
「だって、貴女が今にも逃げそうな感じだから。
逃がしたくないんだよな~~~。
だって、君の息子クンは上手く逃げられてしまったからね」
「息子???彩怜の事・・・・・・なの」
「ああ、そうだよ。息子クンもかなり強情だよね。
全く可愛げないったらありゃしないよ」

先程の林の中での事を思い出して、男性はチッと舌打ちする。

「・・・・・・・貴方は、彩怜に・・・・・何かしたの?」
「何もしちゃいないよ。たださ、『君がお母さんを説得して』みたいなことは言ったけど」
「どうして、子どもを巻き込むの??
止めてくださいっっ!!」
「じゃあ、貴女がオレの申し出を受けてくれればいいだけじゃないか」
「・・・・・・・・・・・」

夕鈴は目の前に迫ってくる男性の吐息が自分の首筋に掛かりそうな瞬間、
思いっきり両手で横へと払いのけた。
その衝撃で男性は夕鈴の真横の床に身体を転がった。

男性の体制がかなり傾いていたから女人の夕鈴でも出来た事で、
そのまま男性は気を失っていた。

「今だわ、これで帰れる」

夕鈴はそっと扉から出ようとすると扉の向こうには村長が佇んでおり、
決してその部屋から出さないよと瞳が物語っていた。


続。




【優美な兎は何見て跳ねる??・6】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideと及び補足となります。





薄暗い回廊をトボトボと当てなど無く遥翔は歩いていた。
こうすることで、自分の警護担当である浩大が声を掛けてくるはずだと見越して。

周りからは何も聞こえず、とても静かで。
遥翔の足音だけがヒタヒタと響く。
そして満月前の欠けた月の月明かりだけが、
優しく回廊を包みこんでいた。

「ねぇ、公子クン・・・いつまで、ここを歩いているのさ」
「僕の勝ちだね、浩大」
「勝ちって、何がさ」
「フフッ、浩大が痺れを切らして僕に話し掛けてくるか?
それとも、僕が待ちきれなくて浩大を呼ぶのか?のだよ」
「ふぅう~ん。
それでその勝ちにはどんな報奨があるんだ?」
「報奨?う~~ん、考えてないや。
まぁ、それは置いといて!浩大、母上の行先は何処?」

遥翔は軽口を潜めて、自分が浩大に訊きたかった本題を持ち出す。
それは浩大の方としては勿論予測済みで、ニヤリと笑みを口元に乗せて逆に訊き返した。

「何処だと思う?」
「場所は、下町だよね」
「まぁね~そこしかないよね。オレが訊きたいのは、その先だよ」
「その先・・・か。う~~ん、下町ならまずは岩圭おじい様のところではない事は確かだね。
それに青慎叔父様のところでもない事も。
だから、正直困っているんだ・・・何処にいらっしゃるのか・・・がね。
案外、穴場な場所としては紅珠殿のところも考えてはいるんだけど、それは何となく違う気がする」

遥翔は、自分の予想を浩大に自慢気に語る。
それを聞く浩大の表情が、次第にニヤニヤと意地悪なモノへと変化していた。

「何で違うって思うのかい?」
「だって、紅珠殿のところだったら、すぐに水月殿に知られて父上に知られてしまうからね」
「どうして、へーかに直ぐに知られるって思うんだよ。
案外うまく匿ってくれるかもしれないじゃん!」
「それは無いよ。だって水月殿も我が身は可愛いって思うだろうし。
だって、父上が母上がいなくなった事で、官吏達に何も利益なんてもたらす訳がないじゃないか。
不利益が被られてもね」

遥翔は、小さく嘆息を吐き出す。
自分の父親の性質は、把握済みだ。
母上無しでは、立ち行かないことくらい・・・・・。
それが何日持つのか?!それに因って官吏たちが被る被害の大きさが変わるだけだ。

「まぁ、その辺りかなぁ~僕が想像する場所はね」
「なるほど・・・公子クン、良い所を付いてきてるよね~。
でも、全部はずれ!!」
「違うのか、でもこうして浩大がここでのんびりしているくらいだから、
危険の無い所と言う事だね・・・・・」
「それは、当たり」
「僕が推理した場所では無いとなると、父上にも予想がつかない場所だよね。
それを浩大が父上に知らせているのかが、心配なんだけど・・・・・」
「知らせてないよん」

浩大は、語尾に『ルン』と付きそうな感じで楽し気に答える。
それを見て遥翔は、頭を抱えそうになる。

「どうして、知らせてないんだよ」
「だって、報告は要らない!って、へーかが言うからさぁ」

浩大は口を尖らせて、オレは悪くない!と主張する。

「はぁ~~~~~分かりました。
王宮に医務官をいつもよりも多く待機させる様に、李順に言っておくよ」
「うん、それがいいとオレも思うよ!
公子クン、頑張ってね~~~」

浩大は、軽口を叩くとヒラリと屋根上に登って行った。
その場に残された遥翔は、この先自分が出来ることは何なのかを真剣に考え始めたのだった。


続。








書き散らかして、ごめんなさい 

こんにちは。


ブログを本格的に再開させてから、
節操無く書き散らかして本当に申し訳ございません。

ご不快に思われているゲスト様もいらっしゃることでしょう。

本当に好きな作品だけをお読みください。
無理!と思われたモノにつきましては、
静かにバックオーライで、リターンくださいませ。



今、私の頭の中では
沢山の作品が取っ散らかってます。

しばらく、読み専生活を送っていた反動であると思われます。
その内、大人しくなってきますので・・・・・・。


それでも、拍手など頂きますと
元気がいただけます。
面白かった~~と思われましたら。
宜しくお願いいたします。



そんなこんなで、しばらくこんな感じでのブログ運営となります。
どうぞご了承ください。



瓔悠






【三つの祈り・4】 

【設定】

未来夫婦 ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】
此方の作品、確かに夫婦設定ですが・・・・いつものテイストでは有りません。





はぁ?
何で、どうしてあの失礼な男と一緒にいるのよ!!
夕鈴姉さま、説明してよ!!
ねぇってばっっ!!

怜亜は、自分の意識の奥へと呼び掛ける。
しかしそこからは全く応答は無く、静かに凪いでいる。

どうやら、夕鈴姉さまは眠ってしまっている様だ。
そうなってしまっては、もう自分にはどうすることも出来ない。
ならば、この場は自分で何とかするしか手立ては無い。

「あの、貴方はどうしてここにいるのです?」
「はぁ?アンタが庭園を案内してくれるって言ったんだろ」
「私がですの?」
「ああ」
「・・・・・・・・・そうなのね」

怜亜は少しだけ状況を理解して、少し考え込んだ。

これは一体、どういう事なのか?
夕鈴姉さまは私に何をさせようとしているのか?
こんな男に親切にする義理なんてものは、私には一切無いはずで。
まぁ、自国にとって大切な客人かもしれないが、それはそれで。
正直言って、私には全然関係が無い。

「あのさ、行くのか?行かないのか?ハッキリしてくれよ。
オレだってそんなに暇じゃないんだからさ」
「・・・・・・ごめんなさい、少し待ってくださる?」

考え事をしている為、怜亜の先程までの悪態は鳴りを潜め、
このいけ好かない筈の男性に公主らしい丁寧な対応になっていた。

それを光迅は少し好感を持ったようで、口元に笑みが浮かんでいた。

「ああ、そうかよ。いいぜ、待っててやるよ」

その言葉は怜亜の耳には届いておらず、自分の思考の渦に揺蕩っていた。

大体、こんな事になったのは、夕鈴姉さまのせいで。
でも夕鈴姉さまは私に不利益な事をするだなんて思えないし。
ならば、ここは大人しく従っておくべきなのかもしれないわね。
あ~~~。
もうっっ!!
考えるのも面倒くさくなってきたわ。
これは成る様になれ!という事ね。

「はぁ~~~。
私が庭園を案内するって言ったのですね」
「そうだって、さっきから言っているだろ」
「分かりました、では参りましょう。
では、こちらへどうぞ」

怜亜は、光迅へと今から向かう先へと手を指し示す。
その掌に握られていたのは、クルリと丸められた一枚の料紙。
先程、怜亜が見ていたモノ。
その昔黎翔が夕鈴に渡した、愛の手紙とでもいうモノだろうか。
それに光迅が気付いて、ジッと見詰める。

「何だ、それ?」
「えっ?これですの?」
「ああ」
「これは、私のおじい様がおばあ様に当てた料紙ですの。
とっても素敵な事が書かれてあるので、私とても気に入っていますのよ」
「ふぅん、そうなのか?」
「ええ、私にもこんな素敵な料紙を下さる様な殿方に出会いたいものですわ」
「ほぉ・・・・・案外、乙女なんだな」
「乙女ってっっ!私の事をどんな風に思っていましたの?」
「え?ただの煩いじゃじゃ馬公主と思ってい「何ですって」」

デリカシーが無さすぎよ、この男!
有り得ない。

「でもさ、そんな楚々とした姿もいいけど、オレはさっきの元気なじゃじゃ馬公主の方が好みだぜ」
「別に貴方に好かれようなんて、思っていませんわ。
ほら、行きますわよ」

怜亜は頬に身体の熱が全て集まる様な感覚に襲われていた。

恥ずかしい。
『好み』だなんて、あんな恥ずかしい事をサラリと言うなんて。
どれだけ、女の子の扱いが手慣れているんだか。
そんな事で騙されたりしないわよ。
でも、ちょっと嬉しかった・・・・・かも。
だって、等身大の私を見てくれたような気がするから。


(怜亜、それが恋の始まりなのよ。
そうやって、男の人と女の人が互いを意識していくの。
そして、それが恋しいと気持ちへと繫がるの。
離したくない・・・・傍にいたいとね。
だから、その感覚を忘れないで)

夕鈴は揺蕩う怜亜の意識の奥底で、優しく微笑んだ。
それは怜亜への応援の意味を込めて。

(もう少し・・・あと少しで、怜亜に恋が訪れる。
なら、私の役目はほぼ終わり。
怜亜の恋の応援が終われば・・・・・・後はあの人の。
苦しい想いを、無くして差し上げなければいけないわ。
そうでないと、私は黎翔様の元へと戻れない。
大きな胸に飛び込むことは出来ない・・・・・早く逢いたい、私の陛下。
もう少し待っててくださいませ。)

夕鈴は一筋零れ落ちた涙もそのままに、暗闇で泣き崩れたままの女性へと手を伸ばす。
でもまだ空間は繋がっておらず、その手は空を掴むだけだった。


続。




【これ以上ない愛情表現】 

【設定】

夫婦設定 ・ 原作寄り 


【注意事項】

え~~と、こちらにはカッコイイ陛下は存在しません。
なので、少しでもヤバい!!と思ったゲスト様はバックしてくださいませ。






『大体、あんな事くらいで怒るなんて思わなかったんだ』

そう自分の優秀な側近に愚痴ったのは、この国の至高の存在である狼陛下だった。


************


「陛下、お話があります!!」

短く言い放つのは、目の前の可愛くて仕方ない自分の嫁である夕鈴で。
少し気色ばんだ表情を浮かべている事に黎翔は心当たりなんて無く、
しばし考える。

何か、怒られるようなことを自分はしたのであろうか?・・・と。

「話って何?ゆーりん」

能天気な声で、答えてみる。
すると、ブチッと聞こえてきそうな夕鈴の青筋が浮き上がっている表情が見える。

これ、マジで怒っている・・・・・・らしいな。

少しだけ緊迫感が募るが、怒っているのは兎である夕鈴で。
自分はその兎を狩るべき狼なのだ。
何を恐れる必要がある!!

「夕鈴、そんなに怒っていると無駄に疲れるよ」
「疲れる?もう既に疲れ切ってますっっ!!」
「えっ?何か夕鈴の身に大変な事でも起こったの??
李順がまた妃としてのあるべき姿を!と勉強を強いてきたの?
それとも、久々に立ち入り禁止区域の掃除でもしに行ったの?
ああ、それで疲れているんだね。
なら、午後はゆっくりと過ごすといいよ」

黎翔は、怒り心頭な夕鈴を宥めるべく労りに満ちた言葉を掛ける。
ところが、夕鈴からあのはにかむ可愛い笑みが返されることは無かった。

うん?
夕鈴・・・・まだ怒ってるよ。
僕の言葉が足りなかった??

「李順さんから何も言われたわけではありませんし、
それに掃除なんて出来るはずはありませんっっ!!」

黎翔の想像は全く的を得てはいないと言わんばかりに、
夕鈴は速攻否定する。

「・・・・・・・・陛下」
「だから、何?」
「そろそろ私がお話しても良いでしょうか?」

痺れを切らした夕鈴の声音が、低いモノへと変質していく。
何故か、背中に嫌な汗が伝う。
今から発せられる言葉を聞くべきでは無い・・・と本能が教えるみたいに。
黎翔は思わず身構えた。

「陛下、いい加減私の願いを受け入れてもらえませんか?」
「夕鈴の願い?」
「ええ、私の願い・・・・・・それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

夕鈴の申し出は、簡単に言うとこうだった。
毎日では、身体が持たないって事で・・・・・・。

自分にとって、それは有り得なかった。
だって、夫婦なんだよ。
毎日なんて当たり前じゃないか。
ましてや、今まで偽物夫婦を演じていたんだよ。
自分がどれだけ我慢していたのか・・・・・。
目の前に美味しい兎さんがいるのに、狩ることを禁じられていたのだ。
それがどれだけ忍耐力を有していたのか?!
夕鈴には、僕の苦労が全く分かっちゃいない!!

「いや、そんなの、世の夫婦は当たり前の事だと思うけど」
「当たり前??
それは陛下が勝手に思い込んでいるのでしょう。
そんな事は断じてありません!!」

夕鈴は血相を変えて、否定する。

ええ~~。
そんなに否定しなくても・・・・・。

黎翔は、ガックリ肩を落とす。
しかし、何故そんなに夕鈴は嫌がるのだろうか?
不思議に思った黎翔は素朴な疑問を投げかける。

「夕鈴は、どうして嫌なの?
だって、僕たちは愛し合っているんだよ。
なら、行動で示さなきゃ」
「・・・・・・・・・・・・・だって、恥ずかしいんですよ」

真っ赤に頬を染めて、夕鈴は小さく呟く。
それを黎翔は聞き逃しはしない。

「何が恥ずかしいの?
何も恥ずかしい事なんて無いよ。
寝所での夕鈴は、それはそれは匂い立つような色香があって、
僕はいつもそれに当てられているんだけど。
それの何処が恥ずかしいって言うんだい?」

心底、夕鈴の気持ちが分からない・・・・・。
黎翔は眉根を引きつらせ、考え込む。

「もうっっ!!!そんな恥ずかしい事、口にしないで下さい!!!」

夕鈴は慌てて自分の口を両手で塞いだ。

「・・・・・・毎朝、侍女さん達に興味深々な視線で見られるのが恥ずかしいんです!
ああ、昨晩も陛下に・・・・・・と」
「それがいけない事なの?」
「いけないに決まっているでしょっっ!!!!
もう少し、私の気持ちも考えて下さい!!!!!」

夕鈴は、黎翔に伝わらなくてイライラし大声で叫ぶ。

「もう、いいです!!!
今夜は陛下は後宮には戻って来なくていいです!!
お戻りになっても、私に部屋には入れませんから。
ど・う・ぞ、後宮内の自室でお休みくださいませ」
「え~~~~~~~そんなぁ~~~~~」

夕鈴はピシャリと言い放った。

もうこうなった夕鈴に取り付く島なんてものは無い。
ガックリと肩を落とした黎翔は、部屋を出て行った。


そして、冒頭の言葉を発することになるのだ。



終。



【優美な兎は何見て跳ねる??・5】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideと及び補足となります。





夕鈴が明玉とお酒も入る大人の『女子会』なるモノに興じている頃。
王宮では、未だに帰って来ない夕鈴について密かに話し合いが持たれていた。

それは、夕鈴の可愛い3人の子兎たちで。

「ねぇ、母さまがお戻りにならないのは、私のせいなの?」

一番末の子兎が、グズグズと泣いて瞳を真っ赤にさせる。
それを見かねた一番上の姉兎が、頭を優しく撫でて諭すように語り掛ける。

「ねぇ、嘩鈴、大丈夫だから泣かないで。
お母様は決して嘩鈴のせいなんかじゃないわよ。
いつもお忙しくなさっているから、
たまにはお休みが欲しくて下町へ行っているだけなのだから」

嘩鈴のせいではなくて、お父様のせいだから。
全く、お父様がキチンとお母様を繋ぎとめていらっしゃらないからこんな事になっているのだわ。

姉兎の秦鈴は、心の中で毒ずく。
表情には全く出すことは無いのは、流石『狼陛下の娘』だと言えよう。
だが、それを正しく看破している人物がいた。
それは、麗しき姉妹愛を醸している二人の目の前にいる人物だった。
その人物は、秦鈴へと意地の悪い笑みを送る。

姉上の心情くらい、僕にはお見通しですよ・・・・と。
それを見た秦鈴は、はぁ~と小さくため息を吐き出した。

「しかし、母上は一体どこに行かれたのやら・・・・・。
まぁ、どうせ浩大辺りはキチンと把握しているんだろうけど。
それを父上に報告しているのかは、怪しいところだな。
まっ、2、3日はお戻りにならないだろうね」

自分の考察を淡々と述べる、兄兎こと遥翔。
その声音は心配しているとかそういう感情は全く見えず、
事の成り行きを楽しんでいる様にも見受けられた。

「えっ、じゃあその間父さまは一人でお休みになるの?
それはお可哀相だわ・・・・」
「ふふっ、嘩鈴。それは無いよ」
「兄さま、それはどういう事?」
「それは、きっとお休みにはなられないからだよ」
「父さま、寝ないの?」
「うん、多分ね」
「え~~~どうして?」
「それは・・・・・父上は、独り寝なんてなされ「ちょっと!遥翔、その先はストップ!」」
「ああ、そうだね」

遥翔は、父が寝所で母に対してしている行為を把握していた。
それは秦鈴も。
でもまだ幼い嘩鈴に教えるべき事ではないと遮ったのだ。

「あのね、嘩鈴・・・・父上は、きっと政務を徹夜をしてでも片づけて母上をお迎えに行くから、
お休みにはなられないんだよ」
「そうなの?」
「そうだよ」

そう言うと、嘩鈴は得心がいった様でそれ以上訊いてくることは無かった。

「さてと、僕は浩大に探りを入れてくるとするよ。
母上の行先を・・・・ね。
あんまり帰って来ないのも正直困るんだよ。
王宮が荒れるから程々にしてもらわないといけないからね」

遥翔は小声で独り言を呟くと、姉妹二人に手をヒラヒラと振ってその場を離れて行った。
二人きりになった秦鈴と嘩鈴は、就寝の準備に取り掛かった。


続く。









【交差しない道標・4】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

下記の『彩怜シリーズ概要について』の部分をクリックして、
そちらに明記された記事をお読みの上で
お話へお進みください。
もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
そっとリターンしてくださいませ。
どうぞ 宜しくお願いいたします

彩怜シリーズ概要について



【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。






「これは、夕鈴さん。
ようこそ我が家にいらっしゃいました」
「えっ??どうしてあなたが・・・・・私は村長さんが話があると伺って参りましたのに」
「あ?父さん?
父さんは単なる使いだよ。
だって僕が行っても、夕鈴さんは会ってすらもらえないだろうし」
「・・・・・・・・・」

夕鈴は、唖然とした。
自分の目的の為に、あまり関係のない父親までも利用するというのだから。

「あの・・・・私、帰らせて頂きます。
あなたとは、話すことはありませんし」
「まぁ、そんなことは仰らず、まずはお茶でもしましょう」

その男性は、ドカッと音を立てて夕鈴の前に座る。
そして目の前に用意されている茶杯を持って一気に飲み干した。
入れてからかなりの時が経っており、その杯の中の緑茶は冷めきっていた。

夕鈴は居心地の悪さを感じていた。
先日、この人の求婚を無下に断ったのだ。
タダで済むはずは無い・・・・だろう。

どうすれば、自分が無事に家に帰れるのか?
まずは自分が求婚には応じられない理由をキチンと分かってもらう。
どうやらこの前の断り方では、上手く伝わって無かったという事なのだろうから。
でも理由・・・・・・本当の理由なんて言えないし。
何て言えばいい?
『あなたには興味が無いんです!』なんて言うと、逆上し兼ねないよね。
う~~ん、じゃあ、『私は独身を貫くって約束したんです』なんてのはどうよ。
中々の理由じゃないかしら。
でも『誰と約束したのか?』と詰め寄られたら、その答えも用意するのは面倒だわ。
はぁ~~~どうしよう。
早くしないと、彩怜も帰って来るだろうし。

夕鈴は、目の前にいる人物が話し始める前のそう長くない刹那に打開策を考えていた。
でも、名案なんて浮かばない。
夕鈴は、どうしよう・・・・どうしよう・・・・と最後にはそれしか浮かなかった。

そうこうしているうちに、目の前の男性がおもむろに口を開いた。

「夕鈴さん!先日の件ですが、自分はどうしても諦めきれない。
だから、今日は夕鈴さんと腹を割って話そうと思っているんだ」
「いえ、私は先日も申しげましたが、誰とも結婚の意志はありません」
「でも、あなたには養うべき子供がいる。
今はいいかもしれないが、これから大きくなるにつれて大変な事も多いと思うが。
例えば、学校にやる費用とか」
「それは、私が追々考えていく事なので、別にあなたに心配して頂かなくても大丈夫です」

はい?
彩怜の将来の為に結婚しろって、私を脅しているの?
いい加減にして!
私は彩怜を立派に育てる自信くらいあるわよ!
馬鹿にしないでっっ!!

夕鈴は目の前の男性に悪態をつきたくなったが、
膝の上に重ねた両手に力を入れて我慢したのだった。


続く。







『誰得な話』の結末 

こんばんは!!!
久々にブログ運営をキチンとしている管理人です。

先日の記事の『誰得な話』でブツブツ呟いていた話ですが、
昨日までに一気に3話まで書いて、PASS付にしていました。

PASS解除を試みて下ったゲスト様、
本当に有り難うございます。
スミマセン、以前お教えしていたPASSを変えていました。

公開する勇気が持てなくて・・・・。
本当に私自身が好きでも、誰得な話だったもので・・・。

でも『PASSを教えて下さい!』とわざわざメールをしてきてくださったゲスト様もいらっしゃって勇気を頂きました。

『瓔悠さんの話だったら、何でもOKです』という文面を見た時、
有難くてホロリとしました。

こんなに長い間話を書いていなかったから
正直受け入れてもらえるのかな?と心配でたまらなかったんです。

でもここは私のブログ。
私の想いを素直に綴っていい場所なんだと、ちょっぴり思って。
そうして公開するに至りました。

ホントに誰得な話です。
無理だとお思いになりましたら
そっと引き返してくださいね。

私の自己満足に過ぎないのですから・・・・・。


さて、また話の続きを書くことにします。
次は何を更新しようかな~~~


瓔悠。



【交差しない道標・3】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

下記の『彩怜シリーズ概要について』の部分をクリックして、
そちらに明記された記事をお読みの上で
お話へお進みください。
もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
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彩怜シリーズ概要について




【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。









遊び疲れて帰って母さんが何処にもいなくて途方に暮れた夕暮れから、数時間前の事。

実は僕の知らない所で、母さんの身の上にこんなことがあっていたんだ。
これは、随分と後になって聞かされた事だけど、
当時の僕は全く知らなかったんだ・・・・・・。



「あの、もうそろそろ家に帰りたいんですけれど・・・彩怜も帰って来ますし」
「そんな事、言わないで・・・もう少しだけ!ねぇ、お願いですから」
「いえ、本当にもうそろそろお暇したいんですけれど」
「僕が、まだ居て欲しいって言っているんですよ」
「・・・・・・・・・・はい」

夕鈴は、頭を抱えた。
先程からなされているこのやり取りは、もう何度目だろうか?
一向に自分の言い分が通らず、目の前の男性に意のままにさせられていた。
正直、もう夕鈴の我慢の限界はすぐそこだった。



**********


そもそも、目の前の男性の男性の父親である村長さんが夕鈴宅に訪ねてきたのは、
昼過ぎの事だった。
昼餉を食べた彩怜は遊びに行ってしまい、
夕鈴は家の隣にある菜園で少し作業をしている時だった。

「夕鈴さん、ちょっといいですかの?」
「これは村長さん、こんにちは。
私に何か御用でしょうか?」
「ええ、少し時間はあるかね」
「今ですか?」
「そうじゃとも」
「・・・・・・はい、時間は・・・あります・・・けれど」

夕鈴は、何故か言葉を濁した。
というのも、先日の事を思い出してしまったからだ。

そう、唐突に自宅を訪ねてきた一人の男性。
それはこの村の村長さんの息子だった。
そしてその男性は、事も有ろうに自分に求婚してきたのだ。
余りに突然の事で夕鈴の頭の中は一瞬真っ白になって、咄嗟に言葉が出てこなかった。
それを同意したものだとみなされ、その男性は喜色に満ちた表情を夕鈴に見せた。
夕鈴はその表情を見て我に返り、やんわりと断りの言葉を発した。

「申し訳ございませんが、私は誰とも結婚する意志はありませんので・・・」
「でも一人で子どもを育てるのは大変でしょうし」
「いえ、大丈夫です」
「そんな強情な事は言わずに」
「強情だなんて!そんなことはありません。
兎に角、私は誰とも結婚はしませんから」

そう言い放って、夕鈴は深々と一礼したまま動くことはなかった。
そんな夕鈴の姿を見て、男性はチッと舌打ちをするとクルリと踵を返して去って行った。

その後、その男性は訪ねて来る事は無かったけれど、
これで事が終わったと夕鈴としては思いたかったのだが、そうは問屋が卸してはくれず。
そう、終わるはずはなかったのだ・・・・・・・・・。


さて、急に訪ねて来た村長さんに連れられて、夕鈴はしぶしぶ村長さん宅に来てしまった。
村長さんに案内され通されたのは客間で、そこには豪華なお茶菓子とお茶が用意されていた。
座るように言われて、訝しく思いながらも夕鈴はチョコンと豪華な革張りの長椅子に腰掛ける。
それを確認すると、村長はしきりにお茶でも飲んでいて欲しいと夕鈴に促した。
本当はお茶なんて飲みたくは無かったけれど、村長の威圧する様な視線に負けて夕鈴は卓上の杯に手を伸ばした。

「あっ、ちょっとそのまま待っていてくれなされ」
「えっ?・・・はい」

村長はフッと短く息を吐き出すと、そのまま急ぎ足でその場から立ち去った。
後に残されたのは夕鈴だけで。
誰もいないその客間は静寂だけが広がった。

一体、私なんかに何の用事だろうか。
う~~ん、思いつくのはたった一つだけ。
やっぱりあの事だろうけれど、でも私は確かにキチンと断った。
だって、私の胸の奥にいる人はたった一人。
だから、あの人の申し出なんて受けられるわけが無い。


夕鈴は落ち着かなくて、誰もいない客間をキョロキョロ見回した。
その客間の調度品は、こんな田舎の家にあるにしては珍しいものだった。
夕鈴は王宮にしばらく居たことから、少しは調度品の価値なんかも分かるようになっていた。
ここにあるものは、結構値の張るもので。
正直、田舎村の村長が持ち得るに易いとは思えなかった。

出て行ってしまった村長さんは、中々戻る気配はなかった。

「遅いわね・・・・・・・村長さんが呼び出したのに、
こんなに待たされるなんて思わなかったわ。
はぁ~~早く帰って夕餉の準備を始めたいんだけれど・・・・・」

思った事がつい口に出てしまって夕鈴が苦笑いを醸した時、
今まで人の気配は微塵もしなかった扉の前に、威圧的な気配が中に入ってきたのだった。


続く。






【交差しない道標・2】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

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彩怜シリーズ概要について


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【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
お進みください。








「おいっっ!彩怜、何だったんだ?」
「アレって、村長さんとこの・・・・」
「うん、そうだけど。
何の話だったかは、僕も良く分からないんだ」
「まぁ、オレたち子どもだもんな~」
「まぁね・・・・・・」

僕は特に友達にさっきの話を話すことは、殊更しなかった。
自分の母親が、あの村長さんの息子に求婚されているだなんて・・・・いえるはずも無かった。
だからそれ以上友達たちが訊いてこない事を、
心の底から安心した。

それから、僕たちは日が暮れるまで遊んで別れた。


「ただいま~~~~」

玄関口で、台所にいるであろう母さんに向けて声を掛ける。
しかし、僕の声掛けに答えてくれる明朗な声は聞こえてはこなかった。

「ねぇ、母さんっっ!!」

もう一度、音量を大きくてして母さんを呼ぶ。
だけどやっぱりシーンとして、声が返ってくることは無かった。

うん?
母さん、いないの?

でももう夕暮れ。
母さんが家にいないなんて、有り得ない。
僕は、そんなに広くはない家の中で母さんを捜索する。
台所、居間、浴室、僕の部屋・・・・・。
何処を探しても、母さんがいない。
気配を掴む事さえ出来なかった。

「・・・・・・・・・母さん・・・・・・どこに行ったの?
僕を置いて・・・・・・・・・」

僕は心細くなり、ポツリと呟いた。
そして頬を伝うのは、一筋の涙。
僕は慌てて、腕でゴシゴシと拭った。

だって、恥ずかしいから。
母さんがいない位で、泣くだなんて。

母さんは買い物に出掛けていて、少し帰りが遅くなっているだけだ。
いや、畑に行っているんだ・・・今夜の食材を採る為に。

でも、台所にはいつも買い物に行く際に持って行く籠は、定位置にきちんと鎮座している。
それにいつもは台所から匂ってくる母さんのお手製の夕餉の匂いもしない。
台所は冷え冷えとしていて、夕餉の準備は何一つされてはいなかった。

「母さん・・・・・・・・・・・・・・・」

僕は途方に暮れた。


続く。






【優美な兎は何見て跳ねる??・4】(未来家族設定) 

【設定】

未来家族設定 ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は、前々ブログからの移行分を手直ししたものです。
移行忘れを見つけたのでUPしてみました。

そして、この作品は、【精悍な狼は何を想う?】の夕鈴sideとなります。









「どうぞ、夕鈴」
「おじゃまします」

明玉に招き入れられ、遠慮がちに夕鈴は中に入る。
そこには、自分が描く普通の家庭の姿があった。

もしも陛下の手をとらなければ、自分もこんな風に普通に庶民として生活していた筈で。
今更、後悔はしてないけど・・・・少し普通の生活も憧れる。
夕鈴は、正直な気持ちが溢れてきそうになる。
確かに今回みたいな事で思い悩む必要なんてのも無かった。

ダメダメ!!!
折角明玉が誘ってくれたのだから、落ち込んでたら申しわけないわよね。

「夕鈴?どうかしたの??」
「ううん、明玉の子どもさんは?」
「あの子たちなら、恐らく旦那の仕事場よ」
「旦那さんの?」
「ウチは、『彩飯店』って所の調理人だから」
「『彩飯店』?!それって大手の飯店じゃないのっっ!」
「まぁ・・・ね、その店は旦那の実家なのよ。
だから子ども達も祖父、祖母にいつも会いに行ってるの」
「そうなんだ~~~明玉は若奥様か」
「そんな大したことは無いわよ!!!
それよりも、夕鈴はさ・・・なんで家出なんてして来たのよ。
李翔さんだっけ?あのエラく男前の旦那さんだったわよね」
「うん」

明玉の昔ながらの単刀直入な性格が、確信を突いて聞いてくる。
そんな明玉には昔から夕鈴は太刀打ちなんてできないから、
今回の事をポツリと話す。

「・・・・・それが、ちょっと旦那様とやり合ってしまって。
つい、気がつけば家を出てました」
「ふう~ん。なるほどね~~よしっっ!気が済むまでここにいていいよ!!
ウチの旦那と子どもたちは旦那の実家にいさせればいいからさ。
少し、ここでゆっくりとするといいわ」
「ありがとう、明玉」

明玉は女二人で語り明かすのもいいじゃない!と決め込んで、
さっさと旦那のいるお店に出掛けて行った。
ポツンと一人取り残された夕鈴。

ここにいることは、一応知らせないと心配するわよね・・・・・・。
さて、どうして王宮に伝えるべきか思い悩んでいたら、
窓下から小さな声が聞えてきた。

「ねぇ~~~~正妃ちゃん!!」
「さすがね、浩大・・・・私の居場所が分かるなんて」
「まぁね~~~ここにいる事、陛下に伝えようか?」
「う~~ん、そうしてもらおうかと思ったけど。
いいわ、伝えなくて!!!
何日か、ただの汀 夕鈴に戻らせていただく事にするから」
「そう・・・・それで、正妃ちゃんはいいんだね?」
「ええ、いいわ」

夕鈴が腹の坐った声で答えたものだから、浩大も夕鈴の意志は固いと判断して姿を消す。
どうせここにいても何処からか見ているのだろうけど、
これで気兼ねなく普通の夕鈴の戻れることとなった。


そして程なくして、明玉は沢山の料理と共に帰ってきた。

「夕鈴~~旦那から差し入れっっ!今日は思いっきり飲もうよ」

片目をおちゃめに瞑って笑う明玉に、夕鈴もつられて笑う。
明玉は張り切って、卓上に料理の数々を並べて食器も手早く準備して、
更に、冷たく冷やしてあるお酒と杯を持ってきた。


女性だけの宴会、開幕!!
卓の上に並べられた料理に舌つつみを打ちつつ、二人は沢山語り合う。

旦那の事。
昔話。
自分の子ども達の事。

お酒も入ったことでたまには旦那の悪口も交えつつ、笑い声と共に夜は更けていった。



続く。




【交差しない道標・1】 

こちらの話は特殊設定のお話になります。

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もし、その記事内容に一つでも引っ掛かる事がありましたら
そっとリターンしてくださいませ。
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彩怜シリーズ概要について


【設定】

未来設定(彩怜シリーズ) ・  オリキャラ有り ・ 原作外設定有り

【注意事項】

こちらの話は彩怜クンシリーズの最初のお話、【最奥の鍵】より
以前の話となります。
なので、陛下は全く出てきません。

更に、捏造も甚だしく。
読む方を選ぶ内容になってます。

何でもOkだとお思いのゲスト様のみ
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「ねぇ、君もきっと良かったと思えることなんだよ、彩君」

そう言い切った僕の目の前の大人を見て、
僕は『嘘だ』と不信感しか芽生えなかった。
だって、この大人の眼は濁っているように感じたから・・・・・・。


あの時・・・・・・・これは、そう。
父さんが僕たちを迎えに来てくれる秋の日の少し前の出来事。
もう、今の幸せがあるんだから話しても大丈夫だよね、母さん。
だって、今母さんは父さんの隣で優しく微笑んでいるのだから。

僕たち親子に何が起こったのか?
やっと話すことが出来る。
僕が、めちゃくちゃ腹が立った出来事を!
あの時、僕が承知していたら・・・今ここにいないんだろうな。
そう思うと、あの時の僕の判断は正しかったと言えるし、
ブルリと背筋が凍る思いがする。


「彩君、君が決めてくれるのが一番なんだよ」
「えっ、そんな事言われても・・・僕は良く分かりません。
僕なんかよりも、母さんがどう思うかだと思うし」
「でもね、君の意見も聞かないといけないんだよ」
「どうして、僕の意見が必要なんですか?」
「それは・・・その、まずは・・・・・・」

その大人は口ごもってしまい、何も言わなかった。
僕に対しては・・・・・・だけど。
でも僕は聞こえてしまったんだ。
小さな、ホンの小さな声で吐き捨てた言葉を。

「当人が良い顔しないんだから、
子どもから懐柔していかないと事は上手く運ぶわけが無いじゃないか」


これじゃあ、何の事なのか・・・分かりっこないよね。
うん。
実は、母さんに見合い話が持ち上がっているらしいんだ。
『らしい』というのは、僕にはまだハッキリと母さんが教えてくれていないからだ。

だって、今母さんはここにはいない。
僕は外で遊んでいるところを友達から引き離されて連れてこられた林の奥で、
この男性に詰め寄られていたんだ。

何故、こんな怪しい男のついてきたのか?
だって、この人、この村の村長さんの息子であって、
子供たちは皆顔は知っているからだ。
村の有力者には、例え子供であろうと逆らうなんて事は出来ないから、
友達たちも僕を快くこの男性へと差し出したのだ。

実のところ、僕はこの男性の事は余り好きでは無かった。
だって、自分の父親が村長である事をいいことに、
こんな僕達みたいな子供にも大きな顔をするから。
でも表立って、イヤだという顔はあからさまには見せられない。
だって、ここを追い出されるわけにはいかないからね。

「あの・・・・・・じゃあ、僕は失礼してもいいですか?」
「まだ、オレの話は終わっていないぞ」
「だって、僕では分かりませんって言いましたよね。
だからもうお話することは無いと思うんですけれど」

僕は深々と一礼を施し、その場から立ち去った。
林を抜けて、友達の待つ広場へと。

でもこれが、のちにあんな事になるなんて
思わなかったんだ。

はぁ~~
思い出しただけでも、頭が痛くなってくるよ。



続く。








【闇夜に想う事】 

【設定】

夫婦設定 ・ 原作寄り 


【注意事項】

こちらの話は、一つ前の記事【誰得な話】で書きました
読む方を選ぶ話では、ありませんっっ!!

あるお友達に捧げるお話です。
・・・・・・あるキャラをカッコよく書きたかったんです。







今夜は闇夜。
こんな夜は、特に忙しい。
鼠は、こんな夜こそコソコソと動き回る。

全く、一体誰の指図だよ。
もういい加減諦めろよ。
誰が何て言っても、何を仕掛けても無駄なんだよ。
あの二人を引き離したりお妃ちゃんを排除しようなんて・・・。
計画するだけムダっっ!!
だからさ。
サッサと帰りなよ、依頼主のとこにさ。

「ほっんと!仕事、増やすなよ!
あの人の道具って言ってもさ、オレだっていちお人間なんだぜ。
限界はあるんだからさ」

ヒュン!

クナイを投げつけると、城壁の上にいた刺客が短くうめき声をあげながら落下していく。
それを、オレは冷えた瞳で見据える。

「これって、絶対に超過勤務だよな~。
なんかこの労働に対する見返りが欲しいけど、
あのケチな李順さんはくれないのが目に見えてるしぃ。
だったら、お妃ちゃんの手作り饅頭なんかで、手を打つんだけどね~~。
でもあの人に睨まれるのは勘弁だけど」

独り言ちながら、クナイを投げる手だけは疎かにしない。

「さぁ~~て、アンタで最後だよ!
さぁ、どうする?大人なしく命を差し出す?
それとも、自分の命可愛さに依頼主を売るか?」

オレは口元を歪ませ、相手の出方を見る。
目の前の男に視線を向ける。
その視線の先の人物は、何も言わずオレを睨みつけていたが・・・その瞳に一瞬だけ迷いの色が見えた。

ああ、これは・・・そういう事か。
ならそんな相手には、この常套句が案外効くんだよ。

「ああ、そういえばさ。
アンタの家族って、依頼主に捕まっていたんだよね~。
こっちに寝返れば、オレの優秀な部下たちが助けてやれるんだけどなぁ~。
さて、ここで判断間違えるなよっっ!!
どうする??」

相手が膝から頽れる。

よしっ、これで落ちたな。
さぁ~て、これで今夜は終り。
やっと解放される。

「明日、お妃ちゃんに饅頭欲しいって強請ろう~~と」

オレはニンマリを笑って、口笛を吹いた。
それが仕事終了の合図。
寝台の上で、極上の花を愛でてるあの人にも聞こえただろう。


「フン、また今夜も鼠退治か・・・・・」
「うんっ、・・・・陛下・・・どうかしたんですか?」
「いや、何でもないよ。
ほら、夕鈴・・・・・続き」
「いっ、もうっっ、陛下ったら・・・・・その手を除けてくだ・・・・ああ、もう、止めてください」
「僕はまだ満足出来ないだから・・・ほら、僕の為に開いてよ」

闇夜はいい。
月明かりが無い事で、君が少しだけ大胆になってくれるから。
それに、煩いネズミ共の退治が出来るから・・・・な。
私の手駒は優秀過ぎるほど優秀だから、仕損じることはないだろうし。

黎翔は、己の花には絶対に見せない薄暗い笑みを浮かべた。



オレはあの人の道具だから、あの人の為に。
イヤ、今は違うか・・・・・。
あの人とあの人の花の為に。
この身を捧げてやるよ。
それがオレに存在価値なのだろうから。


でもさ。
少しだけ。
胸の奥がチリッと焦げるのは、どうしてなんだろうか。
この痛みは、誰に向けてのモノなのか?

それは多分追及しない方がいいんだろうな。
だって、この想いに意味を持たせるわけにはいかないんだから。


「さてと!、夜明けまでまだ少し時間はあるよな。
ひと眠りするとするか~~~」

月の無い、暗い空を見上げて呟いた。



終。





誰得な話 

おはようございます!!


先日の近況報告の記事の中で書いていました
通販作業もほぼほぼ終り、
ホッと一息つくことが出来ました。

私もそろそろ自分自身のモノを作り始めよう!と思い立ち、
これまた小さく書いていた事を実行に移しました。
やっぱり出来上がって印刷会社様から送られてきた実物を見ると
ワクワク・ワキワキするんですよね~~
それが例え自分が執筆していなくても・・・・。
これが病みつきになるという事でしょうか?!

まぁ、それは置いといて。


色々あった事が結構片付いてきました。
心の奥底でくすぶり続けていた蟠りも、
先日ある行事で一段落することが出来ましたし。
自分の中で少し気持ちの整理もつきました。
その事柄の本来の当事者である息子は『何処吹く風』的な事が
スンゴク腹立たしいのですが・・・。
まぁ、それは息子の立場と親の立場で感じ方が違うのだろうなぁ~と思うのです。


そんな感じで、
前に進んでいこうと思います。




そして、タイトルの『誰得な話』についてなのですが!
前置きが長くなりました・・・・。

少し前から、妄想が広がっている話があるんです。
実は。
でもそれって、かなり読む人を選ぶ話なんですよ~~
書いてもいいの?
それって『誰得』なんだよ!と自分に突っ込みを入れるくらいに・・・。
自分は楽しいから書きたい気持ちはあるんですけど。

だから、読みたくない方にどうやって回避してもらうべきなのか?
まずは注意書きで悩むんです。
くどくどと話のあらすじめいた事を書くと、
読むときに面白くないでしょうし。
でも読んでから、後悔してもらうわけにはいかないなぁ~と。

最近pixivに入りびたりで・・・タグを見てから読むべきか?読まないべきか?の判断をつけてます。
そうしないと地雷を踏み抜く可能性がありますから!!
それで思ったのが、タグ付けってかなり重要じゃん!!って事。

私結構『雑』だったかも~~~って反省しきりです。


なので、
『誰得な話』で悩んでます。





瓔悠。

久々に『瓔悠』って打った!!
最近、『よゆまま』で活動していたから~~(笑)
前に『瓔悠』と『よゆまま』が同一人物なのを初めて知りました~って
かなり言われたんですよね・・・実は。
だから、知人に元の『よゆまま』に戻しなさいっていわれるんだよね~
ははは・・・・。






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瓔悠

Author:瓔悠

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