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2015年01月の記事一覧

つらつらと・・・0131 

お晩です・・・・・・・・現在夜中の2時半。
こんな遅くに、こんばんわ。

ふぅ~~~~先程、彩くんのお話が書きあがって満足感満載です。
今日、旦那様が飲み会だったこともあり、PC三昧でしたので頑張りました。
一度12時近くに寝落ちしかかりましたが・・・イヤ、うたた寝していたようです。
旦那様の電話で目が覚めました。
「乗り過ごした~~~」という2駅も乗り過ごして、
電話の直後に折り返しの列車に乗るという報告電話でした。
はぁ~~と溜息つきながら、駅にお迎えに行きました。
するともう目がパッチリ。
眠いを連呼する旦那様を放置して、私はまたPCに向いました。
そして何とか書き上げました。
今日・・・・というか昨日から彩くんの話を2話書き上げました。
後は1話だけ。
この週末に書きたいけれど、時間はあるかな~~~

それで、一応彩くんは完成です。
書下ろしは3話収録になりそうです。

後は、『未来は何処に』の続きだぁ~~~
頑張れ、私!!!!


それでは、お腹も空いてきたことですし・・・・・もう寝るといたします。
でも目が冴えているから寝れるかな・・・・・・・・。


それでは、皆様おやすみなさいませ。


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つらつらと・・・0129 

こんにちわ~~~

今日は先程から雨が降り始めて、少し肌寒いです。
これも私が季節感が感じられないから、
もう少し寒いほうがいいなどと言ったせいでしょうか?


さて昨日からアンケートにポチリしてくださり
有難うございます~~

結果が楽しみになってきました。
どれも拮抗してます。
最終的にどれが上位3位に入るのか??私も分かりませんが、
折角だから、私も好きな作品をポチリしておこうっと。

先程、こちらのブログのアクセス数が丁度1500になってました。
本当に毎日ご訪問くださるゲスト様のおかげです。
有難うございます!!

原稿が終わりましたら、またキリ番なども積極的に設定したいと思います。
リクをもらって書くのもスッゴク楽しいですからね。

今日はまだ4時半なのに、何となく薄暗くて・・・・
早く夕ご飯の支度をしなさい!と急かされているような感じです。

さぁて、夕ご飯の支度でもしますか。
今日は肉じゃがとお雑煮などの純和食にでもしましょうかね。


つらつらと・・・0128 

こんにちわ~~

バドに行って来て、昼ご飯も食べましたので
もうお眠な時間です・・・・・・。

このまま炬燵に入ったら、お昼寝に一直線でしょうね。
PCがデスクトップで助かりました。
でも少し寒いですが・・・・。
エアコンは一人ですから勿体無い精神で使ってないんですよ。
傍には遠赤外線ヒーターが付いてますが・・・・。

今シーズンは、12月初頭が一番寒かったような気がします。、
例年よりも暖冬気味。
それはそれでいいけれど、季節感をあまり味わうことが出来ないのが
ちと残念な気が致します。



さてさて、
1月の初めからアンケートを実施していましたが(1月9日の記事です)
最近アンケートの数字も動きが無くなってきましたので
1月31日を期限とさせていただきます。

その結果の上位3作品をこちらにUP致します。
残りは『遥か悠遠の朱空へ』の閉鎖と共に読めなくなりますので
ご了承くださいませ。

まだアンケートは実施しています。
こちらのアンケートは一人一回ではありませんので、
ご贔屓の作品がありましたら何度でもポチリくださいませ。


それでは、彩怜くんワールドに行ってきます。
出来れば今日1話くらい書き上げたい・・・・です。


それでは・・・・・・
失礼します~~
このまま寝ない様にしないと・・・な。
でも眠い。


瓔悠。


つらつらと・・・0127 

こんにちわ~~

今日はお仕事が休みの日でして・・・原稿をっっ!!!
と思っていたのも束の間、昨日購入してきたコミックスのせいで
Pixivに入りびたり、その作品の二次を貪るように読んでました。

そこで思ったこと・・・・・・私ってやっぱり書くよりも読み専なのかも・・・って。
スンゴク入り込み過ぎて、シリアス物で透明な雫が零れ落ちてました。

『誰もいなくてよかった』

マジで思いました。
最近結構涙腺がゆるくて困ってます。
歳を取ってきているのか??
それは分かりませんが・・・・・。


そろそろ原稿を!!と思い、これも昨日購入してきましたLaLa本誌を手に取りました。
まぁ、陛下と夕鈴に気持ちをもどそう!!と徐に読みそびれていた先月号から一気に二か月読み。

『あはははははっは~~』
『キュン』
『ここで終わりですか??????????』
『早く続き!!続きを~~~(魂の叫び)』

という感じで読み終えました。

いやぁ~~~~
これでは、原稿が進まない・・・・・・・・・・・・・・・

これでいいのか????
いやいいはずは無い。


ふぅ。


取り敢えず、昼食を頂くことにしますか。


つらつらと・・・0122 

こんばんわ。

少し息抜きにやってきました。
今日は仕事から帰宅して、お利口さんに原稿に向っておりました。

『未来は何処に』の手直しをしてまして・・・・。
何とか手直しは出来ました!!が、これから続きを書かないといけません。
まだ完成への道遠く・・・・・・・・・・。
もっと時間が欲しい~~~~~
誰にも邪魔されない時間が。

彩怜くんは・・・・・・書下ろしが書きかけです。
SSSだから、すぐにでも書ける!と思ってました。
でも遅々として進まない。
はぁ~~~~~。
どうしてでしょうかね。
久々に書くからでしょうか??


スミマセン・・・少し弱音を吐いてみました。




しかし、ここ何日か、こちらの訪問ゲスト様数が増えてます。
本当に有り難くって、キュンキュンしてきます。
う~~~ん、でも何故だろ???
此処は大っぴらに宣伝して無いし、自分で検索かけても見つからなかったのに~~
ゲスト様はどうやって見つけて下さったんでしょうか??
不思議です・・・・・・・。

出来れば、折角ご訪問下さっているゲスト様に愉しんで頂けるように
新作をUPしたいところなのですが、原稿を抱えてますので
暫くこんな不定期な更新となると思います。
申し訳ありません・・・・・こんなブログですが宜しくお願いいたします。



今、外で大きな音がして・・・・見てみると大粒の霰が降ってます。
今日の天気は不安定で。
晴れたり、大雨だったり、風が強くなったり、霰が降ってみたり・・・・と、忙しない天気です。
私の心と同じだなぁ~~~と、ちと思ったりします。



それでは、そろそろ夕ご飯の支度をしましょうか。
今日の夕ご飯は、カレーです。
野菜たっぷりのカレー。
冷蔵庫の中の野菜は何があったかな???
ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、きのこ類、ハクサイ・・・・これくらい入れときましょうか。


では!!!


瓔悠。


【そして、その後の二人・・・】 そして一つの可能性 (幕間) 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り 


此方の話はSNSで書いていた際、ある方からのコメントで二人がイチャイチャしているところがみたいとリクがあり、書いた幕間話です。
宜しければ、どうぞ。












「そういえば、陛下に一つ重要な事を云い忘れてました。」
「なんだ、改まって・・・。」
「其れはですね。今更な気も致しましすが、夕鈴殿には手を出さないで下さいと云う事です。」
「何故だ?」

書簡をほぼ片付けて一息ついていた黎翔に、ここぞとばかり李順が釘を刺してきた。
狼の声音が、夜の静まり返った執務室に響く。
そして直ぐに聞こえてくる有能な側近の大きな嘆息。

「大体ですね―――夕鈴殿を正妃にするには、あの氾柳両大臣を始め、名だたる大臣達に認めさせないといけないのですよ。だから布石を敷いて、キチンと準備を整えないといけないのですから、まだ少し先になります。その間はお待ちくださいと云う事です!!」

李順は至極まとまな事を云っているのは、理解出来る。
それくらい解っている。

だが、それはあまりだというもの・・・・・・・・。

「しかし、もう私が夕鈴の寝室で休むことは、周りには知られている事だぞ。」
「そう、それなんですよ。一体どうしてこんなことになったのだか・・・。」

1週間ほど前のこと・・・そう夕鈴に想いの丈をぶつけたあの日から、
2日程夕鈴の部屋から出る事をしなかったからか、
侍女達も心得たものであれから毎朝の朝餉やらを2人分用意している。

侍女達も始めはかなり戸惑っていた様である。
何しろ、今まで自分達が職務に就く前には・・・正確には明け方には陛下は自身の部屋に戻っている事になっており、夕鈴の分だけ準備すればよかったのだから。

「まぁ、仕方なかろう・・・・実際、夕鈴の容体も心配だったのだから。
また急変しないとも限らないし、それが夜中だったら誰が気づくのか?
其れは夫である私しかいないだろう。」

至極当然な表情で李順を見ている黎翔だが、
実際問題夕鈴はとうの昔に危機は脱しており、
そんな理屈は通らないのである。

「では、もう夕鈴殿も大丈夫なことですし、添い寝する必要は見受けられませんが。」
「侍女達もキチンと把握しているというのに、
今更妃の部屋で休まないともなればあらぬ噂が立つのだが・・・それでもいいのか?」
「あらぬ噂とは?」
「もう寵愛は薄れただの、なんだの・・・。」
「それは昼間の陛下の夕鈴殿に対する接し方で、大丈夫でしょう~」
「しかし、男女の仲は閨での事が一番だと思うのだが。」

全く口の減らない方だ。
李順は頭を抱えて、大袈裟に溜息を吐きだしてみせる。

「兎に角『懐妊した』なんてことには、くれぐれもならないようにしてくださいよ。」

これ位しか言い様がない。
全く頭が痛い事だ。

「じゃあ、今日はこれ位で夕鈴のとこに行くからね~~。」

シッカリと小犬に切り換わった主君は、
ウキウキしながら出て行ってしまった。

「これでは、夕鈴殿も大変でしょうね。」

一人残された李順は、今しがた黎翔から受取った書簡を部署ごとに分けながら、夕鈴の受難を思い浮かべ『気の毒に・・・』と一言呟いていた。

黎翔は浮き立つ様なご機嫌気分で足が地についてない様子を醸し出しながら、
そそくさと後宮へとやってきた。
それもそのはず夕鈴に逢うのは朝餉の時以来、逸る気持ちを糧に政務に邁進していたのだから。

そして、かなり夜も遅くなっているというのに律義に待っていた夕鈴を一目見るなり、
両手を広げ胸にシッカリと抱きしめて温もりを確かめる。
これは、あれから必ずしてくる行為に未だに慣れない夕鈴は、
湯で蛸のように顔を真っ赤にして俯くだけ。
ただ、その行為自体は黙って受け入れてはいるが。

というのも、これは黎翔の心の奥底にある不安が為せる事だと知ってしまったから。
自分の腕のなかで冷たくなっていく様を感じてしまったから、殊更に温もりを確かめようとしてくる。
だから突っぱねることなど出来ないし、してはいけないこと。

黎翔は安心したのか、抱きしめていた腕を緩めそのまま長椅子へと夕鈴を誘った。
少し離れて座ると、隣りから腕が伸びてきてぴったりと引き寄せられた。
横目で見てみると、紅い・・・そう妖しく光る双眸が『さも当然』と物語っていた。
その時点で、これはきっと何を云っても無駄だと諦めた夕鈴は為されるままとなった。

「夕鈴、今日は何していたのだ?」
「まだ、安静にしていて下さいと侍医が仰っているので、
ゆっくり書物を読んでましたよ。」

ゆったりと答える夕鈴の横顔を見詰める黎翔の瞳は、
穏やかで寛いでいる様に見受けられる。

「そうか・・・。」

徐に返事をすると、そのまま片手を挙げて侍女を下げる。
どうやら、本格的に二人きりで寛ぎたいようだ。

二人きりに為った事を確認すると、
途端に纏った雰囲気がコロっと柔らかいものへと変化する。

「ねぇ、夕鈴~~~今日はとっても疲れているから、
一つお願いしたいんだけど。」
「何でしょう???」
「これは、夕鈴でないと出来ない事なんだ。」
「私でないと駄目な事??」

全く見当もつかない夕鈴は小首を傾げて、尋ねてくる。

この表情が、この仕草が堪らない。
すぐにでも・・・・寝台へ行きたくなる。
李順の言葉が無ければ・・・・・。

黎翔はじっくりと夕鈴の様子を観察しながら、表情を変えることなくあらぬ方向へと考えを巡らす。
そして夕鈴の質問には答えること無く、そのまま夕鈴の膝の上にゴロンと頭を乗っけてみた。

「!!!!」

ビックリした夕鈴は悲鳴をあげかけたが、寸での所で黎翔の掌で口を覆われ止められる。

「夕鈴・・・侍女達が来ちゃうよ。」

片目を瞑りクスリと笑う黎翔は悪戯っ子を彷彿とさせ、夕鈴は怒る気力すら削がれてしまう。
仕方なくそのままにしておき、頬を薄桃色に染めながら潤んだ瞳を宙に彷徨わせていた。
何処に視線を持っていけばいいのか解らなかったから。
黎翔はと云うと、身じろぎする夕鈴の衣から仄かに漂う甘い香りが鼻腔を擽っており、その香りに酔いしれていた。

「夕鈴・・・・そっぽ見てないで、僕を見てよ。」
「えっ?」
「さっきから、何処向いているの?」

紅い瞳が私を捜している。
逃げられない・・・囚われる。

「は・・・・・い。」

下から見上げる力強い紅い瞳とシットリした茶色の瞳が絡み合う。
そして夕鈴は、口角を上げて微笑んだ。

それに満足した黎翔は急に眠気が襲ってきた様で、
夕鈴の膝の上で欠伸を噛み殺したのだった。

「陛下・・・・・・もう、そろそろ・・・。」
「そうだね。」
「あの・・・・・・・。」

云いづらそうに夕鈴は、黎翔を見詰める。

「どうかしたの?僕にお願い事?」
「はい・・・・・・。」
「云って!!僕が出来る事なら叶えてあげるから。」

意を決したように、夕鈴は言葉を紡ぐ。

「あのですね・・そろそろ陛下は御自身の寝室でお休みになってはと・・・。」
「えっ?迷惑?」
「いえ!!迷惑なんてことは無いですけど。」
「じゃあ、このままでもいいんじゃない?」

夕鈴、ハッキリ言うのよ!!

自分を叱咤して、夕鈴は続ける。

「迷惑ではないのですが、その・・・少し恥ずかしいですし、まだ婚姻も交わしていないのですから。」
「でも、僕たちは夫婦だよ。」
「いや・・・・仮ですし。」
「え~~~仮じゃなくなったよ。」

あー云えばこー云う・・・・・・これじゃ、埒が明かない。

「あのですね、私が良く眠れないんです!!!」
「えっ??」
「陛下が、私の事抱きしめて眠るから・・・気になって眠れないんです。」
「だから・・・実はここ何日か昼間に眠くなっちゃうんです。」
「・・・・・・・・」

夕鈴の必死さに、黎翔も仕方が無いのかと考え込む。
でも、もうあの気持ちよさは離せないし。

「じゃあ今日は自室で眠るから・・・・その代わりお休みの口付けをしてくれる?」
「はい??」
「だから・・・お休みの。」
「わかりました。」

これで引き取ってくれるのならと、夕鈴は目を閉じた。
その羞恥で桃色に染まった唇に、黎翔は自身の其れを重ねてそのまま抱き締めた。

「ゴメン・・・やっぱり我慢出来そうにない!!夕鈴と一緒がいいよ。」

云い終わる前にヒョイと夕鈴を軽々と抱き上げて、寝室へと大股で歩いていく。

「もう!!!陛下、約束が違います~~~。」

夕鈴の抗議もむなしく、今宵も黎翔の腕の中で眠らされるのであった。
李順が呟いた通り・・・『お気の毒』な事になったのだった。



終。


【消えない想い】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り 






この想いを捨て去れるものならば、とっくの昔にそうしてた。
でもそう出来ないから、苦しい。

「君を手放すつもりは無い」

そう云われても、それはバイトを繋ぎとめておくためだけの言葉だと。
それくらい私にだって理解できる。
後腐れがない下町の娘を選んだのも、それが利があるから。

だからいいの。
私がこの想いを命果てるまで、抱えていればいいだけの話。
もう多分、私は別の人を好きになることも出来ないだろうし。

初恋が最後の恋になるなんて・・・ね。
生まれなおしたなら、別の人を好きになれたのかもしれない。
でも多分ダメ・・・・・・・・・きっと探してしまう。

その姿。
その瞳。
その存在を。

「愛してます。」

純粋な叫び。
私のありったけの想い。
そして本気の恋。

迷わない。
立ち止まらない。
諦めない。

だからこそ。
私なのだから。


「陛下、お茶にいたしましょうか。」
「そうだね、夕鈴の淹れてくれたお茶は最高に美味しいからね。」
「お褒め下さり、有難うございます。」

陛下の訪れと共に交わされる会話。
いつも通りの。
平穏そのものの。

私は知らなかった。
変わらない日常なんて、一つの行動から・・・・・・そしてたった一つの言葉から崩れ去ることを。

「ねぇ、夕鈴。」
「えっっ!!!」

お茶を入れる手が止まる。
だって、逞しい腕の中に囚われたから。

「あっ、あの・・・・陛下、離してくださいっっ!!」
「ダメ。」
「ダメって、何ですか?」
「だって、夕鈴が居なくなりそうだから。」
「居なくなんて、なりませんよ。」

振り返って微笑んで見せた。
でもこれは嘘。
だって借金をすべて返したのなら、私がここに居る意味なんて無くなるもの。
それは、そう遠くない未来。

「陛下・・・・離してください。」
「離せない。」
「どうして・・・。」
「どうしても。」
「それでは答えになってませんよ。」
「じゃあ、僕が離したくないから。」
「そんな理由は理由になりません。」

私は離してもらおうとジタバタもがく。
でも絡みついた腕は更に強くなる。

そして聞こえる重低音の声。
耳元に甘く囁かれる。
恋の罠。

「ねぇ、夕鈴・・・・僕の花嫁になってほしい。」
「花嫁ですか??」
「そう、だめ??」
「・・・・・・・・」

私は言葉に出来ず、ただフルフルと頭を振った。
頬に伝わるのは、透明な雫。
暖かく、こそばゆい。

「チュッ」

頬に触れる暖かな感触。
これは・・・・・・・・・・・・・・・・陛下の唇。

「泣かないで。」
「・・・・・・・・・。」
「そんなに嫌なの?」
「い・・・・やじゃ・・・・・ない・・・・です。」

呼吸が苦しい。
息が出来ない。
慌ててコクリと口腔に残った空気を飲み込む。
そして胸いっぱいに呼吸をして、新しい空気を身体に取り込んだ。

「陛下が大好きです。」

私は自分の想いを涙声で伝えた。
それは純粋な想いが叶った瞬間。
そして、それは永遠となる。






終。


つらつらと・・・0120 

おはようございます~~~


昨日は結局まだすこ~~し発熱していた息子君はお休みしました。
それで、また病院行き。

でもインフルではないでしょう~~と様子見を言い渡され、
結構元気な息子はDVDを見てゲームをして、したい放題!!!
それで夜にはまた38度まで熱が出て、パパママに叱られる始末。
だから云ったじゃん!!!『ちゃんと寝とかんなよ~』とね。

そして今朝は37度2分。
微熱ですが、いい加減学校に行ってもらわんと!!と
送ってあげたのですが・・・・ここら辺が過保護なんでしょうね。(苦笑)
まぁ、何はともあれ私が休みだから何かあっても迎えに行けますから、
元気に頑張ってほしいもんです。

でも私としては、一日誰にも邪魔されずに原稿をしたいんですがね~~~



さてと、『遥か悠遠の朱空へ』のブログにも昨晩UPしましたが、
表紙が出来上がりました!!!!

結構気に入っているので
印刷しても大丈夫だったら、変更なしでいきたいです!!!


良かったら、見てください。

『僕の軌跡』 彩怜シリーズ再録+書下ろし本

1


『未来は何処に』 ブログ・水晶の森、奥深くにて連載していた作品の完全版

2.jpg



こんな感じに仕上がりました。
私にテクが無く・・・・・・・とある先生に泣きついてご教授いただきました。
本当に有難うございました~~~~
もう感謝してもし尽せません。


後は中身。
それが一番重要ですね。
まだ完成してませんので、頑張って書きますね~~



それでは、みなさま
素敵な一日をお過ごし下さいっっ!!




瓔悠。


【そして一つの可能性・15】 完 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り








黎翔は始めこそ急ぎ足であったものの、後宮に続く回廊の途中で立ち止ってしまった。
脳裏には、夕鈴になんと云うべきなのか・・・・そればかりが占め考えが纏まらず、
もうすぐ夕鈴のいる部屋だというのに中々足が進まないのである。

大体なんと言えば、夕鈴は承知してくれるのだろうか。
ただでさえ、怪我をしている身だから興奮させたら拙いだろうし。
でも今言わねば・・・後悔する様な気がする。

ここであぁだ、こうだ考えていても埒が明かない。
だったら、夕鈴の顔を見てその時に思った事を言葉にして伝えればいい。
黎翔はようやく決心すると足取りも軽く、
夕鈴の元へと今度こそ急いだのであった。


部屋に入ると、侍女たちは慌てて拱手する。
その中でも侍女長とも言うべき古参の者が前に進み出て、
黎翔がいなかった間の夕鈴の様子に変りない事を直ぐに報告する。
それに黎翔も一安心すると、後は自分がついているからと侍女たちをすべて下げた。

足音を立てないように静かに寝室へと入った黎翔が目にしたのは、
寝台で安らかな寝息を立てて眠っている夕鈴の姿だった。

「大丈夫、そうだね。」

囁き掛けるとそのまま寝台の端に腰かけ、夕鈴の顔を覗き込んだ。
薔薇色に染まる頬、赤味がくっきりと浮かんでいる唇。
そして、安らかな息遣い・・・・どれを取っても、昨晩とは大きく違う。

ちゃんと生きて此処にいる。
それがこんなに嬉しく思った事はない。

もっと確かめたくて、眠っている夕鈴の頬に手を伸ばして優しく撫でてみた。
その頬はジンワリと暖かくて、黎翔の掌にもその温もりが伝わってきて血が通っている事が容易に判る。
でもそれだけでは足りない様で、ピクピクと微かに動いている睫毛にそっと口付けてみた。

「うぅ~~~~ん。」

慌てて唇を離してみたが、時すでに遅し・・・・・・
夕鈴は徐に起きあがると、目の前に映る黎翔の深紅の瞳をシッカリと睨んでいた。

「へいか・・・・・・今、何してました?」
「何って?」
「とぼけないで下さい・・・・目に、目に唇が当ってましたよね。」
「そうだね・・・・ただ当っていたのではなくて、口付けしていたんだよ。」
「・・・・・・・・・・・仰っている意味が判りません。」
「夕鈴、興奮したら傷に障るから、この話は此処までにしておこう。
もそれは不本意だからね。それより夕鈴に話があって来たんだ。」

黎翔は尤もらしい理由をこじつけて適当に誤魔化し、直ぐにでも自分の話を始めようとする。
呆気に取られた夕鈴は、嘆息を大きく吐くと肩を窄め仕方ないと追求する事を諦めた。

「話ですか?それはもしかして、危険手当を弾んで下さるとか云う話でしょうか?」

夕鈴は嬉々として、目をキラキラとさせていた。

「いや、違うんだ。」
「えっ、そうなんですか・・・・・・。」

本当に夕鈴はガッカリしたようで、肩を落としてシュンとしている。
その姿を見ると黎翔も居たたまれなくなり、直ぐに取りなしをする。

「夕鈴、大丈夫だよ。そのことについては、ちゃんと李順には言っておくからねっ。」
「ホントにいいんですか?良かったです。これで結構借金が減るかも!!」
「夕鈴・・・これで借金が無くなったら、後宮を辞するの??」
「えっ?」
「だって、夕鈴嬉しそうだし・・・それにあんな目にもあったし・・・・。」


もしも・・・『そうだ』と云われたら、これから自分が告げようとしている事は全くもって夕鈴にとっては傍迷惑な話だと云うことになる。

そう思うと何だか云い出し難くなり、黎翔は押し黙ると静かに瞳を閉じたのだった。
その考え込んだ様子に夕鈴は直ぐに気が付き、慌てて頭(かぶり)を振りながら否定する。

「それは無いです!!!だって陛下には臨時花嫁はまだ必要でしょ!!
私なら大丈夫ですよ。ほら、この通り怪我だって大丈夫ですしっっ。」

夕鈴は黎翔を気遣う様に痛いのを我慢して、
殊更に大丈夫な事を示すかのように腕を上げてみる。
その様子に、勇気付けられた黎翔は意を決して告げることにした。

「夕鈴、実は臨時花嫁は、もう必要が無くなったよ。」
「私では、お役に立てませんか・・・・・・・」
「そんなことは無い!絶対に。僕には夕鈴は必要だよ。
だって夕鈴が正妃に、そしてこの国の国母に為るのだから。
だから臨時妃は必要なくなったんだ。」」
「???・・・・・・云ってる意味が良く分からないんですが。」


小犬とも狼ともつかない表情と声音で、黎翔はハッキリと云い切った。
夕鈴は一瞬、自分に何を告げられたのか全く理解出来なくて、
瞬きを何度も何度も繰り返した。

私が、国母ですって???

ハッと我に返り、黎翔を見てみると真摯な眼差しがあった。
そう、瞬き一つもしないで自分の瞳を真っ直ぐに見詰めている。

陛下、本気なのかしら??でもそんなことは許されない。

「陛下・・・・お気持ちは有り難いんですが。
こんな怪我をさせてしまったからだと云って、
そんな重大な事を一般の庶民に言わないで下さい。私は大丈夫ですから!!」
「そうじゃない!!!怪我をさせたからその償いに・・・・・では無いんだ!!」

夕鈴に自分の考えを伝える―――此処でキチンと否定しないと誤解されてしまうし、
本心は決して伝わらないんだと肝に銘じて。

「夕鈴、聞いてくれ。私は今回あんなことで・・・そう自分の失態で君に怪我をさせてしまった。
しかも昏睡状態にまで・・・もしかしたら君を永遠に失っていたかもしれないと思っただけで、
今も自分を赦せなくて身体が震えてくるほどだ。
でもその時に気がついた・・・・君が必要だと。いやそうじゃない、ずっと傍に居て私を支えて欲しいと。
夕鈴・・・君を正式に私の唯一の妃として、そして正妃として迎えたいのだが駄目だろうか??」

黎翔は想いのたけが堰を切ったように溢れだし、夕鈴に畳みかけたのだった。

その眼差しが、その言葉が、その想いが・・・真剣なものであることは夕鈴は気付いたが、
その強い想いを受け止めてもいいのか、ハッキリ云って夕鈴には判断出来なかった。
それで、ついいつものように云ってしまった。

「陛下・・・・演技は今されなくても・・・・・私しかいませんが・・・。」

夕鈴はホントは真剣な黎翔が演技しているとは全く思ってもなかったが、
云わずにはいられなかった。

「演技なんかじゃない!!君を妻にしたいんだ。」

黎翔は、更に繰り返す____。
その様子に夕鈴はゆっくりと深呼吸した。

陛下は、本気なのね・・・・でも私に正妃なんて務まる筈が無い。

「陛下・・・・私が正妃なんてあまりにも突飛すぎます。
周りが認める筈は有りませんよ。」
「そんな事はない!!現に李順は承知しているんだから。」
「李順さんが??」
「だから、何も心配する事なんて無いんだ。
もう私は君を、夕鈴を失うことは考えられないんだ。
だから是と云ってくれ。」

黎翔は懇願するように、夕鈴をジッと見詰めている。
その煌々と輝く二つの紅玉は、夕鈴を捉えて離さない・・・魅惑的な深紅の瞳。

この瞳に、私は魅入られてしまったのかしら。
ここまで求められているのに、私自身の陛下を想う気持ちを偽って突っぱねてしまったら、
きっと私は生涯後悔して生きることになりそう。
だったら自分の気持ちに素直になるべきなのよね。

そして、夕鈴は決心する。

「―――解りました陛下。
私で宜しければ、本当に私でいいのなら・・・・お受けいたします。」
「有難う。本当に有り難う。」

そうして、黎翔は夕鈴を鍛え上げた逞しい胸に引き寄せると優しく掻き抱いて、
その赤く熟れた柔らかい唇に、自分の唇を重ね合わせた。

夕鈴も咄嗟のことでビックリして何度も瞬きをしたが、抗うことなく静かに黎翔を受け入れた。

永遠に離さない。
夕鈴だけだという誓いの口付け。
それは二人にとって、とても甘美なものであった。

始まりの口付け・・・・・この先、命果てるまで何千、何万と繰り返されるであろう想いが繋がりあった口付け。

黎翔と夕鈴はその口付けに酔いしれていた。
そう、いつまでも。


********




そして数年後。

「夕鈴、今日は久々に執務室に来て欲しいんだけど・・・。」

後宮の正妃の部屋で朝餉の後のお茶を飲みながら、
黎翔は落ち着いた面持ちで目の前の夕鈴に告げる。

「・・・・ええ、ただ久し振りですね。」
「そうだね、君が懐妊してからは此処でゆっくりしてもらっていて、
政務室にすら呼んでないからね。」
「ホントに黎翔さまは心配性だから・・・妊娠なんて病気ではないですのに・・・。」

夕鈴は少し膨らんできたお腹を愛おしそうに擦りながら、
目の前の黎翔を見詰めふんわりと微笑む。

「解りました、では頃合いをみてお伺いしますね。」
「いや、逢わせたい者がいるから、来て欲しい時は使いをやるよ。
だからそれまで待っててくれればいいよ。」
「はい。」

その穏やかな夕鈴の様子に安心した黎翔は、名残惜しそうに後宮を後にした。

数刻後。

「正妃さま、陛下がお呼びでございます。」
「解りました、参りましよう。」

優雅に立ち上がるとゆっくりと使いの者に先導され、
執務室へと向かった。

部屋に入ると、待ちかねたように黎翔は戸口まで出迎えてくれた。
そして黎翔の差し出した手を取ると、夕鈴は天女の様な微笑みを浮かべ滑らかな立ち居振舞いで礼を取る。
其の侭ゆっくりと歩く夕鈴は典雅の極みであり、本当に誰もが見惚れる正妃と為っていた。

そして黎翔に導かれて進んだ奥には、膝を折って拱手している男性がいた。

「夕鈴・・・・君に逢わせたかったのはこの者だ。」
「・・・・・どなたですの?」
「この者は、名を 杜 偉正 (と いせい)といい、
私が信頼を置く官吏なんだ。」
「そうですか・・・・・お初にお目に掛かります、夕鈴と申します。」

その夕鈴の挨拶に返すように、目の前の男性は更に深く礼を取る。

「杜 偉正よ、おもてを上げよ。」

黎翔の掛けた声に即座に反応し、その男性は顔をゆっくりと上げた。

「・・・・・・・・・・・」

夕鈴はその男性を一目見るとジンワリと熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、
気がつくと目頭には涙が浮かんでいた。

「秀お兄ちゃん・・・・・・・・・よね。でも名前も違うし、あの時亡くなったって聞いたのよ。
それなのに、どうして此処に居るの?」

「すまない・・・夕鈴。実は、あの時・・・董 秀偉には地方監視官を命じたんだ。
でもそれは秘密裏にする仕事で、誰にも邪魔されたりしない為に、
戸籍的には抹消する必要があったのだ。
だから死亡したことにして、周囲にも・・・そう親、兄弟にも生きていることは知らせていない。
家族に危険が及ばないようにな。」
「そうだったんですね・・・・。」

黎翔は隣りで突っ立っている夕鈴の今にも溢れそうな涙を、
人差し指で優しくなぞると頬にそっと触れる口づけをした。
夕鈴は目を見張り頬を染め恥ずかしげにしていたが、
ようやく緊張が解けたのかホッと一息ついて目の前の秀偉に話し掛ける。

「よかった・・・秀お兄ちゃん、無事で。」
「それを言うのは、自分の方です・・・お妃さま、あの時本当に御無事で何よりで御座いました。」
「偉正・・・・此処には私たちしかいないのだから、もっと砕けていていいのだが・・・。」

黎翔が穏やかな眼差しで、秀偉に譲歩してやる。
これは夕鈴の夫だと確固たる自信の表れなのであろう。

「そうですか・・・・とはいきません。
お妃さま・・・いいえ御正妃さまは、この国の国母と為られる御方なのですから。
あの時陛下が仰っておられましたが、まもなく宣言通りに為られますね。」
「そうだな。」
「本当に御正妃さま、お身体を大事になさり健やかなお子様を御出産なさって下さいませ。
それが国民、皆の願いなのですから・・・・本日は陛下の計らいで、お逢いできて本当に嬉しく思います。
ではそろそろ・・・陛下、本日はこの様な機会を賜り、誠に有難うございました。」

秀偉は黎翔に深々と拱手すると、隣りに立つ夕鈴には恭しく手の甲に触れそうで触れない口付けをして、その場を静かに立ち去った。

その瞬間、夕鈴は本当に時の流れと云うものを肌で否応無く感じたのだった。

あの時、秀偉の手を取っていたのなら・・・・きっと今の人生はなかった。
そして秀偉は戸籍上抹消されること無く、夕鈴もただの庶民として其れなりに幸せに暮らしているのだろう。

でも、自分の気持ちを偽る事は出来無かった。
陛下を恋慕う気持ちは。

だからあの時、秀偉の手を取らなかったのは正解だったのだ。
秀偉の為にも自分自身の為にも。
私のあるべき所は、いつも全身で私を見守ってくれている陛下の隣り。
大変かもしれないけれど、これからも自分が出来る精一杯でこの方をお支えしたい。

夕鈴は決意を新たにして、愛すべき夫に優しく微笑んだのであった。




完。




ご拝読、有難うございました。        瓔悠


つらつらと・・・0117 

こんばんわ!!

今日は学期に1度の土曜授業の日でした。
午前中だけですがね。

午前中は旦那と二人きりだから、ゆっくりできる~~と昨日からワクワクしていたんですが。
息子クンが朝から37度8分の発熱でお休みすることに・・・・・。
もうっっ!!自由時間が~~~と云う感じでした。

インフル検査の為に、午後から病院に連れて行きました。
インフル検査に溶連菌検査のダブル検査・・・・・・スンゴク痛そうで、
息子は流石に5年生ですので泣きはしないものの、涙目でした。
でも検査することを決めたのは、母である私です。
すまんっっ!!!!

でも可能性がある場合は検査した方がいいのさ!息子よ!!!
ということで検査しましたが、どちらも陰性でした。
でもインフルは完全否定できなかったので、月曜日まで熱があれば再検査です。
熱、下がるといいね。


そして出かけたついでに、娘の学校で描いた絵が市内の施設で飾られているとのことで見に行きました。
親バカでして、折角飾られているのだから写真でも撮ろうかと・・・。
『動物と私』という趣旨で描かれたものでしたが・・・・・・友達数人と像に乗っている絵でして、
お世辞にも上手とは云えませんでしたが、子どもらしい絵でした。
流石に絵心の全くない夫婦から生まれた子供だな・・・と。
そして恥ずかしそうにしていながらも、娘は何処か誇らしげな姿が微笑ましかったです。



さてと、夕ご飯の支度をすることにしますか・・・・。
今日は関西風のお好み焼きです。
息子君は食欲があるかなぁ~~~



瓔悠。




あ~~~、ここでちんまりお知らせです。
今『そして一つの可能性』を手直しをして再掲載してますが、
折角なので・・・・・後日談をもう1話追加したいと思います。
自分自身で読んでいたらまた書きたくなりました。
宜しければ、UPされました折に読んでくださいませ。


【そして一つの可能性・14】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り

    





執務室へ行くと、まだ朝も早いと云うのにすでに李順は書簡相手に黙々と政務を進めていた。
戸口から入ってきた黎翔に気付いたのだろうが、特に何も云う風もなく黙々と書簡と格闘している。

「李順、珍しいな。お前が昨晩の事を聞かないし、例の言葉を云わないとはな。」
「ああ、あれですか?」
「そう、『夕鈴殿は臨時の花嫁でいずれは帰すのだから』だの
うんぬんかんぬんというヤツだ。」
「解ってらっしゃるのなら、もう何も云いませんが・・・
それに昨晩は・・・云える状況ではなかったですから。」
「そうだな。」

書簡を精査する視線を外し黎翔の方に向けると、
李順にしては珍しく柔らかく安堵した表情を見せ更に黎翔へと告げる。

「それにしても、夕鈴殿が回復してくれてよかったですよ。
あのまま、もし亡くなられたなんてことになってたなら、
親御さんにどう弁解しても許される事ではないですからね。
しかし、嫁入り前の身体に傷を付けたことに関しては、
如何したら良いのかを考えないといけませんが・・・
危険手当を渡すだけと云う訳にはいかないでしょうから。」

さすがにどうするべきかを考えあぐねている様だった。
それを見た黎翔は、ニヤリと微笑んで決定的な事を宣言する。

「そんな事をお前が気にする事はない。
簡単な事だ―――私がもらい受ければいいだけの事だ。
それこそいい口実だ。」
「へ・・・陛下・・・・今なんと仰いました?
そんな事許される訳がないでしょう!!」
「何故だ?」
「何故って仰っても・・・・彼女は庶民なのですよ。」
「それが如何したと云うのだ・・・古狸共の薦める、
どうとも知れない世間知らずな娘よりもシッカリしているのだし、
何が不満だと云うのだ!!」

黎翔の自分に向ける瞳が真剣そのものであったことから、
これは真意なのだと云う事が解る。
そう李順は理解した・・・・これは以前自分が
『最終的には陛下の決定に従う』と云ったことを全うして、
この事態をいよいよ甘受しないといけなくなったのだと。

「それは、夕鈴殿にも?」
「いいや、まだ云ってはいない。意識のある時にはな。」
「はい?」
「いや、こちらのことだ・・・もう少し回復したらキチンというつもりだ。」
「そうですか・・・・では、もう考え直す事はないと云うことなのですね。」
「くどい!!もう決めたのだ!!
もう駄目だと云われた時に離せないと思ったのだから、
撤回するつもりはない。いいな!!」
「畏まりました。陛下の御意志として承り、
どんな邪魔も入らない様に致しましょう。」

李順は立ちあがり、黎翔に深く頭を垂れた。
それは、黎翔の決めたことに恭順の意を表することだった。
ずっと一緒につき従ってきてくれた李順の決意を汲み取ると、
次第に小犬モードに切り替わりやんわりと悪戯っ子の様に言う。

「まぁ、夕鈴が承知してくれたらね・・・こんな怖かったり、
痛い思いをするような後宮にはいられないから帰して下さいって云われたら、
この話は無かったことになるけどね。ここは僕の腕の見せ所かな?」
「そうですね・・・・・まぁ、頑張って下さいとしか云えませんがね。」

二人は顔を見合わせると、大きな声で笑い始めた。
張りつめていたものが緩んでいくのを、お互いが感じたのだった。

「ところで、話は変わるが、あの者たちはどうした?」
「色々と話してくれましたよ。もう昨晩の内には黒幕の官吏も捕えに向かわせましたし。」
「ほう、さすがと云うべきだな。」

先程とはうって変わって狩りを愉しむ様な若い狼の雰囲気を纏い、
今からのことに思いを馳せると、ニヤリと鋭い瞳を李順に向ける。

「では、後は好きにしていいのだな!」
「御意!!」

その言葉を聞くと、直ぐに地下牢に向かった。
門守に扉を開けさせ、中にいる賊に対峙する。
但し、もう生気が残っている者は皆無と云ってもよかった。

「李順・・・・お前、かなりやったんだな。」
「まぁ、私も少々いらだっておりました故。」

バイトとは云え、曲がりなりにも妃である夕鈴を後宮で亡くならせたとでもなったら
大きな問題にも為り兼ねないし、それより陛下がその後如何なるのかが解らないのだ。

「お前らはこの国の王である珀 黎翔を狙ったのだ、
その度胸は褒めてつかわそう・・・だが、お前らは重大な事をしでかしてくれたのだ。
私の唯一の妃を傷つけたのだ、これは万死に値する。
因って・・・・・後は云わなくても解るな!!」

深紅に冴えわたる瞳に圧倒され牢内の者が頭を抱えて唸っており、
そこに漂う悲壮感はヒシヒシと黎翔や李順にも感じられた。

「―――と言いたい所だが、妃がお前たちの命乞いをしていたのだ。そ
れを処刑していまうと彼女が哀しむだろうから、それだけは思い直しすことにした。」

隣りの李順がいぶかしむ目つきで黎翔を見ていた。
きっと怒りに任せて、この場で処刑してしまうのだろうと思っていたから。

それが黎翔に伝わったのか・・・李順を見るとニヤリと微笑んだ。

「ただ、お咎めなしとはいく訳はないくらい解るだろうな。
よってお前たちは開墾地へと送ることとする、
そこで一生開墾してもらうこととする―――以上だ!!」

ある意味命が助かっただけでも良しとしなければならないのだろうが、
その開墾地も大変な場所なのだ・・・・1年の気候変動は激しく、
過酷な労働とそして終りない広大な荒れ果てた大地。
ただ医療設備等は整っているから、その点に関して環境としては劣悪なモノではない。

李順を見ると、『それでいいのでは?』と黎翔の決定した事項に異論はないらしく、頷いていた。
そして黎翔はもう用は無いとばかりに、門守に命じて扉を締めさせた。

一つ厄介な事は終った。
後は一つだけ・・・・・それで夕鈴の元へ行ける。
黎翔は自然と早足で目的の場所へと向かう。

そこは地下牢ではないもののその前や外の窓の下に兵士を配して、
中にいる者が安易に逃げられないようにしている部屋だった。
突然の陛下の来訪に、扉の前の兵士は直立不動で敬礼をし丁寧に扉を開けた。

「待たせたな。」

黎翔は入るなり、中にいる人物に声を掛けた。
そう、秀偉に・・・・。

「いえ・・・・・・・。」

短く答えてそれ以上言わない秀偉の意図を汲み取り、
黎翔は秀偉が聞きたいであろう事を話してやる。

「夕鈴なら、大丈夫だ。もう心配はいらない。」
「もう・・・というと?もしや・・・」
「察しがいい事だな。昨晩は確かに危なかったのだがな、
持ち直して順調に回復している。」
「そうですか。」

秀偉の心底安堵した様で大きく深呼吸をした。
それを黎翔が見届けると、徐に話を続ける。

「私がここに来た事は、もう解っていると思うのだが・・・。」
「はい、それは処刑についてですね。」
「なるほど・・・・この男は、頭が切れますね。」

李順も秀偉の先程からの勘のいいところを認めたようだ。

「では、申し伝える・・・董 秀偉、お前には申し訳ないのだが死んでもらう事とした。
とは云っても、表向きだ。お前のその洞察眼を私の為に使って貰おう。
地方に赴き、秘密裏に官吏・領主の動向を監視して、
もし不正等があれば私に報告してもらうこととする。
・・・・これは其処に住まう民たちの為である。どうか?」
「はい・・・・畏まりました。もとい、私は大切なお妃様の御命を危険に晒してしまいましたので、死んでお詫びすべきだと考えておりました。ですので、陛下のお役に立てるのならば一生お仕え致します。」

秀偉は、その場に跪いて深々と頭を下げた。

「では、申しつけよう。董 秀偉、お前を地方監視官に命ずる。
これより順次地方に赴くこととせよ。」
「御意!」

そして、黎翔はそのまま李順と部屋を出て行った。
残されたのは、秀偉と部屋の隅にいた浩大。

「じゃあ、これから準備する事だね。
まぁアンタの死亡届とかは陛下の側近なんかがやるから、
まだ2、3日は此処にいることになると思うよ。」

浩大は、伝えておくことだけ言うと『お役御免』とばかりに窓からヒラリと居なくなった。

夕鈴ちゃん、無事なんだね。
ホントに良かった・・・・・・・・。

残された秀偉の瞳からは涙が溢れ、幾筋かの涙が頬を伝っていた。

賊と秀偉の処分言い渡しを終え全ての面倒事が片付くと一応執務室に戻った黎翔は、やっと夕鈴の所に行けると意気揚々としていた。
そこにすかさず李順は『申し訳ございませんが・・・』一言付けて書簡を黎翔に手渡す。

「これは、何だ。」
「何だと仰られても・・・・・急ぎの書簡に決っているではありませんか。」

書簡を見詰めて、黎翔は深い溜息をつく。

これでは、夕鈴の所にいつまで経っても行けないではないか!!
怒り心頭なのだがそこを抑えて仕方ないと諦め、
いつもよりも倍以上の速さで書簡に署名していく。
ものの半刻も経たない内に、渡された書簡全てを片付け李順に乱暴に押し付ける。
そして、李順に狼の声音で釘を差しておく。

「では、行って参るが・・・・・李順云っておくが、
まだ夕鈴が心配だからこの後今日は此処に戻るつもりはない。
いいな、くれぐれも書簡など後宮に持ち込むな!!
宰相が何を云おうと受け付けないからな。」

キチンと申し伝えておかないと、邪魔されたのでは敵わないからだ。
今から自分にとって最も重要で大切な事を告げに行くと云うのだから。
流石に李順も自分の命は惜しいようで、深々と頭を下げ短く「畏まりました」返答しておいた。
その言葉を聞くと、黎翔は弾かれた様に執務室を出て行った。




続~次回はラストです~


つらつらと・・・0115 

こんばんわ!!

原稿の合間に、連載を書いてみました。
って云っても、スンゴク短くてスミマセン。

この先の展開への布石だとお思い下さい。

さてと。
年末に日本一の大門松を見に行きまして・・・・
その時写真を撮ってみましたので、今更ながらではありますが
Upしておきます。


ホントに大きくて、ビックリしました。



DSC_0346.jpg

DSC_0347.jpg
  

DSC_0357.jpg
隣りに並べられた通常サイズの門松を見ていただければ、
どれくらい大きいのかわかると思います。



それでは、連載の続き・・・・・・あまりお待たせしないように頑張ります。
次はいよいよ夕鈴たちとの再会です。
うふふ~~私が楽しみなんですよね。



瓔悠。


【傍迷惑な歓迎・8】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り ・ 原作外設定有り






出迎えを朔に任せてしまった悠は、馬を飛ばして街道をひた走る。
一体何を企んでいるのやら。
此処は自国だから、少しの悪戯も簡単に仕掛けることが出来る。

「黎翔殿の事だから、あれで大丈夫だとは思ってないだろうね。
まずは手始めに、民衆に国王夫婦の仲睦ましさの噂を発信してもらおうという感じかな。
まぁ、それは手堅い作戦だけどね。」

悠は薄茶の瞳を輝かせながら、口元を綻ばす。
目的地はすぐそこ。
そこは街はずれの酒蔵。
王室へも品を納めているほどの老舗中の老舗である。
悠は店の傍で馬を止めて、どこから出してきたのか眼鏡をかけると一般客を装って入っていった。

「店主はいますか?実は、あるお酒を探しているんです。」

にこやかに声を弾ます悠は、人当たりの良さげな好青年を演じていた。
少し奥で仕事に精を出していた雇人は、店先からの客の声に慌てて出迎えた。

「はい、いらっしゃいませ。店主ですね・・・・すぐに呼んで参ります。」

入って来た客の身なりで悠を貴族であろうと即座に判断した雇人。
すぐに店主を呼びに奥へと消えていく。
悠は手持無沙汰に店内の商品を見ていた。

「ああ、これは確か一級品のお酒だよね。口当たりもまろやかで・・・・そうだっっ!!これ岩圭さんにお土産にするのもいいな。」

独り言をつぶやきながら、悠は店の一番目立つところに並べられた一級品の酒瓶を手に取る。
悠は、夕鈴の父である岩圭と飲んだ時のことを不意に思い出していた。
母が父亡き後に嫁いだ相手である岩圭は、ただの下級役人だった。
あの小さくとも暖かい家でどんな暮らしをしていたのだろうか・・・・そして、黄陵国のことも忘れ、ただの庶民として何を思っていたのだろうか。
悠は云い知れぬ、母への想いを胸に抱いていた。

「どうも、遅くなりまして申し訳ありません・・・・・特別な酒をお探しと聞きましたが。」
「ああ、店主なのですね。実は・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「それならば。」

悠が探していたお酒は、確かにこの店に存在していた。
店主は奥から、丁寧な包みにくるまれた酒を出してきた。
そして悠は手には2本の酒瓶を持ち、ホクホク顔で店を後にした。

「さてと・・・・欲しいモノも手に入ったことだし、王宮に帰るとするか。
そろそろ、夕鈴さん達も到着しているだろうしね。」

馬の腹を鞭でぴしゃりと叩くと、全速力で駆け抜けて行った。
悠が探していた酒とは??
そして悠の歓迎とは??

ニヤリと微笑む悠の悪戯は、黎翔と夕鈴にどんな展開をもたらすのか??
それは、それ・・・・・・・・悠が王宮についてからの事で。
さて、これからが楽しみである。



続。


【そして一つの可能性・13】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り








黎翔は夕鈴を抱きかかえたまま回廊を大股で歩き、そのまま後宮内にある神殿に入って行った。

此処は、普段なら神事の時にしか立ち入らない場所。
そして・・・・黎翔は神なんか信じてはいない。

如何して此処に来たのか?
それは一重に夕鈴と二人っきりになりたかったから。
・・・ただ、それだけ。

祭壇の近くまで近寄り夕鈴の身体を横に抱き替えると、
そのまま自分もゆっくりと座り込んだ。
夕鈴の顔を覗き込むと、蒼白な顔色で茶色の瞳は堅く閉じられている。

「夕鈴・・・・・・・。」
周りの壁に反響して、思ったよりも大きく聞こえてくる自身の声。
情けないくらいに覇気もない。

こんなに私は夕鈴に溺れていたんだな。
その存在の大きさに気づくのが失いかけてだとは、全くもって忌々しい。

「ねぇ、目を覚まして、その茶色の瞳に僕を映してよ。」

ぽつりと呟くが腕の中で昏々と眠る夕鈴には全く届いていないのか、微動だにせず瞬き一つもない。

気が付くと、黎翔の頬に一粒の光るモノが・・・。
それに気付き、手の甲で拭ってみると、微かに水滴がついている。

「涙?これが涙なのか??」

自分が流した涙に驚き、目をパチパチさせる。
そして目を開くと、周りの視界がボンヤリとなっていた。

そして、それがきっかけで自分の中の強い感情が身体中を駆け巡り、
何かに揺さぶられるように感情の暴風が吹き荒れ外へと飛び出していった。

「夕鈴!!私を置いて逝くなどと、許せる道理はない。
神がそして冥府の王が許しても、私は君を手離さない!!
絶対にだ。だから早く目を覚ましてくれ!!
もう私は決めた・・・・君を正式な妃にすると。
誰にも邪魔はさせない・・・だから私の為に生きてくれ!!」

黎翔は力の限り叫んで、夕鈴の身体を揺すってみた。
それだけでは済まないらしく、顔を近づけてその青ざめた唇に自身の命を吹き込むかのように、荒々しく口付けた。


その時。
不意に周りの空気が震えた様な感覚がして、唇を離し夕鈴を凝視した。
睫毛がフルフルと細かく震え、ゆっくりと開いていったのだった。

「へ・・・・・い・・・か?」
「夕鈴!!夕鈴、ゆうりん・・・・・・・。」

そのまま掻き抱いて、何度も何度もその愛しい名を呼び続けた。

「へい・・・か、です・・・・・・・よね。・・・どうし・・・・たんです?」
「いいよ、しゃべらなくて。」
「でも・・・・・ここ・・・は・・・・どこ・・・なんです?」
「此処?ああ、後宮内の神殿だよ。此処には僕と夕鈴しかいないから大丈夫だよ。」
「そうです・・・か・・・」
「・・・・・・・」

そのシッカリと開かれた茶色の瞳には、確かに自分が写っている。
夕鈴の瞳は明らかに生命力が宿っており、意識もはっきりとしているようだ。
このまま2度と目覚めないのでは・・・などと、考えたくはないがそう思っていただけに、言葉が出なくなるほどの悦びが身体中を駆け巡る。

黎翔は安堵してようやく大きく深呼吸を一つした。
そして自身の腕の中でシッカリと抱きかかえられいる夕鈴を見てみると、
さっきまで生死を彷徨っていたとは思えない程の力で自分から逃れようともがいていた。

「痛っ!!」
「夕鈴・・・・ほら動いたら傷に触るし、さっきまで昏睡状態だったんだから大人しくしていてよ。」
「でも・・・・」
「でも、じゃない!!!」

きっぱりと夕鈴の反論を封じ込めると『もう逃さない』とでも言う様に、更に動けないようにシッカリと抱きとめた。
そんな黎翔に抗う事をやめた夕鈴はじっと天井を見上げ、何やら考え込んでいるようだ。

陛下・・・・・いつもと同じ様子だし、此処には二人だったって言っていたし。
じゃあ、さっきのは夢だったのよね。



******




「ココハドコ????」

そこは冷たい霧雨が降るひんやりとした暗闇。
私はただこの暗闇と雨から早く逃れたくて、遠くに光っている所を目指そうと速足で歩く。

そこにポツンと座りこむ男の子が・・・・。

「ドウシタノ?」

その子が徐に顔をあげると、齢6歳ぐらいだろうか・・・
不思議なことに陛下によく似た深紅の瞳が印象的な男の子が泣いていた。
そして顔を上げると私を食い入るように見詰めた。

『だって、勝手に居なくなろうとするから・・・』

云いたい事だけ告げるとまた激しく泣きだしてしまった。
私は何と答えて良いの解らなかったから、その頭を撫でるしか出来無かった。
でも一向に泣き止まなかったから、誰のことを云っているのかはわからないけど答えてあげた。

「イナクナンテ、ナラナイカラ!!」

って約束したら、その子が笑顔になった。
すると目の前に光が差し込み始め、気がつけば光りの洪水に私はその場所から弾き出されてしまっていた。


*********


よく考えたら、おかしな話で・・・。
陛下によく似た男の子だとは云え、陛下が泣くなんて事はあり得ないし、
第一それじゃあ臨死体験って感じだしね・・・・・・。

でもその後に、確か陛下の声が聞こえてきたような。
必死に呼びかけてくる悲痛な声が・・・何か大切なことを言っていた気も・・・。

「あの・・・・・・・へいか・・・・・なにか、わたしに・・・・いっていましたか?」
「ああ、確かに云ったが聞こえていたのか?私が君を正式な妃にする事をと云ったのだが。」
「せっっっっ、正式な妃にですって~~~~~~痛っ!!」
「だから、興奮しないでよ、傷に触るから。」

夕鈴は驚き身体を起きあがらさせようとして、
どうやら傷が酷く痛んだらしく声も出せずに涙目になっていた。

「夕鈴・・・その事は後でゆっくりと話そう。
今は取り敢えず部屋に戻って、侍医に診てもらおう。」

黎翔はいつも通りの妖艶な笑みを夕鈴に見せ抱きかかえたまま立ちあがる。
そして真っ赤に頬を染める夕鈴のことは見ないふりして、そのまま涼しげに歩いて行った。
その腕で夕鈴の体温をシッカリと感じながら。

暖かい・・・・ちゃんと生きてる。

同じ道のりなのに先程の切羽詰まった気持ちとは間逆で、
心の奥底が暖かくなるような感覚を味わっていた。

「大丈夫?傷に触るだろうから、ゆっくりと歩いているつもりだけど・・・痛まない?」

抱かれた夕鈴は堅く目を瞑っているから、
痛んでいるのかどうかが解らないから気になって聞いてみた。
その言葉に閉じていた瞳をジンワリと開いて、
抱かれたまま見上げるとニッコリと微笑んだ。

「大丈夫です。」

・・・但し、その後はまた茶色の瞳は直ぐに閉じられた。

かなり痛むのだろうが、我慢して大丈夫と言ったんだろうな。
早く侍医に診せた方がいいな。

逸る気持ちを抑えつつ、夕鈴になるべく負担は掛けない様に注意を払いつつ少し速度を早めた。

「侍医は控えておるのか?」

黎翔の大きな声が部屋中に響き渡る。
隣りの控えの間から、慌てて転がり出て来たのは侍医達の中では一番年若い侍医。
ただし、腕は確かなのを買われて抜擢されている注目の者だ。

「は、はい、陛下此方に・・・。」
「他の者たちは!!」
「取り敢えず、詰め所の方に戻りまして御座います。」

申し訳なさそうに、拱手したまま答える。

「まぁ、仕方もあるまい。妃はもう駄目だろうという見解だったからな。
直ぐに使いをやって呼び戻してこい!!妃が気が付いたのだ!!」
「お妃さまが・・・・・・あっ、ハイ!!!ただ今直ぐに!!」
「では、先に寝室に連れて行く故、直ぐに頼んだぞ。」

黎翔は命を言い放つと夕鈴を大切そうに抱き直して、寝室へと消えて行った。
それから部屋中はごった返したように慌ただしくなり、侍医達に加え侍女達も揃えられたのだった。

「陛下・・・・・宜しいでしょうか?」

帳の外から、侍医達が揃った様で様子を窺ってくる。

「揃ったようだな。では妃を頼む。」

その言で侍医達が入ってきて診察を始めたので、
黎翔は傍の壁際まで退いてその様子をジッと見守っていた。

「陛下、お妃さまはもう大丈夫でございます。
お気づきに為られたことでお命の危険も無くなりましたから、ご安心ください。」

黎翔の気持ちを慮って、侍医長が安心させるように言葉を紡ぐ。
そこでようやく張りつめていたものが緩んだように、黎翔は大きく深呼吸をした。

「では、我々は下がります。また早朝に窺わせて戴きます。
何かありましたら、控えの間にてこの者を待機させますので、
直ぐにお呼び下さい。
あと、お妃さまにはぐっすりお休みいただけますように薬を処方致しておりますので、朝までは目をお覚ましにはなられないと思います。
では・・・。」

伝える事だけハッキリと言うと、侍医達は若手の侍医を残して早々に辞して行った。
二人きりとなった寝室・・・・・先程の喧騒がうそみたいに、夕鈴の規則正しい寝息だけが聞こえてくる。
寝台の傍に椅子を運んで腰かけると、夕鈴の寝顔をジッと見詰めていた。

頬には先程と違いホンノリと赤みが刺し、生気が満ち溢れている。
その頬に手を添えてゆっくりと擦ると安心感が胸の奥で広がり、急に眠気が襲ってきた。

「ふぁ~~~~~~夕鈴、お邪魔するね。」

大きく欠伸をするとそのまま布団に滑り込み、夕鈴の隣りで眠りについた。
やっと安心して眠ることが出来る・・・その幸せを黎翔は微睡みの中で感じていた。


朝日の眩い光りが窓から差し込み、新しい一日の始まりが訪れる。
昨晩の事がウソみたいに、穏やかで暖かい陽の光・・・・その光を身体に取り込み、目を覚ました。
黎翔は隣りで寝息を立ててまだ眠っている夕鈴を起こさない様に、長い金茶の柔らかい髪を撫でてみた。

もう大丈夫だな。
昨日はどうなる事かと思ったが・・・・。

「うぅ~~ん。」
「夕鈴?起きたの?」
「え・・・・・へいか?・・・・」

未だ処方された薬が切れていないらしく、まどろみ潤んだ瞳は焦点が合っていない。
どうやら僕の姿をキチンと把握していない様だ。

「夕鈴、まだ休んでいていいよ。僕は李順のとこに行ってくるけど、また戻ってくるからね。」

夕鈴はボーとした眼差しで見ていたが、段々シッカリと僕を見据えていた。
そして目つきがジトッとしたモノに変わる。
これは、そう寛いでいる僕に無言の抗議をしているようだ。

もしかして、この状況を理解してきた?

「あの、陛下・・・一つ質問してもイイですか?」
「いいよ。僕が答えられる事ならね。」

昨晩、生死を彷徨っていたとは思えない回復ぶり・・・ここはシレ~としているに限るよね。

「あの・・・・では、どうして陛下が今時分に私の寝室にいて、
何故床を同じくしているんでしょう?」
「どうしてか?と僕に問うの?」
「はい。」
「その訳はたった一つしかないよ。夕鈴が心配だったから。」
「それは、どういうことで?」

夕鈴の質問攻めは続く。
だったら、ここで話題をスリ変えておこう。

「夕鈴は覚えてる?賊の放った手刀が夕鈴の背に命中して、怪我をした事?」
「あっ、何となく・・・・・背中が焼けるように痛いと思ったところまでは覚えていて。
その後、陛下に何かお願いした様な・・・。」

「そうだよ!!夕鈴は自分を襲った賊の命乞いをして・・・・。」
「なんだかボンヤリとそんな言っていたような・・・・あっ!陛下、秀お兄ちゃんは????イッッ~~~~。」

身体を急に起こそうとして夕鈴は背中に激痛を感じて固く目を瞑る。
黎翔も身体を起こし、そっと注意しつつ夕鈴を寝台に横たえた。

「夕鈴、無茶しないで!君は昨晩出血が中々止まらなかった事が原因で、昏睡状態だったのだから。」

黎翔の深紅の瞳は心配そうな色合いで、少し陰っているように見えた。

「ごめんなさい・・・・・でも、秀お兄ちゃんがあの後如何なったのかが気に為って。」

黎翔は、夕鈴に聞こえない様にぼそっと独りごちた。

「妬けるよね、全く・・・・・・董 秀偉だったっけ、大丈夫だよ今のところはね。
色々と事情は聞かないといけないから拘束はしているけど、手荒な事はしていない。」
「そうですか」

夕鈴もそれ以上は聞かなかった。
陛下を弑逆しようとした賊の仲間だったのだから、ただでは済まないだろうということくらいは想像できる。
でも、何処かで許して貰えないのだろうかという淡い期待もあるのだが、
自分がそれを陛下に懇願するのは筋違いなのだと思った。
だからこれ以上は言わないし、聞かない事にしたのだ。

そこで夕鈴は先程の質問の答えを陛下から貰ってないことを思い出した。

「陛下・・・答えは?」
「何の?」
「だから、何故、今も同じお布団に陛下がいるのでしょうか?」
「・・・・さっきも言ったけど、心配だったから・・・。」
「それは先程聞きましたが・・・・。」

黎翔は黙り込んでしまい、夕鈴に切なげな瞳を見せる。
何故?僕が心配して居ても立ってもいられなかった事が解らないんだと云う悲痛な眼差しが夕鈴を射ぬいた。

「解りました・・・・・・・今日の所は、それでイイとします。」
「じゃあ、李順の所に行ってくるから・・・シッカリと休んでいるんだよ。」

寝台から降り立つと、そのまま身を乗り出して前髪が分かれて露わになっている夕鈴のおでこに優しく口付けた。
途端、真っ赤になってそっぽを向いてしまった夕鈴の背中を愛おしそうに見詰めながら、黎翔は夕鈴が生きていてくれた喜びを感じていた。
そして一言、夕鈴に告げた。

「夕鈴・・・後で大切な話があるから・・・。」

そうして寝室を後にすると、居間で控えていた侍女に後を託し部屋を出て行った。
残された夕鈴は、口付けられたおでこを手で押さえながら、真っ赤になった頬を鎮めようとしていた。




続。


【そして一つの可能性・12】 

【設定】

臨時妃 ・ 原作寄り ・ オリキャラ有り







慌てて後宮に赴いた黎翔は扉を乱暴に開けると、
ツカツカそのまま案内も無しに部屋に入り夕鈴の寝室へと向う。
侍女たちは隅に控えているが、主である夕鈴の容体がよくない事を知っているのか、
すすり泣く声が微かに聞こえてくる。

黎翔も解ってはいた――――浩大の焦った声と顔つきで、
夕鈴の容体が急変したという事は。
でも、そんな事は認められない・・・そして認めたくはなかった。
自分を置いて違う所・・・・もうニ度と手の届かない所に飛び立つなんてことは、
許可出来る筈などない。

帳を上げて寝台の傍に近づくと、そこには土気色の顔色で浅く呼吸している夕鈴が横たわっていた。
黎翔が来たことで侍医達は少し寝台より離れ壁際で控えており、誰もかれも黎翔の言を待っている。
ここで余計なことでも云おうものなら、黎翔の逆鱗に触れかねないからである。
ただならぬ緊張感が辺りに漂っていた。

「どういう事だ。」

低く怒気を抑え気味に黎翔は尋ねる。
一番高い地位にあるであろう侍医が、頭を下げつつ静かに答えた。

「お妃様の脈が段々と小さくなっているのであります。
どうやら血止めを致しましたが、中々止まらなかったのが原因でありましょう。
後はお妃さまのお気力に頼るしか・・・・。」

『バンッ』

大きな音がして侍医が頭を上げると、苦悶に満ちた表情の黎翔が壁を叩いたのであった。
黎翔の行為に恐れをなして、隅で固まって震えている侍医達に低い声で淡々と命を告げる。

「下がれ。」

その一言で侍医達はやっと此処を辞する事が出来るとホッと安堵し、恐る恐る寝室から出て行った。

それを確認すると、夕鈴が眠る寝台に近寄りその淵に腰掛け、
眠り姫の様に眠る寵妃をジッと見詰めた。
その土気色の頬にそっと手をあて、静かに擦ってみる。
けれど目を開けるどころか、身動き一つしない。

どうして自分はこんなにも無力なのか・・・・・夕鈴がこんなに苦しんでいるのに何ひとつ出来ないとは。

黎翔はうなだれて、夕鈴の髪を一房取ると、そっと口づけた。
医師ではない自分が出来る事など、たかが知れている。
傍にいる事だけしか、ただ見守っている事ぐらいしか・・・・ない。

「夕鈴・・・・・・。」

優しく名を囁くと、黎翔は大きく深呼吸しそのまま立ち上がり身を乗り出して、
その少し開いた唇に自分の唇を重ねてみる。
夕鈴の熱い吐息が自分の中に入ってくる。
その熱い吐息にはわずかながらではあるが生命力が溢れており、
夕鈴の『生きたい』という意思が宿っている気がした。

まだ、夕鈴は生きようと頑張ってくれている。
だから自分がここで諦める訳にはいかない。

「夕鈴、お願いだから目を覚まして・・・僕の味方に為ってくれるって約束したじゃないか!!
まだまだ僕には君が必要なんだ!!だから・・・・。」

黎翔は掛け布から出た白い手をシッカリと握り、
意識のない夕鈴に必死に語りかけ目を覚まさせようと試みる。

「ねぇ、早く起きないと、口付けだけじゃ済まないよ。それでもいいの?」
「早く治って、またゆっくりと庭園に散歩に行こうよ。」
「また夕鈴の作ったご飯食べたいよ。何なら僕と一緒に作ったっていいんだよ。」
「お忍びで下町に遊びに行こう・・・・青慎君も待っているから。」

ただ、ただツトツトとたわいない事を優しく語りかけ続けた。

そして。
そのまま夜が更けていった。

夕刻からのこの騒動にさすがに黎翔も疲れてしまったのか、
段々と瞼が落ちていきウツラウツラしてくる。
そして気が付くと夕鈴の寝台の上に上半身を突っ伏して眠り込んでしまっていた。




『陛下・・・・・陛下・・・ごめんなさい、私、もう駄目かも・・・・。』

目の前は、サァ―――と霧に覆われた様に白くけぶり何も見えない。
夕鈴の哀しげな声が何処からとなく聞こえてくるだけ。

『夕鈴!!何処にいるんだ!!ダメだなんて云わないでくれ!!』

大きな声で力の限り叫んでみる。

『陛下・・・・そんなに哀しまないで下さい。きっと陛下には優しいお妃さまがお越しになりますよ』
『そんなものは必要ない!!夕鈴が傍にいるのだから・・・・・』
『ダメですよ、私は偽物なのだから。陛下には相応しくは有りません・・・だからこのまま・・・・・』
『相応しくないなどと!!そんなことは私が決める事なのだから、君が決めつける事ではない!!』
『どちらにしても、私はそろそろ行かないといけないですから。だから・・・。』
「何処に行くと云うのだ。君が有るべき場所は私の傍だけだ!!』

力の限り叫んでみても夕鈴の姿は影形も見えず、
ただむなしく自分の声が跳ね返ってくるばかりだった。

『夕鈴!!!!!!!』


力の限り叫んだ黎翔は、その自分の声で目を覚ました。

辺りは真っ暗ではなく、恐らく侍女が気を利かせて灯したのであろう常夜灯から薄明かりがほんのりと灯っていた。
黎翔は先程見た夢が気に掛かり、身を乗り出して夕鈴の様子を窺った。

細々とした息づかいで今にもその吐息は消え失せてしまいそうで、
黎翔は慌てて手を取ると脈はかなりか細くなっており、今にも止まりそうである。

「侍医は、侍医は控えているか!!!」

頭の中で危険信号がチカチカ点滅しており、このままでは夕鈴は逝ってしまうと云う事だけはハッキリと認識でき、大声で叫んだのだった。

そして黎翔の荒々しい声で、転げるように侍医の一人がバタバタと入ってきた。

「陛下、如何なさいましでしょうか?」
「夕鈴の脈が先ほどよりも細くなってきているんだ。早く診てくれ。」
「畏まりました。では、失礼いたします。」

侍医が寝台に進み寄り、夕鈴の白い手を静かに取ると脈を測り始めた。
その表情は徐々に難しいものとなり、事態が余り良くない事を暗に示していた。

「如何なんだ!!」

黎翔は思わず口を挟んだ。
まだ診察は終っていないというのに・・・・。

「恐れながら、陛下・・・・・・私はこんな事は云いたくは有りませんが、
お妃様の容体は持って2、3日というところでしょうか。」
「な、なん・・・だと。今、なんと云ったか?」
「・・・・言いにくいことでございますが、あと2、3日の御命だと・・・。
私共も、手を尽くせる事は誠心誠意込め全て致しました。」
「先程はその様な事は、一切言っておらなかったではないか!!」

黎翔の認めたくない心情がほとばしる様に大声が寝室に轟く。
それに恐る恐る答えるのは年長の侍医だった。

「何しろ手刀を抜いた後にも実は出血が続いておりまして・・・抜く際には注意深く致したのですが、太い血管の近くを掠めたのでしょう。そしてそのことを陛下にお伝えしなかったのは、出血の量は大量と云うほどではなかったのですから、あの時は直ぐに止まるであろうと私共も思っておりました故。」

この状況は黎翔にとって信じがたいものであり、枕元に控えめに置いてある秋桜が活けられた青磁製の花瓶を、徐に手に取るとそのまま床に叩きつけた。

『ガチャン!!』

大きな音がして花瓶は粉々に砕け、秋桜もろとも床に散らばった。
そう黎翔の今の心を表わすかのように・・・・・・。

「私は断じて認めない!_こんなことは認められない。何とか為らないのか?
お前たちは国一番の名医ではないのか?その名は伊達なのか!!!
何とかしろ!!夕鈴をこのまま逝かせてはならない!!」

黎翔は夜中で有るにも関わらず、辺りに響き渡る様な怒号で侍医を責め立てる。
その怒号に恐れ慄き、侍医は低頭したまま身動き一つする事はなかった。

そのことからも、侍医達も出来うることは全てし尽くしたと云う事が伺い知れた。

「もういい・・・・下がれ。」

喉の奥から絞り出すような声で静かに告げ、手を上げて侍医を寝室から出て行かせたのだった。

夕鈴、これで二人っきりだよ。
誰も邪魔はさせないし、まだ君を冥府の王の許へ行かせる訳にはいかない。


黎翔は寝台の上の掛け布をハラリと剥ぎ取ると夕鈴の身体を自身の腕で抱きかかえ、
そのまま寝室を出て戸口へ向かおうとする。

「陛下、どちらへ行かれますか?」

侍医達は一同顔を見合わせ驚き、一番歳のいった侍医長が代表として静かに尋ねる。

「お前たちは、妃が後2,3日の命だと言った。
だからその間、二人っきりにさせてもらうことにしたから邪魔立てするな。」

黎翔の真摯な瞳に押されて、侍医長は何も言えなかった。
そのまま王と妃がゆっくりと戸口の向こうに消えていくまで、頭を下げて見送ることしか出来なかった。





続。


寒中見舞い申し上げます 

ゲスト様、寒中見舞い申し上げます。
(スミマセン・・・ウチは喪中なもので)

こんばんわ。

明日からまた日常が始まります。
その前に、新年のご挨拶をっっ!!!!


昨年はこちらのブログを立ち上げまして、ボチボチとゲスト様の訪問者数も伸びてきて
何とか軌道に乗せることが出来ましたことをここにお礼申し上げます。
本当に有難うございます。

まだ3月までは2足の草鞋を履いている関係上、こちらもボチボチ更新となると思いますが
それでもOKでしたら、ご訪問お待ち申し上げております。




さてさて、私も明日から仕事始め。
また色々なことがあるとは思いますが、愚痴愚痴と愚痴を吐き出しながら頑張ろうと思います。
そして2次の活動は、まず3月のオンリーへの原稿を早急的な課題として取り組んでいこうと思います。
出来ればその合間でちんまりとこちらの更新もしていきたいです。



え~~と、まだ家事等が残ってますので、今日はこの辺りにしておこうと思います。
新年のご挨拶コメントいただきまして、有難うございます
返信は明日にしたいと思います。
それでは今後とも宜しくお願いいたします。


瓔悠。




追伸!!!!
現在、カウンターが『771』となってます。
気分転換にリクエストを受け付けたいと思います。
カウンター『777』になったを見た、ゲスト様がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
謹んでリクエストを受けさせていただきたいと思います。
奮ってご参加くださいませ。


(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

瓔悠

Author:瓔悠

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