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こんばんは!!!

外は花粉とPM2・5が舞っておりまして、
夜には鼻がグズグズ、くしゃみ連発、頭重に悩まされてます。

でも、桜は綺麗なんです。
ずっと眺めていたいほど。
花粉の中で、あっても。

桜って、儚いものだからあんなに心に染み入るんでしょうか?
それとも別れと出会いの季節に咲くから、忘れがたいものなのでしょうか?

ホント、見ていると・・・・・切なさと穏やかさが胸に去来してきます。
満開になるまでは開花が待ち遠しいのに、満開になるとすごく時が惜しくなります。


う~~~ん、こんな事を思うのは私くらいでしょうかね。



IMG_0085.jpg IMG_0086.jpg
昨日までは此処まで咲いてなかったんですけどね~
もう満開といってもいいくらいです。

IMG_0097.jpg  IMG_0098.jpg
薄桃色の花弁は可憐で、とっても心和みます。

この桜の下で、今日息子クンの制服姿を撮影しました。
学ランを着ると、一丁前に中学生に見えてくるから不思議です。
何だか、胸がジーンとなりました。
ハハハ・・・親バカですね。


さて・・・・明日は雨らしく。
花散らしの雨とならなければいいのですが。



それでは、おやすみなさいませ。
今日は子供たちは、ジジババ宅へお泊りです。
ゆっくりと眠れそうで・・・・・・実は結構嬉しいです!!!


瓔悠。







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こちらの作品は【アリスの口づけ】とは、
全く違う設定の現パロとなっております。

二人が出会い、そして繋がり結びゆく展開を
お楽しみいただけましたら幸いです。







繋がれた手がこそばゆい。
お願いしても離してはくれないのだから、もう我慢するしかない。
これもきっとお給料の内なんだと・・・・。
そう思わないと、羞恥心で平常心が保てなくなる。

でも、そもそもこれはバイトの範疇なの??
それともセクハラだったりするの??

私は、そんなことを頭の隅で考えていた。
何かを考えていないと、この状況が我慢出来なくなるから。

ズンズンとただ歩いていた。
それこそ、ただひたすらに・・・・。
だって社長さんが黙ったままだから、私も押し黙るしかなくて。
それに、会話の糸口も見つかりそうもないから。

でも、一体何処に連れて行かれるんだろう??
私の頭の中では、疑問符が駆け巡る。
パーティは夕方からとのことで・・・でも今は午後2時。
まだ夕方には少し時間はある。

「あの・・・・・・何処に行くんですか??」」

私は勇気を出して、社長さんに話しかけてみた。
ホントは聞きづらい。
だって、私はただのしがないバイト。
だから雇い主である社長が連れて行くところには、黙ってついて行かないといけないはずで。
でも、そこはそれ・・・・・気になる性格が無意識に出てくるもので。

「ああ、言ってなかったよね。いいところだよ」
「いいところ・・・・ですか??」
「そう!!!」

ウキウキと柔らかく微笑んで、それ以上は教えてはくれなかった。
だから、これ以上は突っ込めなかった。
黙ってついていくしか・・・・ない。

「ほら、ここだよ」

不意に止まった先は、高層ビルの入り口。
会社からもそんなには離れてはいない。
15分ぐらいのところ。

「ここは???」
「知り合いのデザイナーが経営している会社だよ」
「ほぇ~~~」

私は目の前にそびえ立つビルを見上げて、つい呆けた声が漏れる。

もしや・・・・・・・・パーティの為の服を調達ですか??
こんな素敵なビル内の会社がお作りになるドレス??
それは・・・・もちろん・・・・・お高いのですよね。

一気にぐるぐる円マークが回り、それに0(ゼロ)がどんどん追加される。

「あの・・・・ここで何を?」
「それは、今日のパーティドレスを調達するんだよ!!」
「えっ?はい?いえ、そんな・・・・パーティドレスなんて、街中のお店で買えるもので十分だと思いますけど」
「そんなっっ、ダメだよ!!折角僕の婚約者になってくれたのに、
綺麗で素敵なドレスくらい着せてあげるよ!!ここは僕の甲斐性だと思ってっっ!!ねっ!!!」

端正なお顔で微笑まれたら、もう『NO』とは言えなくなる。
仕方なく、「お願いします」と頭を下げた。

「じゃ、入るよ」
「はい」

社長さんには気づかれないように、私は小さく溜息を吐き出して後について行った。
中に入ると、豪奢でセンスのいいインテリアだらけで、私はキョロキョロ周りを見回す。
その様子を横にいる社長さんは、微笑ましいといった表情で見ていた。

呆れられたのかな??とかちょっと思ったけど、自分の好奇心には勝てない。

「まぁ、珀社長!!お珍しいですね~~こんなに可愛い子と一緒だとは」
「久しぶりだな・・・益々盛況のようで。ウチとしても出資し甲斐があるというものだな。
でも、先日のショーは少し手ぬるいのではないかと思ったのだが」
「お若いのに手厳しいですのね、ホントに良くみてらっしゃる。
若い子に任せたのだけど・・・・少し企画が足りなかったとは思いましたよ。
それで今日は何用でしょうか??」
「今晩、パーティがあって、この娘のドレスを至急用意して欲しくてね」
「まぁ、社長とはどういう関係かしらね」

懇意にしているらしいデザイナーの女性は、私を上から下まで眺め見してきた。
私は不意に背筋がピンとなる。
これは一種の面接という感じだ。

「ああ、その子は婚約者殿だ」
「まぁ~~~~こんな可愛らしい子が婚約者ですの??
社長も隅に置けないというか・・・・」
「煩い!!!さっさとしてくれ!!」
「ハイハイ。お嬢さん、こちらにどうぞ~~」

綺麗な女性が手招きして、奥の部屋に通してくれた。
そこには、煌びやかなドレスがそこかしこにかけてある。
赤、桃、青、紫、橙、白、黄、緑・・・・・・・・あらゆる色のドレスで彩られた部屋。

「綺麗~~~~」

私は目を釘付けにさせられ、ホォと頬が紅潮してくる。
こんなに艶やかなドレス見たことない。
そこら辺のお店では見かけないほどの手の込んだモノばかりだ。
綺麗な刺繍が施されたモノ。
キラキラ光るスワロフスキーが散りばめられたモノ。

女の子なら憧れるようなドレスたちが、一斉に私を見ているような錯覚に囚われる。

「さてと、どれがいいかしらね~~貴女ならどれでも似合うとは思うけど」
「えっ??私は平凡な容姿ですから、似合うものがあるのでしょうか??」
「自分を知らないって、怖いものね~~~私は職業柄色々な女性を見るけど、間違いなく貴女は一流の部類に入るわよ。
但し、後3年くらいは待たないと駄目だけど・・・」
「私が・・・・ですか??」
「そうよ~~それに、あの狼陛下と呼ばれる珀社長のお眼鏡にかなった女性なのだから、もっと自信を持つべきよ」

目の前の綺麗で大人な女性は、微笑んで頷いてくれている。

私・・・・・・・・偽物なんです。
なんてこと言えないから黙るしかないけど。
私はそんなに褒められるような容姿ではないですし、
社長に釣り合うような女の子では無いんですよ!!!

私は一人、心の中で恐縮していた。




続。






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夫婦設定 ・ 原作寄り

【注意事項】

こちらのお話は、青慎からみた視点で描かれてます。
更に、ほんの少しですがオリキャラ出てきます。

前ブログにて連載していたものですので、
現在の夕鈴と陛下の関係性とはちょっと違います。
かなりの捏造入ってますので、それを了承の上お読みくださいませ。

結婚式の様子は色々なものを参考にしておりますが、
捏造部分がありますのでお気をつけ下さい。






「では・・・・・李翔さん、お連れ下さいませ」

黎翔へそう告げると夕鈴は差し出された掌にそっと手を乗せ、
はにかみながらニッコリと微笑んだ。

会場は直ぐそこだが、黎翔はそこへと続く廊下を夕鈴に合わせてゆっくり歩いて行く。
隣に並ぶ大切な宝物を導きながら・・・・・。

これが幸せって事なんだろうな。
夕鈴に出逢わなければ、恐らく政治的に利用するだけの妃を迎えて適当に式典をして何となく生活する・・・・そんな事になっていたんだろう。
こうして夕鈴と並んで歩いていける事は、きっと天が与えてくれた奇跡ともいうべきものか・・・。


黎翔はぼんやりと考えを巡らせながら、会場の扉に手を掛けて思いっきり開けた。

「おめでとう!!!」
「夕鈴ちゃん、お幸せに」
「とってもキレイだよ~」

照明効果でうす暗くしている会場内からは、
割れんばかりに響く拍手。
そして、あちこちから聞こえてくる感嘆の声とお祝いの言葉。

その拍手の渦の中を二人はゆっくりと前に進む。
すると、中ごろに赤い服を着ている女の子が待機していた。
女の子は夕鈴の隣に立つと、そのまま付き添う形で夕鈴の手を引いて前方の祭壇まで一歩一歩確実に歩いて行った。

辿り着いた祭壇脇には神官が控えており、二人に向かって声高らかにまずは一言目を発声した。

「一拝天地!」

神官の声は朗々としていて、会場内にキリッと引き締まった空気が流れる。
黎翔と夕鈴はその声と同時に地面にひざまずいて天地の神を拝み、いったん起立をした。

その姿を確認した神官は、続けて言葉を発す。

「二拝高堂!!」

今度は二人で花嫁の父に向かって再びひざまずいて、父を拝み再び起立した。
神官は軽く頷くと、先よりも更に大きな声を喉の奥から出した。

「夫婦対拝!!!」

神官の声に合わせて二人は互いに向かい合ってひざまずきお互いを拝み、
更に参列者に向かって丁寧に、そして深々と拝礼をした。

それらが終り、付き添いの女の子が真ん中で結ばれた紅い布の帯を持参した事を確認した神官が、声高く宣言する。

「同心結成双、因愛万年長!!!(二つの心が一つに結ばれ、愛情は永遠に続く)」

それは二人への成婚宣言だった。
夕鈴は気恥ずかしげに、しかし幸せをかみしめる様に黎翔へと微笑んだ。
その笑みは、黎翔が今まで見た中でも一、二位くらいの極上の笑みだった。

そして女の子から受け取った紅色の布帯の両端を二人で持つと、そのまま祭壇へと丁寧に奉納した。
これで滞りなく、儀式は一旦終了となり女の子は下がって行った。
代わりに神官から二つの酒盃を手渡され黎翔と夕鈴はお互いに酒盃を右手に持って、
お互いの肘を交差させて腕を組むようにして祝杯をあげた。

「夕鈴・・・ここで飲む結婚の酒盃は本当に苦く甘いものではないから、
少しだけ口を付ければ大丈夫だよ」

やっと終るという安堵感と黎翔の優しさに触れ夕鈴の薄茶色の瞳は気が付けばうっすらと涙が浮かんでおり、それを目ざとく見つけた黎翔は下げていた左手で拭った。

そんな義兄の優しさを間のあたりにした僕は父さんが心配していた事なんか些末な事で、
この先の事は全て義兄さんに任せておいて大丈夫だし、
姉さんはきっと大切にされて幸せになれると・・・・そう確信した。





続。




***********


今日、やっとコメント返信しました~~
どれだけ溜め込んでいたんだよ・・・って思うほどで。
本当にスミマセンでした~~。
でもコメントは書く気力を頂ける、私にとっては栄養源です。
ホントにいつも有り難うございます~~~~

さて、こちらの話、後1話程度なのですが。
この先の話を少し書き加えたいと思いますので、
もう少しだけお付き合い下さいませ。


瓔悠。







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こちらのお話は、青慎からみた視点で描かれてます。
更に、ほんの少しですがオリキャラ出てきます。

前ブログにて連載していたものですので、
現在の夕鈴と陛下の関係性とはちょっと違います。
かなりの捏造入ってますので、それを了承の上お読みくださいませ。









汀姉弟が控室で笑い合っている頃。
黎翔と几鍔・・・・因縁ある二人は、空き部屋の一角で向かい合い座っていた。

黎翔は『常世の春』と言う様なご機嫌な表情で、
几鍔は『冬将軍』が居座っている様などんよりとした不機嫌な表情をしていた。
そしてどちらも黙りこくっており、気持ちが悪い程の静けさの中に何故か緊迫感が漂っている。

その静寂を叩き壊したのは、此処に呼び出した几鍔の方だった。

「おい、お前!!アイツの借金はどうなったんだっっ!!」

呼びつけた一言めが借金の事とは・・・・・案外、素直じゃないな。

黎翔は几鍔の心の奥深くの気持ちをなんとなく察する事が出来、
こんな率直な感想をぼんやりと考えていた。

「ご心配なく。夕鈴はシッカリ、キッカリ返済し終えたよ。
あっ、言っておくけど、一銭たりともまけたりはしてないからね。
夕鈴は頑固だから、もういいんだよって何度も言ったのに、
全然聞いてくれなくて『最後まで返す』の一点張りでさ。
お蔭で中々婚姻の式をあげられなくて苦労したよ」

黎翔は少々惚気も入れつつ、几鍔の質問に答えた。
その返答にムッとしたのか、几鍔は卓上のお茶を一気に飲み干した。

「そうか・・・・・アイツらしいな。話は変わるが、お前には訊いておく事があるんだが」
「僕に訊いていくこと?」
「ああ!お前の家は結構いいトコなんだろうが、アイツが妾だなんて事はないんだろうな?」
「どうしてそんな事を思うんだい?」
「どうしてって、決っているじゃないか!!お前の親、兄弟の一人も列席していない様じゃないか!
だからだよっ。アイツが正式に認められていないから、
この下町で密かに結婚式を挙げるんじゃないかとオレは感じてるんだよ」
「ふうん、確かにそう見られても仕方ないのかも・・・だよね」
「そうなのかっ!!!」

突如几鍔の声は辺りに響き渡る様な怒号となり、黎翔に殴りかかろうと卓越しに腕を伸ばす。
その腕を軽くかわして腕を掴むと、そのまま静かに下ろして几鍔を無言で制した。

「君の心配は御尤もだけど・・・・君には関係は無いんじゃないかな。
これは僕と夕鈴の間の問題であって、君の問題じゃないよ」

突き放すように黎翔がきっぱりと言ったのが気に入らないらしく、
チッと舌打ちをして睨みつける。

「あっ、一つ誤解のない様に言っておくけど、
夕鈴は妾なんかじゃないし僕にとって生涯ただ唯一の奥さんだから!!」
「その言葉は信じていいんだな」
「信じていいよ。それと付け加えるなら、僕には親、兄弟はもうこの世に居ないから列席出来ないんだよ」

って、確か親と兄はいないんだけど、弟は一人王宮にいるんだよね・・・・まぁ、連れてこれるはずはないけどね~。

黎翔は几鍔をだましていることに少し罪悪感は感じつつも、
キッパリと言い放った。
そしてその言葉を聞いた几鍔はカァーと瞬時に顔を真っ赤にして、
自分の思い過ごしであった事を恥じていた。

ホントに分かりやすい男だなぁ。

黎翔は几鍔の人の良さに感心していた。
自分にはないものであるから・・・・。

「すまない・・・・オレが言い過ぎたようだ。勘弁してくれ」
「いや、大丈夫だよ」

几鍔は唾をゴクリと飲みこみ、スッキリとした表情だった。
そんな目の前の男に好感を持った黎翔は、すっと手を差しだした。
その差し出された右手をジッと見て、几鍔は無言で握って照れくさそうに頭を掻いた。

「オレがこんな事を言うのは、お門違いだし、オカシイとは思うが・・・・アイツは今まで色々と苦労してきたヤツだからさ、大切にしてやってくれ」
「ああ・・・大切にするよ」

二人は立ち上がって、拳と拳を合わせてニヤリと笑い合った。
そして連れ立って部屋を出た。

「じゃ、後でな」

控室の前で別れて、几鍔は会場へと消えて行き、
そのまま黎翔は夕鈴の待つ控室へと入って行く。

「李翔さん・・・・・・・几鍔との話って?」

心配そうに見つめる夕鈴に微笑む。
その笑顔は艶めいていて、夕鈴は薄桃色に頬を染める。

「フフッ、これは男同士の秘密だよ」

黎翔は一言呟くと、片目を睦むって見せた。

「さぁ花嫁さん!いざ、参りますか?皆が君の晴れ姿を見たいと待っているよ」

目の前の愛しい夕鈴に手を差しだし、自分の方に近寄せると頬にチュッと音を立てて口付けした。


**********

これは、僕の関知しない事であり・・・・僕が知ったのはずっと後になってから。
几鍔さんや姉さんから聞いたことで。

当時はこんなやり取りが会場の外であっていたとは、その当人たちにしか知らない事であった。




続。








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更に、ほんの少しですがオリキャラ出てきます。

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現在の夕鈴と陛下の関係性とはちょっと違います。
かなりの捏造入ってますので、それを了承の上お読みくださいませ。





更衣室に入った父さんは、はぁ~~と大きな溜息をついて一緒に入ってきた僕をじいっと見ていた。
僕は飲み過ぎなのかな?と思い、慌てて水を貰いに行こうとすると腕を引っ張られて、
『大丈夫だ』とシッカリとした口調で止められた。

「青慎・・・・・夕鈴は幸せになれると思うか?」
「えっ?」
「考えてもみろ!王宮だぞ!!あんな怖い所で、夕鈴は笑って暮らせると思うか?」

話が話なだけに、僕は扉を開け周りに誰もいないかキョロキョロ見て確認をした。
大丈夫な事を確認した上で静かに扉を閉め父さんに向き合い、僕は笑って見せた。

「父さん、僕だって全く心配はないと言えばウソになるよ。
でもね、あの真摯な李翔さんを見たら、もう任せるしかないなと思うんだ。
それに姉さんのあの嬉しそうな顔を見ていたら、大丈夫な気がしてくるよ」
「そうか・・・・・そうだな。あのしっかり者の夕鈴のことだ、何処ででも逞しく過ごせるよな」
「そうだよ!!だから今日は笑って送り出してあげようよ。
ほら!皆が待っているよ、早く着替えて着替えて」

僕に急かされながら手早く着替え始めた父さんの手伝いをしつつ、
父親の心配と悲哀みたいなものを何となく肌で感じた。

僕も将来娘を持ったらあんな気持ちになるのかな??

「さぁ、出来たね!!じゃあ、会場に行こう」

僕は父さんと並んで指定された会場へと急ぎ足で向かった。

その会場は、几商店が経営する旅館の中でも一番大きな宴会場だった。
僕が几鍔さんに相談に行くと、シブい顔をしつつもこの会場を紹介してくれたのだった。
しかも会場費はウチの台所事情を考えてくれて、几鍔さんからの『御祝い』と言うことでタダにしてくれたのだった。

これには、ホントに助かった・・・・。
実際こんな大きな宴会場を自腹で借りるとなると、きっと膨大な金額になると思う。
結構下町では顔の知られた姉さんの結婚式となると、ありがたくも出席したいと言ってくれる友人・御近所さんが大勢いて、そこらの普通の会場では入りきれないのだ。

「あら、青慎君!いいところに来たわ。ちょっと見て欲しいモノがあるのよ」

商店会のおかみさんの一人に呼び止められ、僕はそのおかみさんについて行くことにして傍に居た父さんにはそのまま先に行ってもらうことにした。
そして僕が連れて行かれた先は、厨房だった。
厨房には8人ほどのおかみさん達が居て、忙しなく料理の最後の仕上げをしていた。

「わぁ~~~美味しそう」

思わず率直な感想を言った僕におかみさん達が、色々味見を持ってきてくれた。
普段は口にすることが出来ない婚礼の際の特別な料理が並んでおり、どれもこれも美味しかった。

僕が『美味しい、美味しい』と伝えると、おかみさん達は自慢げに料理の説明までしてくれた。
そして会場へと運ぶ手筈を整えたおかみさん達は、満足気に会場へと団体で向かった。
その波に遅れまいと僕もトコトコついて行った。
会場に入る前に隣の控室に姉さんの様子を見に行くと用意された大きめの椅子に腰かけ、
緊張しているのか何度も深呼吸を繰り返していた。

「姉さん、大丈夫?」
「青慎・・・・何だか、緊張して来たのよ。
王宮での婚礼の式典はちゃんとやってのけたのだから、
もう緊張はしないと思っていたのに・・・・」
「姉さん、大丈夫だよっっ!!出席しているのは友達や近所の人で知らない人はいないんだから、普段の姉さんでいいんだよ」
「そうよね!ここでただの汀 夕鈴だものねっ。忘れていたわ・・・・陛下も『李翔さん』だもんね」

お互い顔を見合わせて『あはは』と笑うと幾分緊張が解けたのか、姉さんの表情は柔らかいものに徐々に変化して行った。
そう、いつもの見慣れている僕の自慢の姉さんの顔だった。

「じゃあ、僕は先に行くから・・・・・って、そう言えば李翔さんは?」
「ああ、李翔さんなら、さっき几鍔が来て『話がある』って連れて行かれてしまったのよ。
どこまで行っているのかしら??」
「そう、几鍔さんが・・・・・」

恐らく、几鍔さんは色々聞きたい事や言っておきたい事があるんだろうな。

僕は二人が何を話しているのか何となく予想はついたのだが、
姉さんに余計な心配を掛けることもないので黙っておく事にした。

「きっと直ぐに戻ってくるよ。姉さんは心配しなくてもいいと思うよ」
「そうね」
「僕は父さんも気になるし、先に会場に入るからね」

姉さんに断りを入れてから、僕は控室を後にして会場へと入って行った。


続。




****************


ずっと更新無くて、スミマセン。
兎に角、毎日忙しく過ごしてます。
身体が持ちません・・・・正直言って。


コメント返信、少し待っててくださいね。
何か更新したくて、更新を優先してしまったので。
いつも有り難うございます!!!


瓔悠。









おはようございます。


全く作品の更新も出来ないまま、また何日も過ぎ去ってしまいました。
更には、コメント返信すら出来てない。
ホントにスミマセン。

どうしてなのかしら??
一日って何時間だったかしら??
と頭を捻るほど、不可思議なことばかりです。

何か慌ただしい。
だけど、こんなに結構忙しくしているのに、用事は終わったわけじゃない。
バタバタしているせいで、何だか体調もすぐれない。
花粉症の影響もあるんでしょうが・・・・。
夜も考えらない程、早い就寝の日もあります。
無理の利かなくなった身体が恨めしい・・・・です。

それなのに!
まだまだすることは一杯!!!
息子の入学準備。
バド・子ども会の次年度役員さんへの引継ぎ、それに伴う会計〆の準備。
などなど。

いやぁ~いつになったらヒマになるやら。

そしてふと思ったのが、『遥か悠遠の朱空へ』の方のブログを閉鎖して1年経っていることでした。
早いもんですね~~~
最近、ふとあちらのブログへ立ち入りました。
何だか物寂しいものの・・・・・あちらに残したままの作品が気になり、
こっちに移そうかなぁ~~と少し考えました。
そうすれば、こちらの作品が少ない事に申し訳なく思わなくなるかなぁ~~とか。
どうしたものか??と考え中です。



話は変わりますが、最近ついに始めました。
ツイッター!!
『まと先生がツイッターを始められた』と友人に聞いて、
ツイッターだけにUPされる特別ラフ絵が見たくて始めたんです。
ラフ絵、もう素敵です!!
まと先生最高です!!!!

そんな感じでツイッターライフ満喫中。
これがまた、結構楽しくて。
写真がブログよりもUPしやすくて・・・・。
日常のどうでもいい呟きを写真付きなどで吐き出してます。

『瓔悠』で登録していますので、お見掛けの際には、どうぞ構ってくださいまし。
鍵付きなのですが・・・・恥ずかしがりなだけですので、
お気軽にフォローリクエストしてください。
宜しくお願いいたします。



さて、今日こそは整骨院に行くんだっっ!!!!
4日行ってなくて・・・・・・背中痛いのが結構ツラい。
卒業式前までは3日連続で行っていたのに・・・・。



最後に
昨日、隣の公園の9本ある桜の内で
1本が1輪だけ咲きました。
これから、徐々に咲いていくのが楽しみです。
ホント春ですね~~~
そとで鶯の鳴く声を聞くだけで心和みます。
春ってホンワカしますよね。
私の頭の中もボンヤリ気味です。

DSC_0257.jpg DSC_0260.jpg 
空は雲一つない快晴です。
ずっとボンヤリ眺めていたくなりました。

DSC_0265.jpg
1輪だけ・・・・・でもその1輪が可愛くて愛おしい。


それでは。
仕事に行ってきます~~~


瓔悠




おはようございます。


昨日は、お祝いのコメントなど頂き
誠に有り難うございます!!!

無事に息子は卒業することが出来ました!
そして私も大役を何とか果たすことが出来ました・・・・・。

中々良いお式でした。
校長先生がこの春で退職ということも有り、感慨深いものがあるようで・・・・校長先生自身も泣いてまして。
(女性の校長先生なんです。ウチの小学校)
それが私達親にとっても有難く、更には共感出来て。
お祝いの言葉もじぃーんと来ちゃいました。

しかし、どうして保護者代表挨拶が子供たちの歌や呼びかけの後なんでしょうね。
泣いてしまうじゃありませんか!!!
息子のお友達の男の子が泣いているのを見て、私もポロポロ泣いちゃいました。
なるべく泣かないようにしていたのに・・・・。
これでは読めない!!!と思っていたら、別のお友達の男の子が
ニッコリ笑っていたのを見て、涙が引っ込んじゃいました。
その子の笑顔が可愛くて!
卒業が嬉しいんだなぁ~~と。

で、何とか噛まずに読めました。


さてウチの息子は全く泣かず・・・・・折角新しく購入したハンカチ持たせたのに。
クラスで先生と最後のお別れの時も、全く泣かず。
面白くない!!!!!!!と思いました。
泣いているところを写真に撮りたかったのに~~~~。
男の子なんて、可愛げが無い!!!と実感いたしました。


まぁ、そんな感じで無事に終えました。
しかし、ただ座っていただけなのに、夕方から疲労のピーク。
夜も早めに就寝いたしました!!!!
慣れないことをすると疲れるもんですね。


そして息子は、今日はまだ寝てます。
娘は文句を言いつつ、学校の用意をしていますが・・・・・・・。


さぁ~~て、私も仕事に行く用意をしますか!!!



瓔悠。




こんばんは!!

1週間ぶりでしょうか?
スミマセン、かなりの放置で。

3月始めのバドの試合で痛めた背中が痛くて・・・寝返りをしたら激痛が走って、あまり寝れてなくて
それが原因でかなりの疲労でが溜まってしまって、
何もしたくない~~と無気力人間になっていました。

自然治癒力ではもうダメだと思い、月曜日に整骨院に行きました。
それで、かなり身体のあちこちが歪んでいることが発覚!!
これはバドだけの原因では無いらしく・・・・・長期間の通院になりそうです。
でも現在背中をテーピングとかして頂いて、ぐっすりとはいきませんが何とか寝れてます。
人間、やっぱり睡眠は大切ですね。




さてさて、明日は卒業式。
ホント感慨深いものがあります。

今日娘はジジババ宅にお泊りに行きましたので、
息子と私と旦那で卒業アルバムを見つつ、色々な話をしました。
今までの行事の事、将来の事、中学になってからの事。
久方ぶりにゆっくりと話をしました。

今はもう旦那も息子も寝てますので、私一人・・・・・
明日の事を思いつつ、ボンヤリとしてました。

明日は泣いてしまうんだろうなぁ~~とか。
ちゃんと読めるのかなぁ~とか。
(今日の夕方、練習に行ってきました。
何とか噛まずに読めましたが・・・・・・明日はどうだか?!)

取りあえず、寝ることにします。
明日に備えて。


瓔悠。


そして!!!

更新がない間も、お越しくださったゲスト様。
そしてコメントくださった方。
更には、私の体調も心配して下さったゲスト様、
誠に有り難うございます!!!

たまに覗いた自ブログにコメントがあったり、訪問者様がいらしたりするのを見ますと、
ホントに元気をいただいていました!!!
感謝しかありませんっっ!!!

この恩返しは、お話をUPすることだと思ってます。
元気に更新していきますので、今後とも宜しくお願いいたします!!!
更新はまた明日からしていきますね。






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こちらのお話は、青慎からみた視点で描かれてます。
更に、ほんの少しですがオリキャラ出てきます。

前ブログにて連載していたものですので、
現在の夕鈴と陛下の関係性とはちょっと違います。
かなりの捏造入ってますので、それを了承の上お読みくださいませ。







「あら、先程から何をご覧になっていますの?」

ふんわりと頬笑む僕の妻は、お茶を入れながら何気なく訊いてくる。

「ああ、昔の肖像画だよ。姉さんのね」
「夕鈴正妃様の・・・・・」
「その呼び名は、ちょっと」
「ごめんなさい、そうでしたわね・・・あなたにとっては、いつまでもお姉さんですものね」
「まぁ、確かにいつまでも姉さんは姉さんだからね。中々会えないとしてもね」

僕は感慨に浸りつつ、お茶を一口コクリと飲む。
膝の上にちょこんと座った愛しい我が子は、コップを持ったままコクリコクリと居眠りを始めてしまったようだ。
握りしめられたコップを外しそのまま妻に手渡すと、抱っこして寝室まで運んで行く。
寝台に寝かして、安らかな寝顔をジッと見ていると自然に頬が緩んできてしまう。
本当に可愛くて・・・・プっクリと膨らんだ頬に・・・・さくらんぼみたいな唇。
将来お嫁に出すなんて考えたくもない。

父さんはあの時どう思っていたんだろう?
姉さんを義兄さんに嫁がせた事を・・・・。
そしてもう会えなくなるかもしれない、王宮に嫁がせた事を。


*************



「さて、花嫁さん・・・私がお連れ致しますので、参りましょうか?」
「はい////」

手を差しだし、艶然と微笑んだ義兄さん。
頬を桃色に染め義兄さんの手を取った姉さん。 
完璧な一対に見えて、僕までなんだか嬉しくなった。

誰が手配してくれたのか、家の前には豪華な馬車が止まっていた。
馬の手綱を握っていたのは、先日現れた王宮からの遣いの人だった。
あの時、確か『浩大』と名乗っていたような気がする。
僕たちの姿を見ると御者席からスタッと下りてきて、
礼を取りつつ扉を開けて招き入れてくれた。

義兄さんは姉さんの隣でジッと姉さんを見詰めており、その視線に耐えられないのか姉さんは赤い顔のまま俯いて、フルフルと微かに震えている。
そんな様子に義兄さんはそっと姉さんの手を取り、優しく撫でていた。

きっと義兄さんは、姉さんが緊張していて俯いているんだと思ったのだと思う。
でも僕は違う意味で俯いているんだろうなぁと感じていた。
姉さんの性格上、恐らく見詰められているのが恥ずかしくてだろう・・・・。
でも僕は見て見ぬふりを決めて、黙って車外の流れる景色を眺めていた。

会場につくと姉さんが予想した通り、父さんはもうすでに来ていて控室で眠り込んでいた。
この状態から察するに、恐らく朝まで飲んでいたのだろう。
姉さんと顔を見合わせて、『いつもの事だね~全く仕方のない父さん』と無言で笑い合った。

姉さんが父さんの肩を揺すって起こしてみた。

「ねぇ、父さん・・・・・そろそろ支度しないと、招待客が来てしまうわよ」
「うぅ~~~~~ん、夕鈴か?」
「そうよ・・・・私よ」

覗きこむ姉さんの姿を一目見て、父さんは驚いた様な顔をして抱きついてきた。

「なっ、どうしたの?」

驚いた姉さんは目を大きく見開いて、父さんをいぶかしんだ。
父さんはその声で我に返ったのか抱きしめた手を離すと目をパチパチさせ、
更に指でこすってまた姉さんをジィ~~と見ていた。

「ああ、夕鈴か・・・・・・・」
「さっきから私だって言っているじゃないの!!どうしたの?」
「いやな・・・・・・・・その衣裳、母さんが昔結婚式の時に着てくれたものだから。
その・・・・お前が母さんとダブって見えてしまったんだ」

父さんは、頭を掻きながら照れくさそうに話す。
そして更に続けた。

「似合っているよ、凄く綺麗だ・・・・フゥ、気が付かないうちにそんなに綺麗になっていたんだな、夕鈴。
この晴れ姿、母さんもきっと見たかっただろうな」

しみじみと呟く父さんの言葉になんと答えて良いのか分からず、姉さんも黙ったままだった。
その沈黙を破ったのは、義兄さんだった。

「お父上、夕鈴は大切に大切に致します故、御安心して私に任せて下さい。
どんな危険も夕鈴には及ばないように護り抜きます」

ハッキリと通る声で宣言した義兄さんの言葉に、
父さんは目頭が熱くなったのか人差し指で押さえる。
そして、しきりに頭を下げていた『どうか、娘をお願いします』と。

そんな父さんと義兄さんのやり取りを見ながら、姉さんは溢れだした涙を止める事が出来なかった。
そしてそのまま流れ落ちる雫は、窓から差し込む光によってキラキラ輝いていた。

このままではいつまで経っても動きそうになかったので、
僕は父さんの腕を取って更衣室に連れて行った。
その横目に見えたのは、姉さんの流れ落ちる涙を止めようと自らの唇を優しく押し当てている義兄さんの姿だった。




続。









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夫婦設定 ・ 原作寄り

【注意事項】

こちらのお話は、青慎からみた視点で描かれてます。
更に、ほんの少しですがオリキャラ出てきます。

前ブログにて連載していたものですので、
現在の夕鈴と陛下の関係性とはちょっと違います。
かなりの捏造入ってますので、それを了承の上お読みくださいませ。














「とうたま・・・・とうたま・・・・」

気が付くと幼い我が子が寄って来ていて、
僕の胸をトントンと叩きながら呼んでいた。

「ああ、寝ていたようだね。鈴音、ありがとう・・・起こしてくれて」
「うん、かあたまがおこしてって」
「そうかい・・・・もう起きたよって伝えて来てくれるかな」
「うんっっ」

大きく頷くと、またトコトコ歩いて伝えに行く。
その後ろ姿を眺めて、子供の成長は早いものだと痛感する。

姉さんの子供たちも大きくなったんだろうな。
最後に里帰りしたのはいつだったのかな・・・・・。

そして、また僕は昔に想いを馳せる。


*************


朝も早くから、待ちきれないと訪ねてきた義兄さん。
姉さんは、そのまま招き入れてから義兄に呟いた。

「もう来てしまったんですか?!
此方はまだ準備も整ってもいないんですから、
もう少しゆっくり来られても大丈夫でしたのに・・・・・」

姉さんは、義兄さんの嬉しそうな顔を見つつ大きな溜息をついた。
でも僕は見てしまったんだ・・・・姉さんは困った様な表情もしていたけど、
ホントは嬉しさで頬が緩んでいたのを。

それを隠すかのように頬を桃色に染めて、姉さんはパタパタと台所に入って行く。
直ぐにガサゴソという音と美味しい匂いで朝ご飯の支度をしている事が分かり、
僕は義兄さんを卓へと誘って一緒に腰掛けた。

「夕鈴、ご飯作ってくれているようだね」
「そうですね・・・・姉さん、今日は結婚式だと言うのに朝からご飯の用意だなんて。
自分の支度もまだなのに・・・・でもまぁ、それはそれで姉さんらしいけど」
「らしい・・・か。そうだね、確かに彼女らしいね」

義兄さんはウンウン頷くと卓に肘をつき愉しそうな表情を浮かべており、
どうやら姉さんのご飯を心待ちにしている様に見えた。

そして3人で囲む朝ご飯。
どうも奇妙な感覚で。

この国の王様と食事を共に・・・だもんな。
まぁこれが初めてではなかったけど、李翔さんが国王陛下だと知ってからは初めてだったからなんだか緊張する。
もう何処に入ったかなんて・・・何を話したなんて全く分からない。

朝ご飯を丁度食べ終わってお茶を飲んでいた頃、
やって来たのは明玉さんを始めとする姉さんの友だちの面々だった。
そして、『片付けは頼んだわよ』と言い放って、
『片付けまでは私がする』と言い張る姉さんの言葉には一切聞く耳を持たずに、
そのまま手を引きズルズルと姉さんの部屋に強引に連れ去ってしまった。

後に残された僕と義兄さんは女性パワーの凄さに圧倒されしばらく声も出ず、
ただ連れ去られていった姉さんの部屋の方をボォーと眺めていた。
そしてお互い顔を見合わせ苦笑いをしたのだった。

このままでは僕たちの支度も出来ないと直ぐに席を立つと、僕は朝ご飯の片付けを始めた。
義兄さんは『手伝うよ』と申し出てくれたが、さずがに僕も恐縮して丁寧にお断りをした。
でも結局一人では所在ないと台所までやって来て、僕の片付けを物珍しそうに眺めていた。


しばらくすると、姉さんは居間に出てきて花嫁衣装姿を披露してくれた。
落ち着いた赤を基調とした、桃色が差し色になっている婚礼衣装。
そして高く結い上げた髪に差さっているのは、キラキラ光る紅玉が一つ垂れ下がっている簪。
そんなに豪華ではないものの、いつもの姉さんとは違う艶めかしさが漂っていた。

「わー姉さん、綺麗だよ」

余りの変わり様にビックリした僕は、ありきたりな言葉しか出てこなかった。
確かに元々姉さんは顔立ちは整っているとは思ってはいたけど、
こんなに艶やかになるなんて普段の様子からは想像がつかなくて・・・。
でも義兄さんにとっては見慣れたものみたいで、
さして驚いた様子も無くただ破願微笑で頷いているだけだった。

ああ・・・王宮ではお妃様だから普段からああいう格好なんだろうな。
僕には想像もつかないけど。

僕は妙に納得して、義兄さんの反応も理解してしまった。

青慎の想像は的を得てはいなかった。
夕鈴は後宮でもそんなに着飾ってなどおらず、黎翔にとっても夕鈴のあんな艶っぽい姿はめったに拝めないという事を・・・・・。
だから、実のところ見惚れていてすぐには言葉が出てこなかったのである。

「ほら、見惚れていないで男性陣も早く支度支度!!ところでおじさんは?」

固まって動けない僕たちを、明玉さんの気合の入った声が降りかかってきた。

「父さんなら、昨晩から飲みに行ってます。
恐らく会場にそのまま行くんじゃないかと・・・・だから衣裳は持って行かないといけませんが」

そして姉さんも僕の答えに呼応して『いつもの事よ』と笑いながら答えた。

それならば!と明玉さんは僕らの方を向いて、追い立てるように『早く支度を』としきりに早口で急かす。
そんな様子を姉さんはクスクス笑いながら、見ている。

そして義兄さんの傍に近寄ると、耳元で何かを囁いていた。
その姿が余りにも凄くお似合いで一つの絵画の様に見えたので、
周りの友人が羨望で溜息をつく。

確かに義兄さんは周りが放っておけない程の美丈夫だもんな。
女性陣のあの反応は至極まともだと思う・・・・。

僕は何だか誇らしく思えて、自然に笑っていた。
二人の邪魔はしたくはなかったが明玉さんの鋭い眼差しが『早く』と訴えていたので、
義兄さんを僕の部屋に案内して直ぐさま着換えることとした。

支度をして出てきた義兄さんの姿に、女性陣の視線が集まったのは言うまでもない。
深紅の衣裳に金の糸で龍の刺繍が施され、そして紅玉が所々にはめ込まれていた。
それを身に纏った義兄さんは、やはり王者の風格が滲み出ていて『やっぱり国王陛下なんだ』と改めて思い知らされた。

「李翔さん、凄くイイですね~~~。
夕鈴とばっちしお似合いですよ」

明玉さんは義兄さんの腕を引っ張って姉さんの隣に立たせ、腕をくんでうんうんと納得していた。

それにしてもホントに明玉さんは恐いもの知らずだな。
まぁ知らないから出来るのだろうが、一国の王の腕を引っ張っていくんだもんなぁ~~。

僕がその時に思った正直な感想はそれだった。

そして用意が滞りなく済んだ事を確認して、女性陣は風の様にさぁ~~と帰って行った。
最後に明玉さんが振り返って『夕鈴、おめでとう!!』って一言だけ嬉しそうに呟いたのを、
僕はシッカリと覚えている。


「とうたま~~~おちゃどうでちゅか~~~」

おやおや可愛い伝言人が来た様だ。
折角なのでいただくとしますか・・・・・僕は長椅子から立ち上がり、声のする方へと歩き出した。






続。





**********


昨晩、無事に本誌と14巻ゲットしました!!!!
巻末のおまけ4コマが衝撃でっっ。
未だに興奮冷めやらぬ~でございます。
DXに載った、特別篇も良かったですね~~~~

はぁ~~~~。
やっぱり、本家本元の萌え破壊力はスゴイっっ。

これで1週間くらいは、自家発電しなくてもいいくらい・・・・・。



それでは!!!





こんにちは!!


昨日はバドの試合が午前中にありまして、頑張ってきました。
今回の試合は交流試合のようなモノで、楽しく出来ました。
但し、首筋を痛めて・・・・・・首、肩、肩甲骨が痛くて、昨晩は寝返りが出来ない程でした。
今も痛いんですけどね。
ハハハ・・・歳なのでしょうか?

で、午後からはショッピングモールへ行きました。
旦那と子供は3人で『ドラえも〇』の映画を観て、私は一人スタバでコーヒーブレイク!!!
スタバの前の広場では、動物戦隊ジュ〇オウジャーのイベントがあってまして、
子供たちの『ジュウ〇ウジャー頑張れ~~~』の声援を聞きながら、
ブルートゥースのキーボードを持ち込んで、返信レスしてました。
いやぁ~~ホント、充実した一日でございました!!!


しかし、今月は卒業式などもあって忙しいのですが、
息子の着る服は何とか友人から借りて用意は出来ました。
私の服も何とか入ったし、
後は挨拶原稿だけだな。
これが結構大変。
明後日辺りには完成させないと。

DSC_0154.jpg  DSC_0156.jpg
息子クン、かなりの小柄で・・・・借りた服も実は大きくて誤魔化して着せてます。


しかし、忙しい中でもその合間に沢山更新出来ればいいなぁ~~と意欲だけは満々です。
その前に、14巻を早く手に入れなくては!!!
今日の夕方買いに行けるかなぁ~~。



あっ、先日頂いたコメントの中で
お茶の話があって・・・・・。
私は中国茶が大好きで。
結構日常的に飲んでます。
折角なので、手元にある中国茶を紹介したいと思います。


DSC_0074.jpg
友人に頂いた茶器・・・・10年以上愛用してます。
でもこれはお客様が来た時に使用します。
いつもは普通の急須を使用します。

DSC_0078.jpg
今現在、手元にある中国茶!
DSC_0084.jpg 
玫瑰紅茶(マイカイコウチャ)・・・バラの花で中国紅茶に香り付けしたフレーバーティ。
心心相印(シンシンソウイン)・・・ハート型に丸められた茶葉から千日紅の赤い花・ジャスミンの花が現れます。

DSC_0082.jpg
黄金桂(オウゴンケイ)・・・黄金色を呈した独特な水色とキンモクセイのような華やかな香りの烏龍茶。
安渓鉄観音(アンケイテッカンノン)・・・爽やかな渋味と甘味のバランスが良く、蘭やキンモクセイの香りと表現される青茶。

DSC_0081.jpg
茘枝紅茶(レイシコウチャ)・・・甘くてフルーティーなライチの風味がふんだんに楽しめるフレーバーティ。
阿里山金萱茶(アリサンキンセンチャ)・・・台湾で烏龍茶から改良された金萱種。ミルクや蜂蜜に似た甘い香りの味わい。

DSC_0080.jpg
龍井(ロンジン)・・・爽やかな香りとさっぱりとした甘味。(私の感想は、日本茶に似通ってます)
凍頂烏龍茶(トウチュウウーロンチャ)・・・所謂、烏龍茶。黄金色の水色と蘭のような香りとまろやかな甘味が特徴。
 
その日の気分で飲みます。
今日は、茘枝紅茶を飲みました!!!
あ~~美味しかった!!!


それでは!!!


瓔悠。






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妻の用事も済ませ、また部屋に戻って先程置いて行った絵をジッと眺める。
そして目を閉じると鮮明に思い出せた。
そう・・・・あの日の姉さんの美しさと幸せに満ちた顔を。


******


「イキナリ、結婚式ってどういう事なの?姉さん・・・・」

やっとのことで聞く事が出来た僕に比べ、父さんはまだ呆けている状態で。

「それがね・・・・」

言い出しにくそうにしている姉の横から、その言葉を遮るように義兄さんが説明してくれた。

「結婚したのが私であるばかりに、父上や青慎君には夕鈴の花嫁姿が見れずじまいであった事が、どうしても気になって。
それで私から夕鈴に提案したんだ。それに友人にもキチンと結婚の報告はしておかないと、
青慎君が町で訊かれても何も言い様がないだろうと」

驚く僕に、義兄さんはお茶目に片目を瞑って答えてくれた。
でも僕は思った・・・・・・それだけでは無いような気がすると。

そう、確かに義兄さんには別の意図があったようで。
・・・・ホントはあの金貸し君に夕鈴は正式に私のモノになったと解らせておかないとな。
そちらの方がかなり重要な部分だったりするのだが。

「そうなんですね・・・・・そこまで私共の事を考えて戴き、どう感謝いたして良いやら。
誠に有難うございます」

いつの間にか、話を聞き入っていた父さんが深々と頭を下げて感謝を述べる。

「それでいつなのでしょうか?」
「今すぐ!!――と言う訳にはいきませんでしょうし、1週間後と言うのは如何でしょう?」
「は、はい・・・・国王陛下の仰せのままに」

父さんはしきりと頭を下げる。
そんな父さんの手を取り、義兄さんはフッと微笑んだ。

「あの父上・・・確かに私はこの国の王ですが、ここでは只の息子だと思って下さい。
私も貴方を父上だと思わせていただきますし。
ただ『黎翔』という名はマズイですので、これまでここで使っていた『李翔』という名で呼んで下さい」
「い、いや!!とんでもありません!!!」

父さんは畏れ多い・・・・と繰り返す。
でもそこは義兄さんは譲れないと最後には父さんに『李翔君』と呼ばせていた。
そこで色々と取り決めて、姉さんを伴って帰って行った。


それからの1週間。
父さんは、自分の仕事なんてそっちのけで僕と共にあちこち走り回った。

僕は明玉さんを始めとして姉さんの友だちに列席をお願いして回って、
几鍔さんに姉さんの結婚を知らせた上で会場の紹介をしてもらった。
その時の几鍔さんの苦々しい顔は、未だに忘れられない。

衣裳は、姉さんの分は昔母さんが着たものを着たいという姉さんのたっての願いでそれにしたが・・・・義兄さんのものは困ったことにどういうものを着て戴いたら良いのかが分からない。
下町で普通婚礼の際に着用するのものでは、余りにも失礼だろうと父さんと二人で頭を抱えていた。
すると計ったかのように王宮からの遣いと言う――背の低くすばしっこい男性が、衣裳を運んで来てくれた。
お蔭でこの問題はキレイに片付いたのであった。

そして料理の方も下町の商店会のおかみさん方が、
『夕鈴ちゃんの晴れ姿が見れるのなら』と全面的に協力してくれる事となった。

これですべての準備が残り一日でなんとか整った。
今、思い返してみてもあの1週間はまともに寝た気がしないし、
毎日毎日駆けずり回った記憶がまざまざと思い出される。


そうして明日はいよいよ結婚式という晩。
義兄さんの遣いだと言う・・・そう、先日義兄さんの衣裳を運んでくれた男性に連れられて姉さんは帰って来た。

その顔は喜びで始終綻んでおり、準備に走り回った僕らを労っていつも通り・・・・そう全く変わらず、当たり前のように美味しい晩ご飯を作ってくれた。

そうして、家族3人水入らずで食事を楽しんだのだった。
ホントに久し振りで、結婚式後は無くなった風景でもあった。

そして・・・・・・・朝が来て結婚式当日。
まだ夜が完全には明け切らない頃に、義兄さんは意気揚々と門を叩いたんだったな。


――――色々当時の事を思い出していたら、いつの間にか長椅子で眠り込んでしまった。
そして、卓上には窓から差し込む光に反射して輝く肖像画がポツンと存在感を醸し出していた。




続。







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前ブログにて連載していたものですので、
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「とうたま・・・このちとだぁ~~れ?」

余り舌の回らずたどたどしく訊いてくる娘の薄茶の髪を撫でながら、
僕はその肖像画の中のこれまた娘と同じ薄茶の髪の女性を懐かしく想う・・・・・。

「ねぇ~~~~~とうたま」
「あっごめんごめん。懐かしい肖像画を持ってくるから、思わず見入ってしまっていたよ。
これは父様の姉さんだよ」
「ねえたま?」
「そうだよ、鈴音のおばさんに当たる人で、夕鈴って言う人だよ」
「ゆうりん?りんねとおんなじ!!」
「そうだよ。君の鈴音の名は姉の名前の一文字を貰ったんだよ」
「ふうん」

納得がいったようで、幼い娘は僕の膝から下りトコトコ母親の所へと向かっていく。


その絵だけが知っている過ぎ去ったあの日・・・・。
兄と呼ぶにはおこがましいが、突然義兄とやってきた姉が言ったのは『この下町で結婚式をあげます』だった。
その時にはもう『李翔さん』は偽名で、この白陽国の狼陛下と近隣諸国からも恐れられる国王陛下と言う事は、僕と父さんには知らされていて更に姉はその唯一の妃になっていた。
3ヶ月ほど前に王宮で高官が列席のなか、妃になる儀式が執り行われ、僕たちは遠く下町の片隅でただ姉の事を想っているだけだった。

そして、手紙でお祝いの言葉をこっそりと贈ったのみだった。
『幸せになって下さい・・・どんな立場になったとしても、いつまでも姉さんは僕の姉さんです。
幸せにと祈る事しかできませんが、元気で過ごして下さい』と。

庶民出身である姉はやはり、出自は誤魔化したまま妃となった。
それは、政治的な事ばかりでなく・・・・僕や父が不審者に狙われたりしない為の配慮でもあったのだ。
だから、僕は大っぴらに『姉さんは結婚した』と周りには言えずにいた。

それがここにきてのイキナリの『結婚式決行宣言』だ!!
僕も父さんも驚かない訳はない・・・・しばらく口があんぐりと開いて、意識は遠くへと飛んで行っていたと思う。

そんな僕らを義兄は、微笑みながら見ていたと記憶している。


「とうたま~~~~~~かあたまが、よんでまちゅ」

バタバタ・・・・大きな音を立てて騒がしく駆け寄ってきた我が子。
僕はその肖像画を卓の上に丁寧に置いて、我が子の小さな手を引いて部屋を後にした。



続。







おはようございます!!!

取りあえず、生きてます。
花粉症の症状が少しづつ出始めて困ってますが。
黄砂・花粉・PM2・5のトリプル害の影響で・・・・。

今からが本番でして、戦々恐々してます~~

さてと。
3月に入って、こちらに出没してなくて
ある方から心配されてました!!
(心配有り難うございます~~~)

実はまぁ、息子の卒業式もあって
結構忙しくしていまして。
(・・・・・・・大役を引き受けてしまって、脳みそパンク状態なんです)


土日も毎週用事がてんこ盛りで。
休んだ気がしません。
疲労が蓄積されているのが、自分自身スンゴク分かって・・・・栄養ドリンク片手に頑張ってます。

今日は、昼頃から息子の空手昇級審査会に行ってきます。
夕方の5時ごろまでなので、結構ツラい。
1級上がってくれればいいけど・・・・・。


そして巷では、新刊話題で盛り上がってますね!
でも、私!新刊がまだゲット出来てなくて、悶々としております~~!!
多分発売は月曜日。
はぁぁぁぁ~~待ち遠しい。
どうして、地方は発売日がズレるんだぁ~~~~~~~(怒)


まぁ、そんな感じです!!
更新はもうしばらくお待ちください。





そして最後になりますが
コメント、有り難うございます!!!
例の如く・・・返信レス遅れていましてスミマセン。
も少し、お待ちくださいませ。

いつもコメント有り難うございます!!!
感謝しつつ、楽しみつつ読ませていただいています。
コメントはホントに私が妄想を書き続ける原動力になってます。
更に言えば、ここを閉鎖するストッパーにもなっています。
ホントに有り難うございます!!!!!



瓔悠。







瓔悠

Author:瓔悠

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