つらつらと・・・0528
2016年05月28日 (土) | 編集 |
こんにちは。


今日は娘の運動会のはずでした。
天気に恵まれず、運動会は延期に・・・・。

今回はお弁当を頼んでいて、昨日の天気予報では一日曇りだったんで、
安心していたんですけどね~~
昨晩から小雨が降って、朝5時の段階でまだ降り止んでなくて
結局延期。
お弁当はキャンセルが効かなくて、泣く泣く取りに行きました。
そのお弁当は夕ご飯用になる予定です。

明日のお弁当、どうしよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


******


さてと。

昨日辺りから、久々に『奇跡の欠片』を書き始めました。
それも最終話になる予定の話。
考えてみれば、これは昨年の年内に終わらせるつもりだったのですが、
色々紆余曲折あって、筆を休めてしまってました。

いい加減、終わらせないと!!!
と思い、ちまちま書き始めました。

終着点は決まっているのに中々進まないのは、
一重に私の文才の無さです。


出来れば、ここ2、3日で書き上げてUPしたいものです。



そして、最近SNSでUPさせてもらったりしてまして
コメントなんかもいただいてホクホクしてます。

たまには違う事をするのもいいものだ!!と再確認。
気が付けばSNSは丸4年を過ぎました。
そう、この『狼陛下の花嫁』の2次活動を始めて、もう4年が経ったということで・・・・。

あまり、進歩はしていませんが
それでも飽きずに書き続けていられているのは一重にまと先生のお蔭ですね。
原作万歳!!
先生、有り難うございます~~~~


さぁ、5年目。
どんな話を綴っていこうかなぁ~~と思いつつ。
今日も何かしら書いていきます。





*******



沢山のコメント・・・・・例によって返信レス遅れまくってます。
いつものゲスト様だから・・・と甘えきっている不届きな管理人をお許しくださいませ。

マジで近いうちに返信レスします。
本当にスミマセン。

でも頂いたコメントは私の宝物なのですよ。
うんうん。
いつも感謝しかありません。
だって、コメントが私の創作意欲を駆り立ててくださっえいるのですから。



それでは。
いつも応援有り難うございます!!!


瓔悠。






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【ただ傍に居てくれたらそれだけで良かった】
2016年05月26日 (木) | 編集 |
こちらの話は診断メーカー『3つの恋のお題ったー』で『瓔悠』で診断して出てきた
『ドキドキして眠れない/
ただ傍に居てくれたらそれだけで良かった/
薄暗い部屋で二人きり』
のお題で書いたお話の2話目です。

後1話、ありますが・・・・宜しければ、どーぞ。







【設定】

夫婦設定 ・ 原作寄り





迷い。
戸惑い。

それでも手を取った。
伸ばされた温かな手を。
両手で。
しっかりと、握りしめた。

『そして、お姫様は王様といつまでも幸せに暮らしました』
物語であるならば。
それで締めくくられ、ハッピーエンドとなるはずだけど。

現実は、そうはならなくて。
沢山の問題もあり・・・・。
だから、ここからすべてを始めないといけないのだ。


*********



「聞いてますか?お妃様」
「はっ、はい!!」
「この忙しい私がわざわざ時間を割いて講義しているというのに、
ボンヤリなさっているとは・・・・・」

手ほどき書を握る指に力を込めて、李順は夕鈴を睨みつけた。

「・・・・・・スミマセン」
「これでは、いつまで経っても一人前の妃とはなりませんよ」
「はい・・・・・・」

李順が言うことも尤もなことであり、夕鈴は一言も言い返すことは出来ない。

自分が選んだ道なのだから、しっかりとしないといけないのはよくわかる。
でも。
どうしても。
考えてしまうことがある・・・・。


これで本当に良かったのだろうか?・・・と。
陛下にはもっと、相応しい女(ひと)がいるのでは?・・・と。
自分ではなくて。

李順の声が遠くに聞こえる気がする。

『ガタンッッ』

大きな音を立てて、椅子が倒れる。
そこに座っていた夕鈴もろとも。

「お妃さまっっっ!!!!」

自分を呼ぶ声が聞こえど、それは遠くへと流れていく。



*********


「夕鈴・・・・・・・・・夕鈴・・・・・・・・・・・・・・・夕鈴」

誰かが呼んでる。
私の名を必死に。
哀し気な声で私を呼ぶ、陛下の言。


私は応えなきゃいけない気がした。
この声にキチンと応えないと。

だって、こんなにも私を呼んでくれているのだから。
誰に何と言われようと、私が本当に大切な人だと思ったのだから。
それは手放すべきものではない。
成り行きでこうなったのではないのだから。

私は陛下が大好きで、
ずっとずっと大好きだったのだから。
溢れ出した想いを抑えることは出来なかったのだから。




「陛下、落ち着いてください。
ただの暑気あたりだそうですから」
「ただの、だと?
夕鈴が倒れたのに、『ただの』で済ませるなっっ」

誰かが怒鳴ってる。
この声は。

「・・・・陛・・・下」
「夕鈴っっ!!大丈夫なのか?」
「はい」

起き上がろうとする夕鈴を、黎翔はすぐさま抑えつけた。

「まだ、寝てていいから」
「でも、もう大丈夫です」
「夕鈴は、頑張りすぎなんだよ。
何も倒れるまで頑張らなくても・・・・・・・・・」
「だって、私は陛下に何もして差し上げられませんし。
せめてお妃らしいお妃になるくらいしか、私には出来ないのだから」
「そんな事は、私は望んでないっっ!!」

「でも、だって、私には何もないから・・・「君は何もしなくていい!!」」

夕鈴の必死さは、黎翔にも分かっていた。
自分の為にしてくれているということも、全て。

愛しいと思った。
そんな夕鈴がたまらなく・・・・・・・。


夕鈴はゆっくりと起き上がって、黎翔の心配げな深紅の瞳を安心させる様にニッコリと微笑んだ。
黎翔は夕鈴をそっと抱き締めて、ハラリと流れる薄茶の髪を優しく撫でつけた。

「夕鈴、そんなに頑張らなくてもいいんだよ。
私は今のままで十分満足しているのだから・・・・ねぇ夕鈴、少し前の話をしようか」
「少し前の話ですか?」
「そう・・・・・僕が夕鈴を手放して後宮から下町へと返した時のこと」
「はい」
「僕があの時に感じた感情は、一つだけだったんだ。
それは、『後悔』・・・・・・・・・・・だけ。
手放して初めて思い知ったんだ、『ただ傍に居てくれたらそれだけで良かった』と」
「・・・・・・陛下」
「だから夕鈴、これからもずっと傍にいて。
この先、お互いに歳をとって沢山の家族に囲まれる、その時まで」
「はい、陛下」

開け放たれた窓からは涼しい風が入り込んで、夕鈴の薄茶の髪の揺らす。
その髪を黎翔が掌で押さえたまま、二人は口づけを交わした。

甘くて、深く。
口腔の中でまろやかに。
それは、互いへの約束の証。




終。






つらつらと・・・0524
2016年05月24日 (火) | 編集 |
こんばんは。


お久しぶりですっっ!!
このところ、子供たちの体育祭・運動会・部活などの諸行事に追われて
日々が慌ただしく過ぎ去っていってます。


仕事も辞めることすら無くなってしまい。
(気が付けば、仕事を辞めるのは延期では無く・・・完全に無くなってしまいました)
やっぱりお疲れな日々です。


先週の土曜日は息子の中学初めての体育祭。
陸上部に入った息子はリレーの選手に選ばれ、頑張って走ってました。
小学の頃よりも少し早くなっていたような気がするのは、親バカな感想なのでしょうね。

でも少し逞しくなった息子に嬉しさを覚えました。

今週の土曜日は娘の運動会。
息子が卒業したのでウチの小学生としてはやっと一人になり、
ビデオ映りもひとり占め。
ガッバってくれるはず!!
今日のリハーサルでも張り切ってました。
ダンス・綱引き・かけっこ。
さぁ、ママはビデオ撮りに張り切りましょうか・・・・。
後はお天気。
一応、曇り晴れに予報です。
でも雨の合間の晴れですので、少し心配ですが。



さて。
更新が中々出来てなくてスミマセン。(最近はこれが多くて・・・)
書きたいものはあるんですが、時間と体力の問題。
時間は作らないと出来ないって事は重々承知はしてるんですが・・・・。

原稿も書きたいし。
(これは、かなり重要になりまして・・・・・秋には、完成させたい!!!
ある目的に向けて・・・・・・・・・)

取りあえず、まずは私が元気にならないとなぁ~~~




最後に、先週の日曜日にバラ祭りに行ってきまして
沢山の綺麗なバラに癒されてきましたのでUPしてみます。

風が心地よく吹いて、芳香が漂ってくる様は天上気分になりました。

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バラの色は、赤・黄・オレンジ・ピンク・白・薄紫と沢山あれど
私は一番、赤が好きです。
その存在感に圧倒されます。
赤は堂々と咲き誇っている感じがするので・・・。


それでは、次は
お話の更新で・・・・・・・・・・・・・・・。



瓔悠。























【ドキドキして眠れない】
2016年05月14日 (土) | 編集 |
おはようございます!!

またSNSでSSSをUPしまいました。
というのも、『3つの恋のお題ったー』にハマってしまったんです。

で、今回は『瓔悠』で診断してみました。
すると、
『ドキドキして眠れない/ただ傍に居てくれたらそれだけで良かった/
薄暗い部屋で二人きり』
となりました。

これなら書けるかも?!と
また、調子に乗って書いてみたんです。

いやぁ~取りあえず1話だけですが。
楽しかった~~~

宜しければ、お付き合いくださいませ。



**********


【設定:夫婦設定】




「やっぱり、陛下って端正な顔立ちなのよね・・・・・・」

静かな寝所に響く夕鈴の声。
そんなに大きな音量ではないはず。
なぜなら、黎翔は寝入ったままだから。

窓の隙間から差し込む月明かりを頼りに、先程から隣で眠る黎翔の横顔を夕鈴は見詰めていた。


*******


今はまだ、満月が中天に輝く時刻。
夢の狭間で、夕鈴は不意に目が覚めた。
だから、すぐにまた眠りにつくつもりだった。
でも隣に眠る黎翔の寝顔を見たいと思ったのが、そもそもの間違いだった。

本物の妃になってからずっと夕鈴には、ひとつ気になることがあった。
それは、夫の寝顔。
自分が夜中に起きると、その気配を読んでいつも直ぐに目を覚ます陛下。
だから、寝顔を見ることなんて皆無であった。


でも、今日は違った・・・・。
このところの激務に身体が睡眠を欲しているのか、
夕鈴が目を覚ましても黎翔が起きることは無かった。


これは、絶好のチャンス!とばかりに、
夕鈴は寝台の上に寝そべって両肘を立てる。
そして横目で見る視線の先には、お目当てが。

「キレイ・・・・・」

思わず、声に出してしまっていた。
男の人に対して『キレイ』って言うのはおかしな表現なのかも知れない。
でも、その言葉が何ともしっくりとくるのだ。

夕鈴はホォ~とため息を吐き出した。
ホントにこんなに素敵な人が、自分の夫であることが信じられなくて。
しばし見惚れていたが、いい加減眠らないと明日に響く。


でも、こんな機会もそうそう無いのだし・・・。
そう思い直して、夕鈴は黎翔の頬に手を伸ばす。

少しでいいから。
触れてみたい。

そっと。
ちょっとだけ。
指先に触れるだけ。


「僕のお嫁さんは、大胆だね。これは夜這いかな?」
「・・・・・・・っっっ」

まさか陛下が起きるなんて・・・・。
ギョッとして、夕鈴は絶句する。

「い、い、いえ、そんなんじゃ、ありませんっっ!!」
「なら、どうして僕の頬に触れようしたの?
お誘いなんでしょっっ!!」
「ち、ち、ち、違います」
「そんな事なら私が全力で応えてあげよう」

一瞬で回りの空気が変わり、小犬から狼へと変貌を遂げる。
ニヤリと微笑む口元は、妖艶さを纏い。
月明かりでも分かる深紅の双玉は、挑戦的に輝く。

夕鈴は、起き上がって敷布にくるまり寝台の端へと退避する。

「あの、まだ夜中ですから、寝ましょう」
「夕鈴・・・・・夜だから、いいんだ。さぁ、私の傍へ」

黎翔がにじり寄る。


『ドキドキ・・・・ドキドキ・・・・・ドキドキ』

心音が煩いくらいに耳奥で響くのを、夕鈴は感じていた。
妖艶な黎翔に当てられた・・・・・・のだ。

キレイ。
確かに綺麗である。
先程とは違う意味で。

このままでは、寝れなくなる。
きっと私も、陛下も・・・。
それはマズい!と思った夕鈴は・・・・・・・。

黎翔へと近づいて。
形の良い唇へ、自分の唇を重ねた。

それは、短い口付け。
そっと唇を離した夕鈴は、黎翔へとフンワリと微笑みかけた。

「陛下、また明日もお忙しいのでしょう?
今宵はこれでお終いです。さぁ、もう寝ましょう」

そう言うと、さっさと敷布に潜り込んで黎翔に背を向けた。


・・・・・自分からの口付けは、あまり無い。
いつもは陛下からの甘い口付けに応えるだけで。

だから、顔から火が出るくらい恥ずかしい。
それにドキドキが止まらない。

「夕鈴からの口付けは、普段無いから・・・・・嬉しいよ」

黎翔の優しい声音。
そしてフンワリと包み込むように、ゆったりと夕鈴の背を抱き締めていた。

少しすると、寝息が聞こえてきた。
黎翔はそのまま眠りに就いたようである。


でも、夕鈴は・・・・・・・『ドキドキして眠れない』


誰か、この激しい鼓動を止めて。
幸せなドキドキを。
だって、また陛下が起きてしまうから。


窓から差し込む月明かり。
それを夕鈴はジッと見続けていた。



終。





【恋三色、菫色】
2016年05月12日 (木) | 編集 |
おはようございます!!

先日はリレーSSにお付き合いいただき、有り難うございました!!
楽しかった~~~と言うのが、私の感想で。
またあんな楽しい企画をしたいなぁ~と意気込んでます。


さて。
昨日、SNS内のあるコミュに参加させて頂きました。
そこで興味の惹かれる診断メーカーがございまして・・・・
『3つの恋のお題ったー』っっ!!
そこで、『よゆまま』(・・・・あっ、このHNは瓔悠の前のHNでして。←知ってるよって方もいますね)
で検索してみました。
すると、素敵なお題が出ましたので、
それに沿ってSSSを書いてみました。
普段、『お題』で書くことが無いので新鮮で、スッゴク楽しくて。
更には、SNSでは久々のUPにも関わらず、沢山の方が温かく迎えて下さったのが
めっちゃ嬉しくて・・・・。
やっぱり何と言っても、SNSは『実家』なのだなぁ~と思いました。
原点はSNSですからね。

では・・・・参ります。
(久々にお話の前に前書きを書きましたが、私が書くと長くなるんだよね~~)


**************


【設定:本物夫婦】

『振り向いた君を強く抱きしめた』




朝の眩しい陽光が瞼に感じる。

「もう、朝か・・・・・・」

朝が来ていることに気づかなかった。
珍しいことも有るものだ。
いつもなら、陽が昇り始める頃には目が覚めているが。

夢見が悪かった訳ではない。
寧ろ・・・・・・目覚めたくない程だった。

それはそう、夕鈴が僕に全てを委ねてくれていたんだ。
その艶やかで、麗らかな肢体を。
余りにリアルで、現実と虚構の区別がつかず。

単なる夢として片づけて良いものかと、
覚醒し切らぬ頭で思いめぐらす。

「・・・・・夢だったのか?
だって、夕鈴はここにはいないのだし」
「陛下?」
「うん??夕鈴???」
「はい」

かすれる声で自分を呼ぶ声は、確かに夕鈴のモノで。
此処にいないはず。
だって夕鈴はバイトのはずで・・・・・。


うん?
いや?
それは・・・・・違う。
今は、違うんだ。

夕鈴は、僕のお嫁さんになってくれたんだった。
全てを僕にくれたんだ。

想いも。
身体も。
未来も。

全部。


僕はガバッと起き上がった。
そこには夕鈴はすでに起き上がって、寝台の上にチョコンと座っている。
僕の前に。

その細い背中が愛おしい。
今すぐに抱きとめたいほどに。
でもそれじゃ、あの花のような笑顔は見れない。

では、こちらへ向かせればいい。

「夕鈴・・・・おはよう。
ほら、可愛い笑顔を僕に見せてよ、お嫁さん」

くるりと振り返ると、朝露に光る花弁のような笑顔がそこに。

「陛下、おはようございます」

はにかむ君が愛しくて。


僕は・・・・・・振り向いた君を強く抱きしめた。


終。








【設定:本物夫婦】

『ずっと忘れない』


陛下の手を取った私は・・・・またここに戻って来た。
そう、後宮。
王を悦ばせる女人が住まう宮。

かつて、あまたの女人が住まわっており、
たった一人の王の寵愛を求めて競い合い、そしていがみ合っていた。
しかし、『狼陛下』の御代では現在たった一人だけ。
花のように綻ぶ笑顔が麗しい妃が。

「陛下、私・・・・・・・・こうして陛下といられるのが夢のようで。
だって、ただのバイトだったはずなのに。
大それた恋だと思っていたのに。
それでも、陛下は私を選んで下った。
心の底から、嬉しかったんです・・・・・陛下、有り難うございます」


私は、陛下の本物の妃になった時・・・・そう言った。
でも陛下は微笑んでくれて、こう言ってくれた。

「僕こそ、夕鈴には感謝しているんだよ。
きっとこの先、大変なことも有ると思う。
夕鈴が辛い思いをすることも有るかも知れない。
でも、臆さずに僕の手をとってくれた。
それだけで・・・・・僕は満足だし、嬉しいんだ。
だから、夕鈴・・・ありがとう」

私は、ただただ嬉しくて。
目頭が熱くなる感覚に襲われた。

そう、私は・・・・・泣いていた。
熱い雫が頬を伝う。

哀しくて冷たい雫じゃない。
嬉しくても人は涙を流す。

「夕鈴、大好きだよ」

陛下の顔が近づいてきて、流れる涙を吸い取ってくれた。
ボフッと音がして、真っ赤になった顔。

恥ずかしいけれど。
でも嬉しさの方が勝る。

「夕鈴、僕はね・・・・・君の言葉、君が流してくれた涙を、ずっと忘れない。
君は生涯、僕の唯一人だけの妃だから」


耳元に囁かれた言葉・・・・・・私、ずっと忘れない。



終。




【設定:本物夫婦】

『もう、だめ。』




毎夜、毎夜。
新婚夫婦の夜は長く。

睦み合う夫婦の想いは同じモノであり・・・・・・。

なんて訳はないっっ!!
あるはずはないっっ!!!

新婚夫婦の奥様の方は、旦那様である白陽国・狼陛下の想いとは違う想いを抱いていた。


これはいくら何でも。
いい加減。
そろそろ・・・・・と。

そう、奥様は・・・・・絶対的な睡眠不足に陥っていた。
旦那様が奥様を眠らせてはくれないのだ。

奥様の旦那様はようやく手に入れた掌中の珠を、
殊の外大切に思っており。
出来得ることならば、四六時中離したくはないのだ。

しかし、旦那様は一国の王であり、
奥様だけと過ごす時間は限りなく少なく。
それがどうやら、不満であるようだ。

だからこそ。
二人きりになれる夜が、それこそ大切にすべき時間なのである。

寝所で過ごす時間は、刹那であろうと無駄には出来ないのだ。


「夕鈴、やっと二人きりになれたね」
「ええ・・・・陛下」
「うん、僕さ、夕鈴とこうして過ごすために今日も執務を頑張ったんだ」
「はい、お疲れ様でした。
では、寝ることにしましょうか」
「ええぇぇ~~そんなぁ。
これからが夫婦の時間だよ」
「明日も陛下には執務もあることですし。
キチンと睡眠をとって、明日に備えないといけませんよ」

夕鈴は、今日は流されない!と決めていた。
今日こそは、絶対に。

「夕鈴、そんな事は言わずに」
「いえ、陛下・・・・ダメです」
「僕がお願いしているんだよ」
「え~~でも、ダメなものはダメなんです」
「僕たち、新婚なんだから」
「もう、だめ」


今宵はぴしゃりと言った。
これで大丈夫なはず。


でも、そんな事で引くような『狼陛下』ではない。





・・・・・・・・・・今宵も、可愛い奥様の喜悦の声が寝所を包む。




終。





2018.05.11 SNS初載







すれ違いの向こうには・5(完)
2016年05月09日 (月) | 編集 |
こんにちは!!!

この話も最終回となってしまいました。
書いている私達だけが楽しいと言う、とんでもな内容でございますが。

GWも終わってしまいました。
仕事なのですが・・・・・・・・・・・・・・・訳あって、辞められませんでした。
ホントに世の中は、ままならないことばかりです。

ならば、ここくらいは
私の思い通りにしたいもんです!!!!


では、続きいきますよ~~~



****************


【LaLa6月号第81話ネタバレSS 】
《すれ違いの向こうには 5 夕鈴》










「うそっっ」

目の前の現象に、まず漏れた一言はこれだった。
それ以外、紡ぎ出す言葉が私には思いつかなかった。
だって、ここは・・・・・・・なのだから。
いるはずのない人を見れば、誰だって言葉を失うはず。

私が大きなため息を吐き出したのは、仕方のないことだと・・・・思う。


*********


これよりも、かなり前。
今日も今日とて、親善交流!と息巻いて、朝も早くから自室を後にした。

「今日は、朱音姫に何をしてあげようかしら?
花で四阿を飾って、お茶会でもいいし、他には・・・・・。
後宮の収蔵書館は素晴らしいから、案内するのもいいわね」

兎に角、朱音姫をここでお預かりをしている以上、キチッとおもてなしはしないといけない。
姫の好みはよく分からないけれど、私で出来ることはして差し上げたい。

始めのあの敵対心と猜疑心は何処へやら。
すっかり姫に親近感を持ってしまった夕鈴のもてなしに、
木の上から警護する浩大は夕鈴のお人好しさ加減が面白くて堪らない。

「あんなに張り切っちゃってさ~~良く頑張るよ、お妃ちゃんは。
でもさ、あれがへーかの不機嫌に繋がっているなんて、
思いも寄らないんだろうなぁ~~。
まぁ・・・らしいちゃ、らしんだけどね」

浩大の脳内には、お腹を空かせた狼の姿が映し出される。
それをフフフと嗤いながら、浩大は文字通り高みの見物を楽しんでいた。


「おはようございます、朱音姫」

姫を匿っている部屋の入口で姫を呼んでみるものの、
中から返事は聞こえてこない。

いるはずの人がいないとなると、すごく心配になる。
だって、姫は自国の随行者に命を狙われているのだし。
だからこそ、ここにいてもらっているのだから。

「あの・・・・・姫、私です・・・夕鈴です。
いらっしゃいませんか?」

再度呼び掛けてはみるが、やはり部屋は静まり返ったままで返事は無い。

「入ります・・・・よ」

私はこれがあまり良いことでは無いことを知りつつも、入って行った。
部屋の中はもぬけの殻だった。
姫はおろか、侍女さんたちの姿も見当たらない。

「え、え~~~~何処に行ったの????」

私はアチコチ姫の行き先に通ずる痕跡が無いか、丁寧に探してみた。
けれど、そんなものは居間の何処にも無くて。
最後の場所・・・・・・・寝所へと足を踏み入れた。

「姫~~~~~いませんか?」

寝台の上に、きちんと畳まれた肩掛けがあった。
それは昨日、湯殿上がりに夕鈴が朱音姫に湯冷めしないように掛けたもの。
その上には、1枚の書が置いてあった。

流れるような筆跡。
恐らく朱音姫の手。

夕鈴は手に取って、流れるような文字を目で追った。

『夕鈴妃、ちょっと散歩に出てきます』

・・・・散歩?何処へ?
夕鈴は首を捻りながら、朱音姫を追うべく部屋を後にした。

もうっっ!!!
命を狙われているのに~~勝手に出歩いたりしたら、大変じゃないのっっ!!

夕鈴は朱音姫を追う―――。

花の咲き乱れる四阿。
水の流れる庭園。
静かな池。

しかし、何処へ行っても姫にはたどり着かない。
何となく痕跡はあるものの、姿を捉えることは出来なかった。


「はぁ~~~今日は中々、姫には会えないわね。
こうなったら、後は湯殿で姫と花湯でも楽しむとしましょうか。
散歩に出ているのなら、きっと湯殿をお使いになりたいでしょうから」

夕鈴は諦めて、後宮の自室へと戻って侍女に花湯の手配を頼む。
それまで特にすることも無く、手持ち無沙汰になってしまった。
気が付けば、長椅子でうつらうつらしてしまっていた。

どれくらい経ったのだろうか・・・・・。
自分を呼ぶ声で夕鈴は目を覚ました。

「お妃様、花湯のご用意が整いました。
どうぞ、湯殿へ」
「では、朱音姫をお誘いに参りますわ」
「・・・それには及びません」
「???」
「私どもが、お呼びして参ります。
どうぞ、お妃様はお早く、湯殿へ」

侍女達は、殊更に夕鈴を早急に湯殿へと誘う。
それをいぶかしみつつも、言われた通り湯殿へと足を向けた。


そして、有り得ない光景を目の当たりにする。




【夕鈴side 完】


続きは・・・・・
『この世の春』様《すれ違いの向こうには 5 黎翔》へ

















【極めて非日常的な出来事・7】
2016年05月07日 (土) | 編集 |
【設定】 

現パロ設定  ・ 恋人未満

【注意事項】

こちらの作品は【アリスの口づけ】とは、
全く違う設定の現パロとなっております。

二人が出会い、そして繋がり結びゆく展開を
お楽しみいただけましたら幸いです。






ポロッ。

私の頬を流れていたのは、透明な雫だった。

『・・・・・・・・私、なんで泣いてるのよ』
心の中で自分に突っ込みを入れる。
でも、私が意図して流した涙で無い以上、私にも理由なんて分からない。
それに困った。
『これじゃ、社長が困ってしまう』
ホント、こんな往来で男女が一緒にいて女の子が泣いているなんて、
道行く人が見れば、悪者になるのは社長であって。

「す、す、すみませんっっ」

私はペコペコ頭をさげて社長に謝った。
でも涙が止まらない。

「そんなに嫌だった?」
「そんなんじゃ、ないんです・・・・多分」
「多分?」
「・・・・・・・・・・・・・私、女の子扱いされたことが無くて。
だから、あんな風に言われたことにビックリ・・・・したんだと・・・思うんです」

私は社長さんに言いながら、自分で納得していた。

そうだ、私・・・・・・自信が無くて。
でも社長さんが褒めてくれたことが、信じられなかったんだ。

分かった途端、私の胸の奥の恐慌が静かに治まったような気がした。

「大丈夫?」

俯いた私の顔を覗き込む社長さんの声音が、優しく聞こえてきた。
それがひどく安心出来た。

「・・・・・大丈夫です」

私は顔をクイッと上げて、微笑んでみせた。

「嫌なら・・・・・・「いえ、大丈夫です!だって、今日はこの後パーティですよね。
だったら、人にこの姿を見られるのだから慣れておかないと」」

そう、私はバイトの為にこんなキレイなドレスを着ているんだった。
一度引き受けたからには、まっとうしないといけないってことくらい分かる。

「このままで・・・いいです」

でも恥ずかしいって事には変わりはないのだから、私の声は小さくなる。
それでも私は顔をシャンと上げて、社長さんを見詰めた。

社長さんの深紅の瞳は、柔らかく私を見詰めていた。
透き通った紅玉は、温かみを帯びていた。

「ちょっと、待っててくれるかな?」
「は、はい」

私の返事を聞くや否や、社長さんはこの場から立ち去っていた。
何処へ?とは問う間もなく。

私は一人残されて、道の端っこで待っていた。
行き交う車が目に映る。
でも私の意識はそこには無く・・・・・。
いなくなった社長さんの事を考えていた。

私の子供っぽい我儘に嫌気が差したのだろうか?とか。
こんなに着飾っていても十人並みの容姿の私だから、ちゃんと婚約者に見えるのだろうか?とか。
たわいのない事を・・・・・。

だから、私に近寄って来ている人には気がつくなんてことは無った。

「ねぇ、オレらと遊びに行かない?」
「はい???」

いつしか、私の前には3人の若い男性がいた。
でも、私の知り合いでは無くて。

「いえ、私・・・人を待っているので」
「ええ~~さっきから見ていたけど、誰も来ないじゃん」
「オレらが捜してやろうか?」
「お気遣いなく、大丈夫ですから」
「そんな事、言わずに。オレらの親切心を無駄にすんなよ」
「いや、だから、私に構わないでください」

私がいくら断っても、3人の男性は一向に立ち去ってはくれなくて。
ホトホト困りかけていた時。
グイッと私の腕を引っ張られた。

「ほら、オレらと遊ぼうって言ってるだろっっ!!!」

それは、3人の中の1人だった。
強引に連れて行こうとする。

「やめて下さい!!」

私は掴まれた腕を離してもらおうとブンブン腕を振ってみたけど、
思いのほか強く掴まれているらしく外れなかった。

「離して!!!!!!」

怖い。
そう思って目を瞑った瞬間、捕まれた腕が外れて・・・・。

「おいっ!!!人の連れに何をしているんだ!!!」

押し殺した低い声が、聞こえた。
私が瞳を開くと、私の目の前には大きな背中があった。

「社長さん・・・・・」
「ゴメン、一人にしたのは間違いだった」

私は安堵から、大きく息を吐き出した。

「私の女に手を出そうとするとは、良い度胸だな。
だが、この女性はお前たちが相手に出来るようなそこいらの女じゃないんだ。
サッサと立ち去ってもらおうか」

鋭利なナイフでえぐるような・・・静かだけど、背筋から汗が流れるような声音。
私は社長さんの本気度が窺えた。

ホントに怒ってくれているのだと。

こんな状況なのに、何だか嬉しく感じる自分がいた。
不謹慎だけど、喜んでいる自分に驚いた。

「・・・・・あの、もういいです。
何もされていませんし」
「私の気が済まないのだが」
「いえ、私もはっきりとしなかったですし」
「・・・・・そうか。
だ、そうだ!彼女がお前たちを許すって言っているから、この場は収めるが。
二度目は無いからな」
「「「はいっっ!!!」」」

私に絡んできた若い3人組は、駆け足で去って行った。

「怖い思いをさせて、ごめんね」

社長さんはそう言うと、私の肩にフワリとボレロを掛けてくれた。

「これ・・・・・」
「夕鈴が恥ずかしそうにしてたから、これを取りに行っていたんだ。
まさか、あんな奴らが近寄ってくるとは思わなかったから・・・・」
「いえ、社長さんが助けてくれたから、大丈夫です」
「社長さんじゃないよ、黎翔さん・・・でしょ」
「そうでした・・・・・・黎翔さん」

口元を緩ませ微笑みながら、手を差し伸ばしてくれた社長さん。
私は迷いなくその手を取った。


これが、始まりだった。
恋の。
私の初恋の。




続く。






久々の
2016年05月06日 (金) | 編集 |
こんにちは!!


かなりの久々です。

最近は体調不良や忙しさなどもあって、放置してました。
今日、何かしら更新します。

お待ちの方は、もうしばらくお待ちくださいね。



・・・・・・・・・・結構立て続けにショックなことがあって、
かなり落ち込んでましたの・・・・・。(実を言いますと・・・体調不良はこれも原因の一端かも?!)


瓔悠。